完璧など存在しなければ●●も存在しない

完璧など存在しなければ●●も存在しない

完璧など存在しなければ●●も存在しない
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新しいプロジェクトのために,今いろいろと準備しています。
そのために,いくつか自分の知識も復習・整理している段階です。

そこで,今日はそこから改めての学びを一つ紹介します。

コピーライティングにおいての肝は,とにかくリサーチ。
リサーチして,リサーチして,リサーチです。

コピー【ライティング】といえば,「書く」というイメージが強いかもしれません。
ですが,作業工程の8割はリサーチだと思っておいてください。

わかりやすいのが,学生時代に書いたであろう,夏休みの読書感想文。
必ず80%と20%に分けられるわけではないですが,おそらく対象の書籍を「読んでいる」時間と,感想文を「書いている」時間とでは,だいたい80対20になっているのではないでしょうか。
もちろん,真面目に課題図書を読めば,という前提にはなりますが。
(前書きや目次,後書きや本の帯の記載を丸写しして文字数を稼いだことがある人は,私だけではないでしょう)

何かを書くときには,書く時間の5倍程度は,時間を掛けてリサーチする必要があるのではないでしょうか。

私自身は,創作活動の知識経験が無いのでわかりません。
ですが,創作としての文章…いわゆる小説も同じではないかと思っています。
小説家などは,たくさんの情報を調べたり…場合によっては海外視察まで行くこともあるのだとか。

北海道旭川市にある,作家の三浦綾子記念館を訪れたとき,彼女が海外視察を繰り返していた記録が残っており,大変驚きました。
小説は,頭の中の想像を形に変えるだけだろう…と思っていたのですが,必ずしもそうとは限らないようです。
むしろ,十分な情報がなければ,頭の中で想像を膨らます…なんてまねはできるはずがありません。

話が逸れたので戻します。
少なくとも,コピーはリサーチが8割だ,ということになります。

よく,
「コピーを書くにはセンスが必要」
だと思われていたり,そのように口にしている人もいます。

ですが,コピーライティングとは,リサーチした内容をまとめて編集した…と言ってもいいくらいのものです。

ということで,このリサーチに関して,今日は1つだけ紹介します。
リサーチに限らず,コピーライティングにおいても,大きな誤解をしている人がいるようです。
ちょっとした思い込みみたいなものなのですが,この誤解をしたままだと,コピーライティングの作成スピードが致命的に遅くなります。

その誤解とは何か。
2つあります。

1つは,「完璧など存在しない」ということです。
完璧なコピーなど存在しません。
完璧なリサーチなど存在しません。

これは,ビジネスをやっている方であれば何となくわかることではないでしょうか。

ですが,こと,コピーライティングになると,この当たり前のことを忘れてしまいがちになります。

そして,2つ目。
1つ目の「完璧など存在しない」と似たようなものではあります。
ですが,こちらのほうが,ある意味深刻かもしれません。

ちょっと想像してみて下さい。
パソコンで,あるファイルを検索に掛けたとします。
パソコンの優れている点は,
「無いものを【ない】」
と表示することです。

数学の世界では,「ゼロ」という概念が大発見だった…という話もあります。
それと同じような感じでしょうか。

ないものを「ない」と認識できなかった場合,ないものを半永久的に探し続けることになります。
これは,まるで効果の無い不毛な努力であり,時間の浪費です。

ということで,2つ目の誤解。
それは,
「正解など存在しない」
ということです。

リサーチに正解など存在しません。
コピーライティングに正解など存在しないのです。

例えば,私が依頼を受けてチラシを添削するとします。
そのときには,
「コピーライティングの理論」
に基づいて,善し悪しを判断し,何がだめなのか,どう改善したらいいのかを解説します。
では,それが正解なのでしょうか。

正解など無いのです。
非常に極端に言うならば,私が添削しなかった方がマシ…という可能性はゼロではないのです。

コピーに正解などありません。
「どうすればいいか」
という問いに対して,正解はないのです。

英語で言うところの,
「Better(比較的よい)」
を目指すしかないのです。

では,何が正しいのかを敢えて言うならば,
「市場が常に正しい」
のです。
リサーチして,コピーを書いて…それを実際にリリースして,市場に判断を仰ぐしかありません。
具体的には,そのコピーの反応率で判断するしかないのです。

どうにも,今の世の中は,
「正しい」「間違っている」
の二元論で判断する傾向が強いように感じます。
そして,
「間違い」
を許容しない風潮にあるように感じます。
だからこそ…つねに「正解を探す」という思考の癖がついてしまっているのも,仕方が無いかもしれません。

とはいえ,コピーで正解を探すのは不可能です。
先ほど例を出したとおり,「存在しないものを探す」ことはどれだけ不毛な作業でしょうか,
ただの時間の無駄です。

コピーの基本を学んだら,その通り書いて実践してみる。
そして,市場に「採点してもらう」しかないのです。

ということで,リサーチは
「どうすればいいのか」
に正解はありません。

自分なりにリサーチをして,さっさとコピーを書き上げ,世に出す。
それを繰り返す。
これが,もっとも効果を見込めるコピーライティングの心構えとなるでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

追伸
とはいえ,より少ない労力で,より少ないミスで…と思う方は,こちらの勉強会で,コピーライティングの基本を学んで,「失敗の回数」を減らして下さい。

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