知恵を尽くした、もう一言の威力

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地元が温泉町なこともあり、それなりの頻度で温泉の日帰り入浴施設を利用します。

すると、よく見かけるのは、
「刺青の方の入浴はお断りします」
といった言い回しの貼り紙。

正直、あまり実効性のない貼り紙です。
なぜなら、脱衣室でスタッフが監視して、刺青の人を見かけては即追い出す…くらいのことができなければ、意味が無いでしょう。
実際、同時刻に入浴している他の顧客が、
「刺青している人は入浴禁止です。出て行って下さい」
などと言えることはまずないでしょう。

では、どうすれば実効性が出るのか。
一つの方法としては、刺青をした人が、自らその施設での入浴を忌避して出て行く、ということが考えられます。

今日、初めて利用した温泉銭湯に、こんな言い回しの貼り紙でした。

「お客様からの苦情により、◯☓警察署の指導のもと、刺青を入れている方の入浴は禁止します」

…さすがに、脱衣室で撮影はできず、メモもないので、正確な表現ではないかもしれません。
概ねこのような記載です。

例によって、コピーライティング的な要素としては、
「理由のコピー」
です。

どんな理由であったとしても、理由はないよりはあったほうが説得力が出ます。
これは、心理実験により立証されています。
ここでは「お客様からの苦情により」とあります。

そして、もう一つ。
「◯☓警察署の指導のもと」
おそらく、警察に相談して…警察も、
「貼り紙をはっておけばいいんじゃないでしょうか」
程度のことしか言っていないのではないかと推測されます。
忙しい警察が、
「すでに何か問題を起こしたわけではない」
事案に、いちいち親身になって対応することは考えにくいからです。

とはいえ、警察に言われたとおり、貼り紙を貼って、
「◯☓警察署の指導のもと」
というのは、決して嘘ではありません。

そもそも、刺青をした人、というのは、いわゆるヤクザや暴力団関係者に多い…という前提の上での話になります。
そんな彼らにとって、警察…という文言は、多かれ少なかれ面倒に感じる…のかもしれません。
もし、多少なりとも面倒に感じて、その日は入ったとしても次から来なくなるならば…目的達成です。

あるいは。
刺青をしていない他の利用客も、
「この施設はきちんと刺青の人を対応しているんだな」
と思わせることにもなります。

劇的な効果は見込めないでしょう。魔除け程度の効果かもしれません。
それでもやらないよりはずっといいのです。

もっとも。
個人的には、刺青の客よりも、洗い場に自分の荷物を置いてずっと占領している人。あるいは、幼女を放し飼いにして、迷惑し放題にも関わらず、注意しようとすらしない親。こちらのほうを、より徹底的に対処して欲しいところです。

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