顧客を揺り動かすパワーワード

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顧客を揺り動かすパワーワード
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メールボックスに、ある件名のメールが来ていました。
思わずクリックして開き、URL先もチェック。
ランディングページでセールスレターを読み…ふと我に返りました。

つい昨日に、あるオンラインコンテンツを入手したばかりです。
(購入自体は随分前だったのですが、納品されたのが昨日だったのです)

それを見て勉強して実践しなければいけません。
また、買ってから開いていないけれど、読みたい本も何冊か溜まっています。

とても今は新しいコンテンツを買って勉強しているような場合ではありません。

…そんなことはわかっているのです。
それでも、思わずメールをクリックして開いて、セールスレターまでチェックしてしまいました。

なぜでしょうか。

さて、今日のテーマは、「パワーワード(Power Word)」です。
正式名称があるかどうかは知りません。
私が勝手に「パワーワード」と呼んでいるだけです。

少々ファンタスジックな話ではあるのですが、お付き合いください。
あなたは、言葉にはパワーが込められている、という考え方について、どう感じるでしょうか。

眉唾ものだと感じるかもしれません。
当然だと感じるかもしれません。

ここでは、そういうものだと思ってご覧ください。

定義「パワー(Power)」
(…する)力,能力

コピーライターとして、「言葉にはパワーがある」と言っているのですから、「能力」と捉えてください。
コピーライティングの目的は、コピーを読んだ人に、何らかの行動をしてもらうことです。
ですので、パワーワードとは、「人を動かすだけの強い力がある言葉」、ということになります。

今回、私が思わずメールをクリックして開いてしまった理由は、件名にパワーワードがあったからです。

ここでは、
「新」
という言葉が件名についていました。
早い話が「新商品」ということになります。
多かれ少なかれ、人は新しもの好きです。
だから…思わず反応してしまいました。

理屈では、
「今はそれどころではない」
とわかっていながらも、思わずクリックさせてしまうのが、パワーワードの威力です。

同じように、理屈や理性では踏みとどまるべきだと思っても思わず反応してしまう言葉があります。

その1つが、これです。
「無料」

タダほど高いものはない…などということわざがあるのは、それだけ人を反応させるパワーがあるからではないかと思われます。

少々本末転倒ですが、
「無料」
というパワーワードを使うために、何かオプションや特典、オファーを「無料」にできないか、考えてみるのも一つの手です。

ちょっと変化球ですが、強力なパワーが込められた言葉があります。

「復讐」

かつて、プロ野球選手の松坂投手が、「リベンジ」なる言葉を使って以来、「リベンジ」という言葉が一時期はやりました。
リベンジ…と書けば、多少は軽く聴こえるようにも思います。
ですが、日本語の復讐は…なんとも強力な言葉です。

Facebookなどで投稿されていたら、思わず二度見してしまうような単語でしょう。

他にも、
「発見」
「発表」
「秘密」
「警告」
など、パワーワードは探せばいくつもあるでしょう。

では、このパワーワードをコピーに混ぜて使えば、強力なコピーになるのでしょうか。

おそらく、北◯鮮の大本営発表のような、物々しいコピーに仕上がります。

私のメールボックスには、一ヶ月に2〜3回は、「重大発表」などと書いた件名のメールが届きます。
送り主は、いつものメルマガです。
このメルマガは、こんな件名をよく付けて送ってきます。
もちろん、開きもしません。

こんなメールばかりを送ってくるから開く気にならないのです。
(解除すればいいのでしょうが、ブログのネタになるかも…と思って放置しています)

パワーワードと、その言葉の使用者は、掛け算的な相関関係があります。

例えば、メルマガ等の場合、送信者と読者との間で十分な信頼関係があれば、それだけパワーワードの威力が増します。
一方、「北朝◯と深い関係にあるんじゃないの?」と疑いたくなるような、そのメルマガは、それだけ信頼がないので、パワーワードを使えば使うほど、滑稽なだけです。

今回の「新」という言葉に反応してしまったのは、2ヶ月ほど前に、この会社から動画コンテンツを購入したばかりだったのです。

2ヶ月前に購入するくらい、信頼関係が高まっているので、
「いまはそれどころではない」
とわかっていても、ついメールをクリックしてしまったのです。

それだけの信頼関係があるのです。

パワーワードは強力です。
ですが、使い方を間違えると、一気にネガティブに作用します。
それは、算数の時間に習ったはずです。

パワーワードを数値化した場合、仮に10とします。信頼度数も仮に10とします。

10×10=100(読者の心を動かそうとするパワー)

となります。

仮に、パワーワードが10でも、信頼が▲(マイナス)2だったら…

10×▲2=▲20

マイナス20にもなってしまうのです。

パワーワードに頼りきりだと、煽りとみなされて、かえって信頼を失うだけです。
くれぐれもご注意ください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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