涙は女の武器…などという言葉はあるようです。
では,男の涙はどうなのでしょうか。
非常に個人的な観念の話です。
テレビに登場する,アスリート。
男性アスリートが真剣に,必死に,血の滲むような努力を繰り返して臨んだ本番。
そこで上手く行かなくて泣いている姿を見ると…
「実に無様」
だと感じます。
見苦しいとすら思うかもしれません。
あまりの不快感に,思わずニュースのチャンネルを変えたくなります。
そして…
「ホント,この人はメンタル弱いから,べそべそするんだ…」
と思います。
そんな人に限って…また別の機会に,やはりべそべそ泣いている。
「ほらみろ,やっぱりメンタル弱いから,こんな醜態を晒しているんだ…」
と感じます。
不思議なことに,女性アスリートが,どれだけ涙を流していても,何も思うことはありません。
男性アスリートが,べそべそ泣いているのを見て,無様だと思うだけです。
もちろん,感動したり,達成による喜びの涙は,範疇外です。
今までは,
「どうせこの人,メンタル弱いから,また失敗するだろうな」
「ほら見ろ,また失敗して泣いてる。やっぱりメンタル弱いなぁ」
くらいにしか思わなかったのですが…
ふと思うのです。
なぜここまで私はこういった人たちを毛嫌いするのでしょうか。
無様に,見苦しく思うのでしょうか。
涙を流す事の是非は,問題ではありません。
なぜ,涙を流す男性を見て,嫌悪感が湧き出てくるのか。
そちらのほうが重要だ…と思っていました。
割と最近まで,です。
あるきっかけがあって,
「それ以上に重要なこと」
があるのではないか,と考えるようになりました。
どういうことか。
良いか悪いかは問題ではありません。
価値判断は,絶対的基準がないので,この話をしても切りがありません。
このブログをご覧のあなたは,もっと成果を出したい。
成果を出すために,何らかの学びを得たいから,御覧頂いていのではないでしょうか。
ですので,判断基準は,
「成果につながるか,成果を阻害するか」
です。
このように考えた場合,
「涙を流す人」
に対して嫌悪感が湧き出てくるということは…成果を阻害することになります。
なぜでしょうか。
本当に素晴らしい成果を出しているアスリートは,涙など流しません。
メジャーリーガーのイチロー選手が,ヒットを打てなくて涙を流す…など考えられないでしょう。
世界の名だたるサッカー選手が,試合に負けて涙を流すなど,想像できないでしょう。
高校野球の球児は,高校生だから許されます。
プロのアスリートが,涙を流す…など,ただの甘えです。
もちろん,ロッカールームで悔し涙を流す…というのは別に問題ないでしょう。
ですが,中継されているテレビカメラの前で涙を流すなど,ただの甘え…あるいは同情を引きたいだけの駆け引きのような気がして,反吐が出ます。
そんな心構えだから,メンタルが弱くて,また負けて,また泣くのです。
このような考え方は,「寛容さ」に欠けます。
寛容さに欠けると,「遊び」が少なくなります。
遊びとは「物事にゆとりのあること」を意味します。
突き詰めると…完璧主義に陥ります。
完璧主義に陥ると,間違ったことができなくなります。
間違ったことができなくなると,試行錯誤ができなくなるため,行動量が下がります。
行動量が下がれば,成果が出ないことは明らかです。
否定や批判の「対象」には気を配らなければなりません。
例えば,コピーの添削において,
「弊社は」
「弊社は」
「弊社は」
などと,自社のことばかりを書いていると,反応率は見込めません。
そのコピーに対して,
「自分のことばかりを書いているコピーが売れるはずがありません」
というのは,ありでしょう。
では,
「この奥にあるマインドとしては,顧客のことなど考えもせずに,自分がいかに売れればいいのか。いかに顧客からお金を巻き上げればいいのか,だけを考えていると言えます。だからこんなコピーになるのです」
まではギリギリセーフでしょう。
では,
「そんな自己中心的な会社は許されないので,社会から排除しましょう」
までやってしまうと,アウトでしょう。
否定や批判をすると,多くの場合,ブーメランになって自分に跳ね返ってきます。
「ミスばかりで,やる気あるのか!」
と叱れば,
「自分はミスができない」
という思考が働きます。
ミスを恐れると,行動力が下がります。
これでは成果が出ません。
自分の知識経験スキルに照らし合わせて,
「適切とはいえない」
ものを修正・改良するのであれば,問題ないでしょう。
ですが,自分の中の観念と組み合わせて,頭ごなしに否定する。
これは,ブーメランになって,自分に返ってきます。
だから,涙を流している男性アスリートを見ると…気持ち悪いですが,その気持ち悪さは,自分の中の不寛容さに対する気持ち悪さに気づかないと,ブーメランになって自分を傷つけるのです。
本当に成果を出したいならば,
「◯◯だけは絶対に許せない!」
を,1つでも2つでも手放していくことなのでしょう。
手放せば手放せるほど,より身軽に自由になって,自分を傷つける頻度が下がるので,成果を出しやすくなることでしょう。
私の場合は,
「人前で流す男の悔し涙」
です。
あなたの場合は何でしょうか。
もっとわかりやすいのは,ビジネスに関する観念。
「オンラインで売上アップなんて無理」
「対面でないとものは売れない」
だと思ったら,オンラインで絶対に成果は出ません。
「良い商品であれば宣伝しなくても売れる」
と思う人であれば…絶対に売れないでしょう。
宣伝しなくて売れる,なんてことは,宝くじレベルの話です。
こういった思い込み,観念を一つ一つ手放すことが,
より成果につながるのです。
頑張っても頑張っても頑張ってもなかなか成果が出ない。
そんな時は,ぜひ一度ぜひ探してみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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