非常に秀逸なヘッドラインの作用例

非常に秀逸なヘッドラインの作用例

非常に秀逸なヘッドラインの作用例
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早く寝よう…とは思っていたものの,
つい日経電子版の記事をナナメ読みしていたら…
5ページ分の長めなコラムを
隅から隅まできっちり読んでしまいました。
 
 
…読まずにはいられませんでした。
 
 
理由は単純です。
あまりにもピンポイントすぎた
ヘッドラインだからです。
 
 
ヘッドラインとは見出しのことを言います。
 
日本ではよく
「キャッチコピー」と表現しますが,
コピーライティング業界においては,
ヘッドラインがスタンダードです。
 
しかも,今回はコピーではなく,
コンテンツですから,
ヘッドラインと表現すべきでしょう。
 
 
どうせ書くにしても,
一人でも多くの人に読んでもらいたい
という欲求があるのは
避けて通れません。
 
 
ただ,現実的には,
「適切なターゲット」
以外の人に読んでもらっても
まるで意味が無いのも現実です。
 
 
今回はコラムですが,
広告で考えてみて下さい。
 
 
例えば,WEB上でよく見かける,
クリック課金型広告。
見た人がクリックする度に,
料金が課金されるというもの。
 
 
必要ない人に対しては
クリックされないことによって,
必要な人が見ただけ課金されるという,
費用対効果に優れた広告媒体です。
 
 
そんな広告を
様々な人がひたすらクリックされたら
どうなるでしょうか。
 
興味ない人が散々クリックして,
課金され続けることになります。
一種の悪夢でしょう。
 
 
そんな現象が起きないためにも,
ヘッドラインが機能します。
 
つまり,狙った人の興味を惹き,
それ以外の人をふるい落とすのです。
 
 
今回のコラムのヘッドライン。
これについては,
私は読まずにいられませんでした。
 
なぜなら,
このヘッドラインは次の通りだったからです。
 
「血圧が高いのにラーメンが好きなあなたへ」
 
 
 
これには参りました。
読まずには居られませんでした。
割と専門的な内容です。
午前3時半を回って,眠いです。
 
それでも,読まない,
という選択肢はありませんでした。
 
 
このように,
強烈に行動を促すのもヘッドラインの役目です。
 
 
何よりも秀逸なのは,最後まで読ませ切ったこと。
 
 
ヘッドライン本来の役割は,
注意を引いて,1行目まで読ませることです。
1行目の役割は2行目を読ませることです。
2行目の役割は3行目を読ませることです。
 
…なのですが,今回は,
ヘッドラインを読んだだけで,
最後まで読まずには居られませんでした。
 
 
なぜなら,そこに
「魔法」
を期待してしまったからです。
 
すなわち,
矛盾した内容に対する解決策です。
 
 
この矛盾を突いたヘッドラインは,
非常に反応が高くなる傾向にあります。
 
 
有名な例が,
「怠け者が億万長者になる方法」
というもの。
 
 
怠け者が,
なぜ億万長者になれるのでしょうか。
 
常識の範囲内で考えるなら,
なれるはずがありません。
 
でも,どこか期待してしまう人が
居るのではないでしょうか。
 
 
そんな人の
心の奥にあるピンポイントを
射貫いているから反応が上がるのです。
 
 
血圧は高くても,ラーメンは食べたいのです。
 
だから,このコラムを読むことで,
 
「血圧が高くても
ラーメンを食べて問題にならない方法」
 
という魔法を期待してしまう
ヘッドラインだったのです。
 
 
このように,
矛盾したヘッドラインは,
非常に注目を集めることが出来ます。
 
魔法の解決策をにおわせるからです。
 
強力だからこそ
使い時を考えなければなりませんが,
それでも効果的なのです。
 
 
 
蛇足です。
コラムの結論。
「ラーメンのつゆは飲むな」
 
…。
…。
広告でもないし,勝手に期待した私の問題でしょうけど。
それでも,なんかがっかりです。
 
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
追伸
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら,その1つが機能しなくなったら…?
今日使える売上アップ法が,来月使えるとは限らないのです。
 
とはいえ,どうしていいかわからない。

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