「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」

「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」

「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」
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これは、世界ナンバーワンマーケティング・コンサルタント、ジェイ・エイブラハムの一つのコンセプトです。
写真は邦訳された書籍。
今では、Amazonのマーケットプレイスで8000円ほどで値がついています。

私自身は、このジェイ・エイブラハムのマーケティングコンセプトをずっと学び続けてきた身です。

基本的に、お金があろうとなかろうと、いかにお金を掛けずに、あるいは低額で売上を伸ばすのか…というのが、私のマーケティング・コンセプトの根底にあります。

さて話は変わります。
今週、行政書士の仕事として、公正証書による遺言書の作成に立ち会いました。
公正証書は公証人が作成する公文書です。
公正証書による遺言は、遺言者がその公証人の作成した文書に署名押印することで遺言書となります。

そして、公正証書遺言には、遺言者が2名証人として立会する必要があります。
そこで、私と事務員が立会いをしました。

公証人といってもいろいろいます。
いわゆる法曹OBとして、検事や裁判官を引退した人が務めることもあります。
あるいは、法務局OBが務めることもあります。

これまで、数人の公証人とお付き合いしてきましたが、素晴らしい人もいれば…二度とこの人には頼みたくない、という人もいます

そんな中で気づいた話です。

割とよくお世話になっている、ある公証人がいます。
物腰が穏やかで、非常に丁寧な仕事ぶりです。
まさに「老紳士」という表現をしたくなります。
あんな歳の重ね方をしたい…そう憧れすらします。

彼は、遺言書の作成が終わったら、必ずこのように遺言者に声を掛けています。

「遺言書は作成しましたが、これで終わりということではありません。今後いろいろなこともあるでしょう。内容はいつでも変更は可能です。何かありましたら、いつでも当職か、今回間に入っていただいた行政書士の先生にご相談下さい」

今週、別の公証人の元で遺言書を作った時に、このような
「毎回当たり前のように聞いている」
この言葉がありませんでした。

一緒に立ち会った事務員に言わせれば、その人事があるのとないのとでは、安心感がまるで違うとのこと。

確かにそういう面もあります。
ただ。
私自身は、行政書士としてではなく、マーケティングに携わる身として、この一声×行為を賞賛せずには居られません。

この一言は、まさに一石三鳥なのです。

1.教育
まずは、「遺言書は作ったら終わりではない」という教育。
多くの場合、「遺言書を作ったし、これで安心…」と思ってしまうかもしれません。
ですが。
例えば、
「全財産を長男◯◯に相続させる」
などという遺言書を作った直後から、長男がそれにあぐらをかいて、親に対してひどい仕打ちを繰り返すかもしれません。
だからこそ、いつでも遺言は書き換え可能、という教育をしたのです。

2.安心感
上記の教育と一部重なる部分でもあります。
知らなかったことを知ったらどうでしょうか。
特に、多くの人は公証役場なんて行ったこともなければ、公証人など会ったこともないでしょう。
そんなある意味緊張感の中にあって、遺言書の作成が終わりました。
非常にドライな事務手続きを終えて、一息ついた時に、このような温かみのある教育を受けると、安心感をもたらせるでしょう。

3.リピートへの種
やはりマーケティングとして考えなければならないのがこの点です。
いかにしてリピートしてもらうのか。
リピートすればするほど、利益率は上がります。
特に、公証役場のような、いろいろと宣伝に規制が掛かる場面では、一度来てもらった人に、いかにリピートしてもらうかが売上への鍵です。

※公証人は、独立採算制の公務員です。売上が給料に直結します。

先ほどの、
「何度でも書き換えることができます」
という一言に、いくら掛かるでしょうか。
どれだけ手間がかかるでしょうか。

一回の公正証書遺言作成で、最低3万円以上の手数料収入となります。
遺産の額によっては、手間はさほど変わらずとも、場合によっては10万円以上の手数料になることもありえます。
コストは…ほぼ0。
紙代と自分の労力でしょう。

その労力の中に、この一言を付け加えることが、どれだけ差が出ることでしょうか。

この小さな差を積み重ねていくことが、
「お金をかけずにお金を稼ぐ」
ことに繋がるのではないでしょうか。

最後に。
とはいえ、元法務局OBの公務員です。
リピート促進…などというマーケティング的な発想で、この一言が出たわけではないでしょう。
根底にあるのは、あくまでも遺言者を思いやる優しさが、そこに現れています。
この一言を言っておいたほうがいいかどうか…その一言で遺言者が安心するから、それを言う。

シンプルですが、本当に重要なことです。

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