コピーを書いていて迷ったらコレ!

コピーを書いていて迷ったらコレ!

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20年ほど前に少年漫画誌で大人気になり、近年になって実写版の映画化までした作品があります。
それは「るろうに剣心」。

内容はさておき、登場人物の1人、「斎藤一」は、なかなか興味深いことを言っています。

「戦場では同じ相手と二度以上相対することは極めて稀であり、見切られる心配をして多数の技を考案するよりも己の得意技を徹底的に磨き上げ、戦ったその場で相手を一撃で確実に仕留める方が合理的である」(ウィキペディアより)

たったひとつの得意技を、絶対的に昇華することで、目的を達成することの大切さを説いたセリフです。

これは剣術における技の話ですが、これは人生全般やビジネス全般に置き換えて考えると、非常に奥深い話になります。

一昔前には、「mixiで稼ぐ方法」、「ツイッターマーケティング」「Facebookマーケティング」とかでしょうか。
またはSEO対策や、コンテンツマーケティング。

あるいは、「せどり」とか「アフィリエイト」とか「情報起業」とか…。

例を出すと切りがないのですが、例えば「mixiはもう終わった。これからはツイッターだ」と次を追い求めます。
ツイッタの次は…と次を追い求めるのです。

このような発想の致命的な問題点は2つあります。

その1つが、先ほど出した「己の得意技を徹底的に磨き上げ」という発想がまるでないこと。
次から次へと当たらいいことを追い求めることで、一つ一つの練度が上がらず、どれも中途半端になります。

そして、これ以上に大切なこと。
それは「戦ったその場で相手を一撃で確実に仕留める」ことです。
つまり、ツイッターとか、Facebookとか…これからはLinkedInとかインスタグラムだとか、と追い求めることで失うもの。それは「目的」です。

先ほどの漫画の登場人物は、あくまでも相手を「仕留める」ことを目的に、手段として様々な技を考案するよりも、絶対的な技を1つ持つほうがいい、という話でした。

昨日も書いたのですが、FXトレーダーのあるテキストを見せてもらったところ、こんなことが書いてありました。
「多くの人は、テクニカルを学ぶこと自体を目的として失敗します」

様々な方法を学ぶがゆえに、学ぶことそのものが目的化してしまい、実践が追いつかないのです。

例えば、コピーライティングにおいても、様々なテクニックがあります。
それらのテクニック「全て」を駆使して書き上げたセールスコピーはどうなるでしょうか。

小さな子どもが、新しい言葉を覚えたら、その言葉を何度も何度も何度も何度も口に出したり無理矢理会話の中にその言葉を組み込んできます。その結果、意味不明だったり、あるいはふさわしくなかったり不自然な会話になります。
こんな現象になるのではないでしょうか。

この時点で起きている現象。
それは「目的を忘れている」ということです。
コピーライティングスキルを駆使することが目的ではありません。書き上げたコピーを見込み客などに読んでもらい、反応してもらうことが目的のはずなのです。

そう考えると…実のところ、コピーライティングスキルにはあまり多彩な「技」は必要ない、ということになります。
さすがに、1つのテクニックだけで、これからずっとやっていけるかどうか、というものではありません。
ですが、先ほどの引用「戦場では同じ相手と二度以上相対することは極めて稀」という考え方は、ここでも当てはまります。

実際には「二度以上相対する」…つまり、見込み客が同じコピー、あるいは同じコピーライティングのテクニックを何度も目にすることがあるかどうか。
当然、あるにはあります。だからといって、別にそこに問題はないのです。
なぜなら、そのコピーで反応しなかった以上、見込み客のままであり「顧客」ではありません。二回目にそのコピーを見た人が電話をかけてきて「これ以上同じコピーを使い続けたら承知しないぞ!」とクレームを入れてくることはありません。

または、そのコピーで反応した人は、「見込み客」ではなく「顧客」です。顧客がわざわざ「同じコピーだから」と何かを言ってくることも考えにくいでしょう。

それ以上に…ほとんどの場合が、そのコピーをスルーしています。
「同じコピーを使ったら…」
と言うことは、前提として「そのコピーを見てもらっている」ということになります。
それはあまりにも自意識過剰すぎます。

結論としては、1つのテクニックを徹底的に磨き上げて、1つのコピーを書けばいいのです。
そのテクニックで、どうしようもなくなったら、次のテクニックを学ぶ。それくらいでちょうどいいのでしょう。

ちなみに。
私自身は、「迷ったらコレ」というパターンが有ります。
とりあえず「コレ」をやっておけばいい、というものをが2つあります。
どちらか、あるいは両方を使います。その他のテクニックを使うことも、もちろんあります。
ですが「とりあえず迷ったらコレ」があり、それを使い続けているので、そのテクニックのスキルが上がっています。

1つだけじゃいけないわけではありません。
たくさんじゃなければいけないわけもありません。

目的を忘れないことです。
学ぶことは目的ではないのです。
迷ったら「コレ」を1つ〜2つ見つけて、それを徹底的に磨いて下さい。
たくさんのテクニックを学ぶよりも、ずっと早く成果が出るはずです。

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