ある政治家がいます。
個人的に、なんとなくファンです。
政治的な主義主張、政党の党是は脇に置きます。
興味はないし、知っているわけでもありません。
その方に票を入れたこともありません。
ですが、なんとなく気に入っています。
元気いっぱいなところが、面白くみえるのかもしれません。
そんなですが、文章力は酷い。
SNSの投稿を読んで、見るたびに「酷い」と感じます。
最近は、投稿をスルーしてしまいがちです。
それくらい酷い。
何故かと言うと、1回の投稿で、テーマが3つ4つと盛りだくさん。
しかも、1つ1つのテーマについて行が空いているわけではありません。
改行こそされていますが、普通に読んでいると、次の行で全く違う話になっているのです。
実に混乱します。
140文字までしか入力できないツイッターで、テーマ一つ一つ毎に投稿したら、凄く見やすくなるのに…と、何度も思います。
喋らせると、非常にユニークなキャラですので…なんとももったいない話です。
SNSの投稿が酷いからといって、決して嫌いにはなれない御方です。
話は変わります。
先日、あるメルマガを読んていました。
新企画のセミナーの告知です。有名な、ある講師を読んで、その方のコンテンツを話していただく…ようです。
ところが。
読んでいて、混乱しました。
その方のセミナーの内容について、詳しく解説してあり…申込URLを見ると、その特別講師とは全然違う、別のセミナーもそこにまとめて書いてあったからです。
単純に、間違って別のセミナーを申し込んでしまい、
「違うセミナーを申し込んでしまった…」
とクレームになるのでは、と勝手に心配してしまいます。
人間の脳は、マルチタスクに対応していません。
一度に複数のことを実行すると、一つ一つの生産性が激減します。
これについてはすでに科学的に証明されているので、詳細は省略します。
人は一度に一つのことしか考えられないのです。
ならば、書くときも、一度に一つ。これが自然です。
コピーライティングにおいて、特に見かけます。
チラシなどで、一度にたくさん宣伝しているものがたくさんあります。
紙代印刷代、そして折り込み代などを考えると一度にたくさん宣伝したくなる気持ちはわかります。
ですが、一度に複数宣伝する、ということは、一度に0個宣伝している、と思って下さい。
もちろん、例外はあります。
カタログなどです。
1冊で1つの内容…ということはできません。
その場合は、1ページに1つのテーマ、見開きで1つのテーマ、あるいは2分の1の枠に1つのテーマ、と区切っています。
もちろん、枠が小さくなればなるほど書ける量が少なくなります。
書ける量が少なくなればなるほど、印象も宣伝効果も薄くなります。
つまり、カタログというのは、コピーライティングの中でも、最高難易度に属するものなのです。
あくまでも例外と考えたほうがいいでしょう。
一度に一テーマ。
これは、コピーライティングにおいても、ブログでも、SNS投稿でも同じです。
読み手に優しい文章にする一つの秘訣
読み手に優しくわかりやすく、記憶に留めたいのであれば、この点を遵守して下さい。
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