コピーライティングを使ってどこまでを目指すか

コピーライティングを使ってどこまでを目指すか

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1つのコピーで、業界や社会全体を変えてしまったり…あるいは、新しいビジネスを生み出したり…ということもあるにはあります。
言葉には、それだけの力があります。

しかし。
そこまでのレベルが必要かどうかはまた別の話です。
あなたのビジネスを、今よりも良くしようとしたり、扱っている商品やサービスを、より売れるようにするためなら、そこまでの伝説的なコピーは必要ありません。

全ての仕事で、100点満点を目指す必要はないのです。

極端な話、郵便物を送るのに、切手が多少斜めに貼られていても、宛先が正しければ届くのです。
切手を逆さに貼っても、届くには届きます。

仕事柄か、よくお客様に目の前で印鑑を押印していただくことがあります。
その時に、
「あ〜失敗した」
と顔をしかめる人も多々います。

これも、先ほどの切手と同じです。
印影さえ綺麗に見えれば、斜めだろうが逆さだろうが、押印する位置がズレていようが、印影の濃さにムラがあろうが、問題ないのです。

これは、コピーも同じです。
素晴らしいコピーであるに越したことはないのですが、目指すゴールに対して、コピーライティングは、ただの手段の1つです。

例えば、ある整体院がチラシを配布するとします。

今は、1週間に6日営業して、4件くらいしか来院がない状態だとします。
このままではビジネスが成り立ちません。
そこで、チラシを撒いて来院を増やしたいと考えたとします。

その時に、チラシを撒いて、週100件の予約が入ったらいいなぁ…などとは思わないでしょう。
1日に5件、週6日、合計30件が上限だとしても、リピート客のことを考えると、30件新規で予約をうめつくすわけにも行きません。
例えば、半分の15件、チラシで集客を目標とします。

週に15件集客を目標とするチラシと、週に100件集客を目標とするチラシとでは、当然コピーも変わるでしょうし、そもそもマーケティング戦略も変わってきます。

週に4件しか予約が入らないような整体院…ということは、おそらく殆どマーケティング戦略を実行していないでしょうから、多少しょぼいコピーでも書いて、チラシを撒けばそれなりの反応は出るのです。

素晴らしいコピーを書こうとしてはいけません。
当然ですが、売れるコピーを書こうとしなければなりません。
一口に売れるコピー、と言っても何件売りたいかも考えなければなりません。

ただ…多くの場合は、あまり「何件売りたいのか」までは考えなくてもいいでしょう。
先ほどの整体院のように、今よりも多少良くなれば…でいいのです。

世界屈指のコピーライターの一人、ダン・ケネディ。
彼は優れたコピーライターの一人です。
けれど…彼がどんなコピーを書いたのか。
それは、実はあまり知られていません。

なぜなら、
「コピーそのもの」
でそこまで優れた「作品」があるわけではないからです。

例えば。
「私がピアノの前に座ると、みんなが笑った。けれども弾き始めると…」
これは、ジョン・ケープルズの有名な「ピアノコピー」と呼ばれるものです。

あるコピーが、
「ああ、あのコピーライターのコピーだね」
とか。
あるいは反対に、
「シュガーマンのコピーといえば…」
「テッド・ニコラスのコピーといえば…」
「ジョン・カールトンのコピーといえば…」
「ゲーリー・ハルバートのコピーといえば…」
といった、有名なコピーライターであれば、それなりに有名な「作品」があります。

ダン・ケネディは…とっさに、このようなコピーが出てこないのです。
それでも、ダン・ケネディは、超一流のコピーライターとして、クライアントに十分な結果を出し、自分自身も高額の報酬をチャージしています。

ダン・ケネディの凄みは…バランス感覚ではないかと、推測されます。
市場の中の競合優位性を考え、売り出す商品やサービスのコピーを考えた時に…そこまで超一流のコピーを書かなくても売れる、という判断もあるのでしょう。

常に100点を目指すコピーを書くのは大変です。
時間も手間暇労力も掛かります。

ただ。
どんな優れたコピーでも、市場に出さなければ、効果はありません。
市場に出した100点満点中10点のコピーのほうが、市場に出さない100点満点中100点のコピーよりも優れているのです。

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