効果的な数字の魅せ方4つのコツ

効果的な数字の魅せ方4つのコツ

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1週間ほど前、とある農業に関する少々専門的な内容のブログを読んでいました。
無農薬栽培に対する批判の内容です。

農業の役割は、安定的な食料の供給にある、そのような主張です。
ある無農薬栽培によると、収穫量が農薬使用の60%程度。
この60%がいかに少ないか、ということを説明していました。
1993年の冷夏による記録的な不作で、平成の米騒動などと呼ばれましたが、この時の収穫量が、本来の収穫量の72%。

…という論理展開です。
60%がいかに低いか、ということがよくわかります。
なぜなら、平成の米騒動の、【あの】時ですら72%という数字を出されると、
「【あの】時よりもずっと低いんだな」
と思うからです。

さて、コピーライティングにおいて、数字は重要です。
ざっくりと2つの役割があります。

一つが、信ぴょう性。
主張を裏付ける為に数字を使います。

もう一つが、感情的なアプローチ。
数字の出し方によって、相手の感情を変化させます。

今日は、この数字の出し方について、適当に幾つか書いて紹介します。

1.比較
先ほどの無農薬栽培の例がこれに該当します。
主張を裏付けるために、他の比較するデータを用意することで信憑性を演出しているのです。

他の例を紹介します。
キリンガラナという炭酸飲料があります。
北海道限定の…マイナーな商品です。
ガラナ1
個人的には割と気に入って、時折買っては飲んでいます。
特に、セミナーのために東京に行くとき、新千歳空港で手に入れて、セミナーの休憩中などに飲んでいます。
…炭酸飲料なので、ぬるくなっておいしいとはいえませんが。

理由はこちら。
ガラナ2
「コーヒーの約3倍のカフェイン」
この一言が、マイナーな商品を
「とりあえず1回飲んでみようかな」
から、
「セミナーといえばコレ」
という私の中の定番になったのです。

最近販売している、強炭酸を売りにしているものも、「強カフェイン」などと書いてありましたが、そちらは「とりあえず1回」で終わりました。

味は…どちらもセミナー中に飲む以上、ぬるくておいしいとは言えません。
味に決め手がない以上、この「強カフェイン」よりも、「3倍」という数字が決め手になったのです。

2.相対性と絶対性
数字を出す時に、数字の魅せ方によって、反応は大きく変わります。

よく見かける残念な数字の魅せ方は、
「5000円引き」
というもの。

これは、先ほどの比較とも重なりますが、その5000円という数字が大きいかどうかが判断できません。
ここで言う「大きい」とは相対性です。
5000円という金額が絶対的に高い安いということにはなりません。
5000円引き、というオファーが「安く感じる」か「大したことない」と感じるか。これが相対性です。

例えば、6980円の商品が
「今なら5000円引き」
というのは、かなり安く感じるでしょう。

では6万9800円が5000円引き。
これはどうでしょうか。
さほど値頃感はないかもしれません。

では、ここでもうひと踏ん張りして、5584円引きにします。
その上で、
「今なら8%オフ」
としたらどうでしょうか。

直接的に「消費税額分値引き」的な表現は法律による規制の問題があるので、「8%」としか表示できません。ですが8%引き、という表現のほうが「ピンとくる」のではないでしょうか。

3.無料
この無料は、コピーライティングにおいて極めて効果が高い言葉です。

この「無料」という言葉を使うためにどうすればいいのでしょうか。

例えば、5000円の商品を33%割引しているとします。
ですが、「5000円を33%」(3350円)というのは、安いといえば安いのですが、数字が中途半端で、インパクトはありません。
ならば、
「5000円の商品を3個買うと1個無料」
とすることで「無料」と表現することができます。

4.多い数字の魅せ方
NGOなどの寄付を求める広告で、巧いと思う数字の魅せ方です。
例えば、子どもが◯万人死んでいく…と書かれても、多かれ少なかれ胸は痛みますが、それだけでです。
海の向こうの出来事であり、リアリティは感じません。

そこで、ある広告ではこんな表現がされていました。
「4秒に1人、子どもが死んでいく」
と書かれたら、非常にインパクトが有ります。

同じように、
「累計販売個数◯◯万個を突破」
よりも、
「◯秒に1個売れている」
のほうが、リアリティを感じるのです。

以上、数字の魅せ方を4つほど挙げました。
ざっくりとまとめます。
数字を出す目的の一つ、信ぴょう性の演出であれば、数字は具体的なほうがいいです。この場合は比較が効果的です。
逆に、相対性や無料、「◯秒に1つ」はリアリティを優先するあまり具体性を損ねていますので、控えたほうがいいでしょう。

逆に、値頃感など、感情にアプローチするには、リアリティも大切です。比較も含めて今回紹介した4つの手法どれも効果的でしょう。

ぜひ試してみて下さい。

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