紙面広告で反応を引き出す姑息なワザ

紙面広告で反応を引き出す姑息なワザ

紙面広告で反応を引き出す姑息なワザ
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今日は,少々姑息な広告コピーのテクニックを紹介します。

広告とは,当然ですが見てもらえなければ効果はありません。
当たり前です。
では,どんな広告が,見てもらいやすいでしょうか。
考えてみて下さい。

日頃,私がブログに書いたり,勉強会やセミナーで言っていることとは違います。
その視点で考えてみると,意外性があるかもしれません。

それは何か。
単純ですが,「広告」っぽくない広告です。

なぜなら,人は「売り込まれるのは嫌い」だからです。
人は「買い物は好き」ですが「売り込まれるのは嫌い」なのです。
繰り返します。「買い物は好き」ですが,「売り込まれるのは嫌い」なのです。

だから,広告を好んで見るような人は,私のようなセールスコピーライター等,限られた職種の人にかぎられることでしょう。

広告を好きで見る人は少ないのです。
だからこそ,「広告」だと思った瞬間に,人は「売り込み防止センサー」が起動します。
無意識に広告をスルーするのです。
このセンサーが,更に高性能になると「スルーしたことすら意識に上らない」ようになります。

人はそれだけ広告を見ることが好きではないのです。
言い換えると,それだけ「売り込まれるのが嫌」なのです。

だからこそ,それでも見てもらえるように,気の利いたキャッチコピーで興味を誘ったり,オファーで特典を打ち出して反応を得ようとすることが必要になります。

今回は,その反対のアプローチとして,
「広告だと思われない」
ようにすれば,見てもらえる確率が上がるのです。

その手法が「記事風広告」などというものもあります。
新聞などでは,広告料金を払って,記者に広告を書いてもらうというものです。

記事風広告,というきちんとした広告手法に基づかない姑息なやり方が,単に記事であるかのように見せかける広告です。

紙面上と似たようなレイアウトにして,似たようなフォントをして,似たようなデザインにして広告を出します。
すると,本文の「コンテンツ」であるかのように勘違いした読者が,広告を見てくれます。

また,「売り込み防止センサー」が作動しないので…むしろ,その紙面に対する信頼感がその広告に対しても作用します。

つまり,「◯◯新聞がここに電話して相談したほうがいいのだから,電話したほうがいいんだろうね」と思って電話する…ということすら起こりえます。

もちろん,その新聞の信用に関わることです。
その広告で販売しているサービスがろくでもない場合,それを推奨したかのような新聞社に対しても信用が下がります。
なので…ある程度影響力のある媒体は,そういった記事風広告や,記事に見せかけたようなダミーに対しては,「広告」と明記するのが一般的です。

1990年代の話で聞いたことのある事例ですが,記事に見せたダミー広告を出したところ,すごい反応が出たとのこと。その自体を重く見た新聞社が「広告」と表記したところ,反応が5分の1まで下がった,とのことでした。

今では,「広告」と表記するのが一般的です。

…けれど。
一部の媒体は,まだまだこれが徹底されていません。
本文をパクるなら今のうちです。

私も,地元広報誌に掲載する時は,広報誌の本文に似せたレイアウトとデザインで広告を作成しました。

残念ながら,限られた媒体でしか使えないテクニックではあります。

だからこそ,そのテクニックが活きる背景まで詳しく解説しました。

でないと,
「本文に似せて,広告っぽくなく作ればいい」
というだけでは,場当たり的で,すぐに使い物にならない知識だからです。

人は買い物は好きですが,売り込まれるのは嫌いなのです。

これは,何度繰り返しても足りないくらい大切なポイントです。

これを理解せずに,安っぽい売り込みを紙面に似せたダミー広告で売り込んだら…読者はきっと騙されたと思って,反感を集めるだけです。
やり方は姑息だからこそ…本当に価値を伝えることをしないと,大変なことになります。
実行は自己責任にてお願いします。

最後に。
人は売り込まれるのが嫌いなので,広告も嫌いです。
だからこそ…広告ばかりがやたらと多い媒体には未来がありません。
なぜなら,繰り返しますが,広告を見ることそのものを好む人は少ないからです。

今では本当に酷い広告が増えたフェイスブックも,かつては一切広告を出すことを禁止していたそうです。
広告を出さないことで,魅力あるSNSとしてユーザーをとにかく増やすことに注力したといいます。

つまり…価値ある媒体とは,他に広告が出ていない媒体です。
そんなものが本当にあるかどうかは,あなたの目で確かめてみてください。
これから新しくできる媒体などがこれに該当することでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
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