本州にいる家族から,
桜の写真が送られてきました。
そこで,
「こっち(北海道)でも咲いているよ」
とメッセージしたところ,
あっさり信じました。
私にできるのは,
せいぜいこの程度です。
4月1日。
エイプリルフールです。
何かスマートで笑えるウソを
ついてみたい。
そう思った人は
どれだけいるでしょうか。
おそらくですが…
エイプリルフールに
ユニークなジョークを
言ってみたい。
そう思った方100人中,
95人以上が,
「エイプリルフール」
当日になってから,
このように考えたのでは
ないでしょうか。
今日のテーマは,
「クリエイティブ」
です。
そもそもクリエイティブとは何か。
定義【クリエイティブ(creative)】
創造力のある・創造
(ジーニアス英和辞典)
定義【創造】
新しいものを初めてつくり出すこと
(明鏡国語辞典)
この定義を押さえた上で,
次の動画をご覧ください。
Googleの新商品。
Gboardです。
さて,
この動画を撮影するのに,
どれだけの時間が掛かったでしょうか。
そして,
この企画を考えて,
上司に稟議を通し,
実際に実現するまでに
どれだけの時間がかかったでしょうか。
もちろん,
4月1日当日に
思い立ってできるものでは
ないでしょう。
Googleのような,
世界トップ企業。
そこに集まる
天才集団。
そんな人達が,何日も何週間も…
下手をしたら何ヶ月も前から
4月1日のために備えて準備します。
しかも…
これをやったところで
何か売上が上がるのでしょうか。
まさか,
Gboardを売るわけには
いかないでしょう。
ただの
ジョーク商品です。
実際に売り出したら
売れるとは思いますが,
商品化はしないでしょう。
話を戻します。
Googleの天才集団が
しっかり準備して,
このように面白い
エイプリルフール企画に
なります。
凡人が当日になって,
「何か面白いジョークでも
ないかな〜」
など考えても,
思いつくはずがありません。
もう一度,
紹介します。
定義【創造】
新しいものを初めてつくり出すこと
(明鏡国語辞典)
「初めて」
です。
この高度な文明社会で,
全く新しいものを
「初めて」
作り出す…などということは
本当に可能なのでしょうか。
発明王トーマス・エジソン。
84歳の生涯で,
約1300もの発明をして,
1000以上の特許を
取得したと言われています。
では
この1300のうち,
「新しいものを初めて」
作り出したのはいくつあるでしょうか。
もちろん,
諸説はあるでしょう。
何を以て
「新しいものを初めて」
という見解の相違も
あるかもしれません
私が耳にしたことがあるのは,
1300の発明で,
「新しいものを初めて」
は,たった1つだけだそうです。
トーマス・エジソンは,
80歳を過ぎても,
1日16時間以上は
働き続けたと言われています。
そんな彼であっても,
本物の「クリエイティブ」は,
生涯でたった1つだけ。
私達が付け焼き刃で
「ゼロから新しく何かを創り出す」
などできるはずがありません。
ビジネスで,
本気で成果を出したいならば,
クリエイティブを諦める。
これが大切です。
例えばマーケティング。
過去のデータ分析と
適切なリサーチ。
テストマーケティングの繰り返しで
必ず成果は出ます。
クリエイティブに頼っては
成果など80年に1つ
あるかどうかでしょう。
コピーライティング。
凄いコピーを思いつくなど,
不可能です。
私がコピーライターになった,
と知人に行ったら,
「そんな才能あったんだ」
と言われたことがあります。
断じて,
コピーは才能やクリエイティブで
書くようなものではありません。
これも同じです。
過去の分析とリサーチ。
テストの繰り返し。
これしかないのです。
私もコピーライターですから,
過去に凄い成果の出た
「歴史に残るようなコピー」
は一通り押さえてあります。
例えば,今日のタイトル,
「クリエイティブなど捨ててしまえ」
という表現。
これは過去の有名なコピー,
「オールを捨ててしまえ!」
というコピーを模倣しています
ちなみに。
全米屈指のコピーライター,
「億万長者メーカー」と
名高いダン・ケネディ。
彼の【作品】に
「歴史に残るようなコピー」
は特にありません。
ただ,
間違いなく言えることがあります。
実際に
「歴史に残るようなコピー」
を書いたコピーライターよりも,
ダン・ケネディのほうが
稼いでいるということです。
私のクライアントには
何度も何度も何度も何度も
伝えてきたことです。
マーケティングで
成果を出すには,
リサーチとテスト。
これしかないのです。
クリエイティブを目指すなら,
Googleレベルの会社…
とまでは行かなくとも,
年商100億円くらいになってからで
十分です。
クリエイティブという
実体のないものにすがらずに,
日々,自分のできることを
続けていきたいものです。
最後に蛇足。
Gboardを売り出したら,
一定数は間違いなく
売れるでしょう。
決して,
Googleの熱狂的なファン
だから…
ということではありません。
実用性は皆無でしょう。
それでも,
本当に売り出したら売れます。
なぜなのか。
これについては,
このブログのレベルを
大きく逸脱する高難易度
コンセプトです。
本気で興味がある方だけ,
コメント欄に
「読みたい」
と書いてください。
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら,その1つが機能しなくなったら…?
今日使える売上アップ法が,来月使えるとは限らないのです。
とはいえ,どうしていいかわからない。