禁断のネタと禁断のコピーワード

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参院選も終わって少し日数が経ったので、もういいでしょう。
今日は禁断の政治ネタです。
国政選挙の投票先はすぐきまったでしょうか。

様々な論点があり、政党毎に主張が違うため、どこに投票していいか迷うこともあります。
そんな時は、「ボートマッチ」という無料サービスがあります。

それぞれ、論点ごとに自分の考えに近い選択肢を選ぶことで、どの政党とどれだけ考えが一致しているか、という一覧がひと目で分かるように表示されます。

その結果に基づいて、投票するというのも一つの手です。

さて、このボートマッチ。
現時点においては、「毎日新聞」がこのボートマッチのサービスを提供しています。

ここで問題になるのは、
「信ぴょう性」
です。

そもそも、ボートマッチは、自分の主義主張がどの政党に近いのかを、
「自分で調べるのが面倒」
だから、このボートマッチを利用する、ということになります。
では、このボートマッチのシステムが、本当に正しいかどうか、誰が検証しているのでしょうか。
特定の政党に対し、恣意的な結果になるように表示されている可能性があるかもしれません。

そこは、毎日新聞を信じるしか無い、と言えます。

非常に極端な例を出します。
このボートマッチのサービスを提供しているのが、毎日新聞ではなく、
「しんぶん赤旗」
だったらどうでしょうか。

しんぶん赤旗の運営母体は、「日本共産党中央委員会」です。

投票先の1つである共産党と直接的な関係がある団体となります。
その関係者が提供するボートマッチ、あなたは信用できるでしょうか。

あるいは。
毎日新聞ではなく、「聖教新聞社」だったらどうでしょうか。
聖教新聞社は、運営母体が宗教法人創価学会です。
創価学会といえば、公明党の支持母体です(Wikipedia参照)。

しんぶん赤旗ほど直接的ではないものの、投票先政党の1つである公明党と密接につながりのある団体が運営するボートマッチ。
あなたは信用できるでしょうか。

単純に、しんぶん赤旗や、聖教新聞社が信用ならない…という意味ではありません。
そのような評価を、このブログでする意味もないし、ふさわしいとも思えませんので、その点については各自の判断にお任せします。

ただ、単純に本来は中立的な立場で評価を提示するべきである、ボートマッチ。
その運営団体が、当事者と密接なつながりがあったら、客観的な公平性が保てない、ということになります。
実質的に、本当に信用できるかどうか以前に、信ぴょう性がない状態になってしまいます。

これは、仕方がない、という他ありません。

さて、ここまで当たり前のことばかりを書いてきました。

ただ、この当たり前のはずのことが、徹底されていないのが、コピーライティングや広告上の話です。

広告に、例えば
「安心」
とか
「安全」
といった言葉を使っていないでしょうか。

「おいしい」
とか、
「素晴らしい」
「凄い」
「美しい」
「キレイ」
などといった言葉を使っていないでしょうか。

使っていたとしたら…
「しんぶん赤旗」や「聖教新聞社」の提供するボートマッチのようなものです。
いわゆる、お手盛り状態です。

定義【お手盛り】
《自分で好きなように食事を盛りつける意から》自分の都合がいいように物事を取り計らうこと。

自分で自社のことを、「安心」「安全」「おいしい」「素晴らしい」「凄い」「美しい」「キレイ」などと言って、誰が信じるのでしょうか。

こういった言葉は、第三者から言われて、初めて意味を持つものです。

まず、自分の広告メッセージをチェックしてください。
その上で、これらの言葉がコピーに含まれていたなら、すぐに対処が必要です。
自分で言わずに、「お客様の声」や「推薦文」などで、これらの言葉を使ってもらうようにしてください。

最後に。
わかりやすさを優先するために、具体例を実名で記載しました。
しんぶん赤旗、日本共産党中央委員会、聖教新聞社、公明党等を不当に貶める意図は全くありません。
また、アップスタッツ経営研究会が、これらの団体等に対して支持や不支持をしているわけでもありません。
念のため。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

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