見られる広告見られない広告を分ける、一瞬の無意識の審査

見られる広告見られない広告を分ける、一瞬の無意識の審査

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今日の内容は、まとめると1行で終わります。
でも、1行ではブログ記事にならないので、1500字くらいまでなんとか引っ張ってみます。

先日、とある経営者向けの交流会に参加した時のことです。
ある弁護士に会いました。
通常は、弁護士という存在は珍しいため、
「お、弁護士か…」
とそれなりの印象を受けます。

ですが、最近弁護士の数も増えてきたため、
「弁護士」
というだけでは顔と名前をおぼえられなくなりました。

ですが、先日会った弁護士の方は、顔と名前を覚えました。
理由は単純です。
「◯◯案件専門」
だったからあです。

弁護士は…万能です。
あらゆる士業の頂点に立つ、と言ってもいいでしょう。
やろうと思えば、税理士の仕事も司法書士の仕事も、社労士の仕事も行政書士の仕事も、なんでもできます。
いわゆる弁護士業務だけでも数多くの分野があります。

けれど。
何でもできればこそ、何でもしたくなるのでしょうか。
別の弁護士は、
「得意業務は何ですか?」
と訊かれて、
「何でもできます」
と答えていました。

さらに、
「具体的に何か一つ得意業務を教えて下さい」
と食い下がった質問に、
「いや、なんでもできます」
と答えていました。

よほど自らの有能さを見せつけたいのか。
あるいは、よほど自分の扱える仕事を1件でも逃したくない、という強欲さを見せつけているのか。

絶対に依頼したくないし、紹介したくない弁護士として、記憶に残っています。

一方、先日の弁護士は、完全に
「◯◯案件専門」
と言い切っていました。だからこそ、他の弁護士や法律事務所と混同すること無く、記憶に残っています。
「◯◯の件だったら、この☓☓先生にまず電話すればいいんだな」
とだけ覚えていればいいので、極めて単純明快です。

これが、絞り込む強さです。

この絞り込む必要性は、他の様々な販促・プロモーションに当てはまります。
例えば、チラシ。

そのチラシでアプローチしたいターゲットが、男性と女性、両方だとします。
絶対にやってはいけないのが、1枚のチラシで男性と女性両方にアプローチすること。
これをすると、先ほどの強欲な弁護士と同じです。

絞り込んだほうが、人は反応しやすいからです。

例えば。
温泉を例に紹介します。

女性と男性では、温泉の効果効能のアピールは全く違うでしょう。
私は地元が温泉町なので、友人に「遊びにきてね」という時に温泉をアピールするとします。
その場合、男性には、
「肩こりが良くなった」
などと言うでしょう。

女性には、
「肌ツルツルになるよ」
と言うでしょう。

男性に
「肌ツルツルになるよ」
などとはい言いません。言ったところで「だから何?」となるでしょう。

1枚のチラシで、男性と女性にアピールするならば、これら両方を載せることになります。
女性には「肩こり」は問題ないでしょうが、男性に「肌ツルツル」は明らかに訴求ポイントを外しています。

「これは私向きではないな」
と即座に無意識のうちに判断するでしょう。

無意識に、です。
ちょっと思い出してみてください。広告を目にした時に、いちいち意識的に「あ、これ私向き」「これ、私向きじゃないな」と判断しているでしょうか。

毎日、膨大な広告にさらされ続ける中で、一つ一つ判断する、などとできるはずがないのです。
だからこそ、一瞬で無意識に「まずは自分向けかそうではないか」と判断することになります。

繰り返します。無意識で一瞬のうちに、です。

その無意識の、一瞬の審査をくぐり抜けるためには、他の人向けのメッセージなど混ぜてはいけないのです。

欲張っていはいけません。
1つの媒体に1つのターゲット、そして1つのメッセージです。
これがコピーライティングの鉄則です。

 

 

 

 

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