コピーライティングにおける「ネガティブ要素」の扱い方

コピーライティングにおける「ネガティブ要素」の扱い方

コピーライティングにおける「ネガティブ要素」の扱い方
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ついに、Windows10がリリースされました。

個人的には、今使っているパソコンがWindows7なので、わざわざアップグレードなどせずともいい、と思ってはいます。
パソコンの耐用年数的に、サポート期間である2020年までには買い替えているでしょうから、その時に改めてWindows10にするかどうかを決めればいいだけのこと。

とは言え。
実際のところどうなのか…というのは気になるところです。

ネットのニュースなどを見ていると、Windows10を好評価する記事ばかり。
読めば読むほど、不安になります。

さて。
この「不安」の正体について、今日は掘り下げていきます。

大前提として、
「人間」という生き物は、それほど強い生き物ではありません。
サバンナに身一つで放り出されたら、生還は絶望的でしょう。
生物の種としては、強い類には入らないのです。

ただ、知恵で道具を作り出し、今やこの星の主となっています。

とはいえ、DNAとしては、敵に囲まれて生きてきた歴史の積み重ねが刻まれています。

周りくどい表現をしました。
一言で言うならば、人は「不安」に反応するのです。

不安の一つ、見えないリスクに、敏感に反応します。
これは、生物としての衝動ですので、
「そういうもの」
として捉えるしかありません。

その上で、マーケティングに活かすにはどうすればいいのでしょうか。

人は、
「不安に反応する」
ということを織り込んでおくと、対策が見えます。

ないものに反応するのが人であり、その弱さです。
良い物を、いかにも良いかのように表現すればするほど不安になるのです。
逆に、欠点や落ち度などを見ると…安心する、なんともひねくれた生き物でもあります。

つまり、
「良いことだけをアピールする」
と、疑われるということです。

では、どうすればいいのでしょうか。
一つの方法として、効果的にネガティブな面を演出する、という手法があります。

具体的には、自ら欠点をぶちまけるのです。
アメリカの有名なコピーライター、ジョー・シュガーマンが、この点について、大成功したコピーを書きました。
ある家電製品について、欠点を全面的に打ち出したのです。

デザインについて、酷評したのです。
読んでいて「そこまで書かなくても…」と思えてくるくらい、徹底的にこき下ろした上で、「デザインは酷いが、性能は素晴らしい」とつなげたのです。

結果的に、「性能はいい」という点について、信用され、大ヒットしたのです。

別の例としては、Amazonのレビューがあります。
ちょっと想像してみてください。
あなたが、Amazonのレビューを見るとき、星の多いレビューと星の低いレビュー、どちらをよく見るでしょうか。

私個人的には、「欲しい」と思うものについては、低いレビューのほうをよく見ます。
なぜなら、そこにリスクが顕在化からです。

その商品を買って、残念な思いをした人が、その思いをそこに綴ってくれているのです。
その低評価のレビューが、自分にとって耐えうるリスクかどうかの判断になります。

例えば、
「デザインが酷い」
という星1つの低評価があったとします。
けれど、私には、デザインなど二の次。性能が全て、という発想です。
この場合、星1つでも気にしなくていい、ということになり、安心して買える、ということになるのです。

このように、人は不安に反応します。
不安に当たるものがないと…人は勝手に不安を作り出します。
「機能がいまいちなんじゃないか」
「すぐ壊れるんじゃないか」
などと、勝手に想像します。

ならば、はじめから先に欠点を晒したほうが、信用される、というものです。

さて。
Windows10。
良い評価ばかりを目にして、非常に不安です。
どんな欠点が後から出てくるでしょうか。…ある意味楽しみでもあります。

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