どうにも気持ち悪いコピーの訓練

どうにも気持ち悪いコピーの訓練

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AmazonKindle電子書籍で、セールのページを眺めていたところ、思わずひとりごとが口から飛び出しました。
「キモっ」
よほど実感がこもっているように聞こえたのでしょう。そばに居た家族に心配されました。

怖いもの見たさ、という言葉があります。
本当は怖いけど、それでも好奇心を刺激され、つい見たくなるということでしょう。
その結果は…ここでは関係ないので省略します。

本当は怖かったり嫌だったりしても、それでもつい見てしまいたくなることもあるのです。
しかし、先ほどの本については、本当に気持ち悪いと感じて、即ブラウザを閉じました。

それから半日ほどして、別の電子書籍を探していた時です。
うっかりまたその気持ち悪い本を開いてしまいました。

即ブラウザを…とも思ったのですが。
ここでブラウザを閉じてしまうのは、コピーライターとして褒められたことではありません。

そこで、意を決して、そのページをクリック。
そこにはある女性の、いわゆる「スピリチュアル体験」がまとめられた本のようでした。

昔は今よりも耐性があったので気にしませんでしたが、最近はこの手のことはどうにも気持ち悪く感じます。
友人・知人がこの手のことが好きだったり、あるいはこの手のことを生業にしていたりするのですが、その事自体は別になんとも思うことはありません。

ただ、それらが自分に向けられると、どうにも生理的嫌悪感が噴き出してきます。

とはいえ、生理的な感情に身を任せるわけには行きません。

例えば、私はジャンクフードを食べます。
割と好きです。
特に一人の時の食事など、ただの「作業」。
時間や手間、コストを掛ける意義を見いだせないので、ジャンクフードで手早く済ませます。

だからといって、常に、ジャンクフードだけ…というわけには行かないでしょう。
栄養が偏ってしまいます。
嫌いな野菜も食べなければなりません。

同じように、目にしたり耳にするものも、自分の興味あるものだけ…では、心の栄養が偏ってしまいます。

なぜ嫌いなのか、なぜ気持ち悪いのか。
それを「受け入れるかどうか」はさておき「理解しようとする」気持ちは必要です。

なぜなら、将来私が「そういった人」相手にコピーを書くかもしれないからです。
法律論のように、理論理屈だけで割り切れるような文章は、「コピー」などとは言わないのです。

気持ち悪い…と思ったとしても、それを支持する人の気持ちを理解しようとする努力は必要なのです。

具体的にどうすればいいのでしょうか。
それは、Amazonの場合非常に便利です。
なぜなら「レビュー」というものがあるからです。
その作品に対して、どのように感じたのかを星の数とコメントで表現できます。

そこから、
「この人は何を感じたのか」
「その奥に感じているその人の価値観や観念」
を読み取るのです。

実際このAmazonのレビューを活用することについては、世界ナンバーワンマーケティングコンサルタントのジェイ・エイブラハムも推奨しています。

今回も、思わず一度は生理的嫌悪感からブラウザを閉じましたが、二度目には思い出して、レビューを読んでみました。

星1つで酷評しているレビューに対し、別の信者が星5つをつけて、そのレビューを徹底的に攻撃していました。

スピリチュアル的な内容で、信者。
本当に気持ち悪いのですが、それでも人が何をそこまで駆り立てるのか。そこをいろいろと推測することで見えてくるものもあるのです。

最後に。
何が正しいのか、間違っているのかは、全く問題ではありません。
その人がどう感じたのか。それが重要なのです。
コピーでいくら正論を説いても、人は動かないのです。
ある意味わかりやすいのがダイエット広告。

ダイエットの方法は2つあります。
1つが、食べる量を減らすこと。
もう1つが、運動量を増やすこと。
必ずこのどちらかが必要です。

殆どの人が、この両方をやりたくないのです。
だからこそ、この両方を【直接的に】やらなくても済む【ように見せかける】ダイエット手法が生み出されては消えて、生み出されては消えていくのです。

そんな手法を渡り歩いている人に、正論つまり、先ほどの2つの方法を説いてみたらどうなるでしょうか。
正しいけど嫌われるのです。

正しいとよりも、その人にとって何が大切なのか、そこを読み取る訓練が、Amazonレビューなのです。

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