疑われるコピー,信頼されるコピーの分かれ目

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疑われるコピー,信頼されるコピーの分かれ目
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2年ごとに訪れるこの時期。
毎回,頭を抱えます。
 
ポケットWi-Fiの買い替えです。
 
 
意図的なのか。
それとも意図的でないのか。
わかりません。
 
 
あちらこちらに
「トラップ」
が設置してあるので,
引っかからないようにするのが大変です。
 
 
 
「比較サイト」
を何件もチェック。
 
そこにリンクしてある,
各社のプロモーションサイトもチェック。
 
いくつもいくつもチェック。
それでもわからない場合は電話で問い合わせ。
 
 
たくさんの
「トラップ」
が見つかります。
 
どんなトラップがあるのか。
例えば…
 
「通信量無制限」
「制限なし」
という表現。
 
ウソはありません。
ウソはついていないのです。
 
ただ,
「3日で10GBを超えると
速度制限」
が掛かります。
 
 
確かに
「通信量は無制限」
ですね。
ウソはついていません。
 
 
とはいえ,
「通信量」
によって速度が「制限」される
ことがある。
 
 
これって,
本当に「無制限」と
言ってしまっていいのでしょうか。
 
 
 
次は,
「LTEエリア利用料無料」
というトラップ。
 
 
先ほどの
「通信量無制限」
という文字のすぐ側に書いてあります。
すぐ側…これがポイントでしょう。
 
 
まるで,
「LTEも通信量無制限」
かのように感じられます。
 
 
上述の通り,
「意図的なのか意図的でないのか」
これはわかりませんが…
 
画面のどこを探しても
見つからなかったので,
問い合わせしました。
 
 
この問い合わせ電話対応が
実に酷く不愉快な思いをしましたが
それは今日のテーマではないので
脇に置きます。
 
LTE通信は,
上限7GBまでだそうです。
 
どこにも書いてありませんが。
 
 
様々なまとめサイトを見ると,
LTE通信で7GBを越えてしまうと
速度制限が掛かり…
「当月中の通信は諦めるほかない」
という表現もありました。
 
 
「通信量無制限」
だと思っていたら…
 
エリアを移動している間に
LTE通信に切り替わり…
 
気がつけば7GB突破。
今月絶望…
という事態も十分にありえるわけです。
 
繰り返します。
そのサイトには,
どこにも書いてありませんでした。
 
コントロールキー+F5で,
画面全文検索をしました。
ヒットしませんでした。
 
 
 
この悪辣さに比べると,
「月額最安プラン」
こんなトラップはカワイイものです。
 
何を以て
「最安」
なのでしょうか。
 
これも,
誤解を招くトラップワードです。
 
 
 
 
 
いろいろ比較検討して,
「これだ!」
と思うプランを発見。
 
ところが…
「速度」
が他社製品にくらべて7割ほどしか
出ません。
 
 
他社製品の最高品質のものだと,
この製品の5倍以上のスピート差。
 
これも看過しがたいトラップです。
 
 
 
次のトラップは,
なかなか質が悪い。
 
通信速度について

「612Mbps」

という数字を
大きく掲げて,
目立つような表現にします。
 
米印で小さく欄外に,
 
「※下り最大612Mbpsの提供エリアは
一部エリアから順次提供中です。
今後、全国主要都市に順次拡大予定です」
 
 
要するにこの最大速度は,
一部エリアしか対応していない
ということです。
 
 
「アドバンスモード」
なるものがあるようですが,
対応エリアをみたら,
本当にごく一部のエリアだけ。
 
私のような田舎在住者には論外です。
 
 
 
結局,
現時点で結論は出ず,
実に頭の痛い問題です。
 
 
さて。
これだけチェックすることで,
いくつかわかったことがあります。
 
1.思い込みの活用
公式サイトは,
基本的に一切ウソを書くことは
できないでしょう。
 
だからこそ,
「ウソを付かずに本当のことを
正直に書かないことで,
誤解を誘う」
しかないのです。
 
例えば,
「通信量無制限」
という表現のすぐ側に
「LTE無料」
と書くことで…
 
無意識に
「LTEを無料で無制限」
に使えるかのように
誤解を誘うかもしれません。
 
 
正直に
「LTEは月間7GBまで」
書くなら誤解は防げるでしょう。
 
「不作為に誤解を誘発している」
のです。
 
 
2.信頼できない「比較サイト」
 
いくつかの比較サイトもチェック。
その中で,
「信頼できる比較サイト」
「信頼できない比較サイト」
があることがわかりました。
 
一番シンプルな違いは,
「情報の客観性」
です。
 
 
信頼できないサイトは,
「特定の業者のプランを【前提】に
他社のプランを比較検討している」
のです。
 
ここまで露骨だと,
「明らかにその業者の回し者」
です。
 
とても信頼できません。
 
…とは言っても,
比較サイトはアフィリエイトでしょうから
どのサイトも「業者の回し者」であることは
変わりないのですが。
 
 
だからこそ。
特定のプランをゴリ押しせずに,
「客観的」
に解説してあるほうが信用できるのです。
 
 
3.お客様の声
 
どのサイトも…
見事なまでに
「お客様の声」
が見つかりませんでした。
 
お客様の声を載せてはいけない
ルールでもあるのでしょうか。
 
 
同じ条件であれば,
信頼度に決定差が出る1つの
ポイントがあります。
 
「体験談」です。
 
 
お客様の声が「体験談」の役割を
果たすはずなのですが,
今回の比較検討サイトは,
どこもお客様の声を載せていません。
 
 
だからこそ,
サイト管理人本人の体験談を
コメントとして載せてあると,
「なるほど」
と思うことができます。
 
 
 
上記2の通り,
比較サイトの管理人は,
結局業者の回し者ではないか。
その人の体験談は信頼できるのか。
 
そう思われる方もいるでしょう。
 
 
信頼できる場合と,
信頼できない場合があります。
 
 
 
分かれ目の一つ。
一貫して
「公平性」
にもとづいて紹介されているかどうか。
 
 
もう一つが次のポイントです。
 
4.需要別の紹介がなされているか
 
全ての顧客の全ての需要を満たす製品など
ありません。
 
 
「速度」にこだわるのか。
「安定性」にこだわるのか。
「料金」にこだわるのか。
「エリア」にこだわるのか。
「機種としての性能」にこだわるのか。
 
人それぞれです。
 
 
だからこそ,
「速度にこだわるなら,このプランです」
「料金にこだわり,かつこの条件を満たすなら。
このプランで十分でしょう」
などと書いてあると,
信頼性が生まれます。
 
 
なぜなら,
「特定のプランをゴリ押し」
しないで,
顧客の需要に応える書き方をしている
からです。
 
 
この点も含めて「公平性」と言えるでしょう。
 
 
以上,Wi-Fi問題から派生する,
「信頼性」
についてご紹介しました。
 
つまり…
 
デメリットと思われる部分を
しっかり書くこと。
 
「客観的・公平」
に書くこと。
 
「お客様の声」
を載せること。
 
顧客のニーズ・欲求にあわせて
書くこと。
 
こういった点を心がけることで,
信頼につながりやすくなるでしょう。
是非試してみてください。
 
 
この記事をご覧のあなたは,
Wi-Fi買い替え時に,
トラップにひっかからないように
十分にご注意ください。
 
 
今日の記事に関連するのはこちらです。
あわせてご覧ください。
 
 
 
 
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
追伸
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら,その1つが機能しなくなったら…?
今日使える売上アップ法が,来月使えるとは限らないのです。
 
とはいえ,どうしていいかわからない。

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