どれくらい昔なのかは私もわからないのですが…
今ほど海外旅行がメジャーではなかった頃,日本人の海外旅行先と言えば,ハワイ。
そしてハワイ旅行のお土産の定番と言えば,マカデミアナッツのチョコレート。
ナッツ類に目がない私としては,この手のものをもらうと,いくらでも食べてしまいそうになる,極めて危険なアイテムです。
さて。
私は,海外に「レジャー」で行ったことはありません。
敢えて言うならば…20年以上前,学校行事で行った時,その行事の合間にちょっとどこかに行ったことがある,くらいです。
あとはひたすら,セミナーのようなものばかり。
朝から晩まで,建物の中で缶詰状態。とても,空き時間にちょっとどこかに遊びに行く,という感じにはなりません。
もちろん,言語的な問題もあるのですが,それ以上に,
「もったいない」
と感じてしまいます。
なぜ,わざわざ海外まで「遊びに行かなければならない」のかが,よくわかりません。
旅行に行きたいならば国内でも十分に楽しめます。
…もっとも,どうせ行くならば私の場合「全国カピバラナビ」でもチェックして,カピバラがいる動物園の近くばかりを選ぶことになるでしょう。
さて。
これは私の感想です。
個人的な思いです。
他の人が,本当に海外旅行が好きで好きでたまらないということに対して,カケラほども否定するつもりはありません。
…本当に「海外旅行が好きならば」です。
どういうことか。
冒頭の通り,一昔前の日本で言う海外旅行と言えば,ハワイ。ハワイと言えばお土産はマカデミアナッツのチョコレート。
「〜といえば…」
という感じです。
この流れで,
「海外旅行」
が選択肢になっているのをたまに見かけます。
例えば,あるセミナーに出て,売上が大きく伸びた。
今では,
「年2回海外旅行に行けるほど稼げるようになった」
という使い方です。
こういう「成功体験を語る人」を見ると,
薄っぺらい…というか,何とも残念な人のように感じます。
似たようなものの,究極系が,
「好きな時に好きな場所で好きなことをする」
というもの。
これを「目標にしている人」の話を聞くと,「なんて残念な人なんだろうか」と感じます。
もちろん,私も
「好きな時に好きな場所で好きなことをする」
ようになれたらいいとは思います。
思いますが,それは目標ではありません。
手段です。
つまり,本当に何か達成したい,心の奥底からの願望が「ない」から,「好きな時に好きな場所で好きなことをする」と,綺麗事を並べているだけなのでしょう。
…もちろん,本当に達成したい,心の奥底の願望を「秘する」ために,敢えて「好きな時に好きな場所で好きなことをする」という方であれば,素晴らしいことです。
同じように,
「海外旅行が好きだから」
海外旅行に行くのは素晴らしいことです。
お金と時間が十分にある人が,本当に海外旅行に行きたいから行く。
それが,年1回,年2回だろうが,月1回,月2回だろうが,行きたいだけいって,心から楽しんでいるならば,素晴らしいことです。
けれど,「成功者と言えば海外旅行に行く」ものだと思って,「年2回海外旅行に行く」のであれば,実に残念…というか,無様です。
なぜなら,他の人に洗脳されて,海外旅行に行かされているようなものだからです。
さて,何で今日はこんなことを書いたのでしょうか。
それは,顧客のゴールとして,適切な設定をしているかどうか,ということです。
例えば,
「このセミナーに出れば,毎月海外旅行に行けるようになります」
というコピーを見たら,どう感じるでしょうか。
…まるで,「胡散臭いネットワークビジネスの勧誘」かのように感じるのではないでしょうか。
海外旅行を,「成功体験の象徴」にするから,薄っぺらい,胡散臭いコピーになるのです。
本当に海外旅行が好きな人は,決してこんな薄っぺらい表現はしないでしょう。
上述の通り,私はろくに海外旅行に行ったことがないのでわかりませんが,もっと「リアリティ」あふれる表現になっているはずです。
海外にはきっと素晴らしいところはたくさんあるのでしょう。
きっと,私のような「関心がない」人でも,景色を見ただけで涙を流すくらい,心が,精神が揺さぶられるような箇所はたくさんあるはずです。
だからこそ,
「安っぽい成金…にすらなれない鍍金(メッキ)成功者のインスタントな成功体験モデル」
の代表選手として,とりあえず「海外旅行」という人を見ると,無様に思えます。
では…本気で海外旅行が好きで海外力に行っている人と,鍍金成功者がSNSで見せびらかして自尊心を満足させるためだけに海外旅行に行っている人。
どう違うのか。
きっと,「言語化」できないだけで,すぐ分かるはずです。
敢えて言うならば,「一貫性」です。その人の行動言動,振る舞い,在り方の一貫性から,「本当に海外が好き」なのか,それとも「踊らされて海外に行かされている」のは,必ず伝わるものです。
だからこそ,しっかりと,顧客が何を望んでいるのかを聞いてください。
本当に欲しいものは何か。何を望んでいるのか。何を手に入れられたら,心からうれしく思えるようになるのか。
もしかしたら,
「月に1回,家族で回転寿司に食べに行く」
ことかもしれません。
そのクライアントが本気でそれを望んでいるならば,それを実現するために全力を尽くせばいいだけの話です。
30年前,40年前のテンプレートの如く,「ハワイで海外旅行」的なメッセージは時代遅れなのです。
今はハワイではなく,バリとか,セブとか,グアムとかタヒチとか…セーシェルかもしれませんが。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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