22年越しの復讐心の行方

22年越しの復讐心の行方

22年越しの復讐心の行方
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22年ぶりに,あるゲームがリメイクされることになりました。
当時はまだ,スーパーファミコンの時代です。
これが今,スマホでプレイできるようにリメイクするのだとか。

マーケティング的には,とても「賢い」選択です。
当時プレイしており,懐かしく思う一定の層には売れます。
ある意味「リピーター」が確定しているとも言える以上,売りやすいと言えます。
実際,このゲームに関しては,以前にTwitterで「リメイクして欲しいゲーム」としてアンケート調査を行っていました。
その中で,このゲームが一番多く票が集まっていました。
そう考えると,大ヒット,大ブレイクは見込めないものの,一定程度の売上は見込めます。

ただ,今日のテーマは,また別です。
「恨み骨髄に徹する」
とでも言うのでしょうか。

ゲームの中で,ある登場キャラクターが,非道なことを行いました。
ですが…その行いに対して,何ら報いがあるわけではなかったのです。

ゲームならではでしょうか。
コマンドで話しかけても,まったく同じリアクションをするだけです。

これがどうにも許せない…ということで,当時は話題になりました。

そのキャラクターに話しかけた時に返ってくるコメントも,ある意味ネットスラングとして確立していました。

その流れで,今回決まったリメイク。

いかにして,あの登場キャラクターに制裁を与えられるだろうか…と,ユーザーの関心が高まっています。

個人的に,少々驚いたのは,ゲームの中とはいえ,22年前の恨みを未だに覚えている人があまりにも多かったことです。

確かに釈然としない,不快なシナリオでしたが…22年も恨み続けている人が,ここまで多いというのは驚きです。

これが,
「復讐」
の威力です。

ただし,これは少し事情が違います。
ゲームだからこそ…言い換えると,フィクションの世界だからこそ,それだけ復讐の感情が高まったのかもしれません。

なぜか。
リアルの世界で,復讐のトリガーが発動することは…それほど多くないからです。
なぜなら,復讐心のおもむくままに行動したら…たいていはいい事態にはなりません。
むしろ,警察沙汰になることも珍しくないでしょう。

理不尽な上司,理不尽な取引先,理不尽な顧客…
腹の立つことはたくさんあるでしょう。
だからといって,いちいち復讐を実行していたら,社会生活は成り立ちません。

復讐はしたくてしたくてたまらなくても,我慢して押し殺して…だんだん,復讐心を感じないように「適合」されていくのです。

そして,その復讐心は,小説や映画,ゲームなどで発散します。
ですので,ゲームの中こそ,抑えなくてもいい復讐心が発揮されるべき場所なのです。
それを不完全燃焼で終わってしまったので…22年も恨み続ける人が続発している,ということなのでしょう。

さて,この復讐心。
これをコピーに活用することはできます。

できますが,ある程度の覚悟は必要でしょう。
なぜなら…その封じこめて,感じないようにしていた復讐心を開封してしまうことになります。
その復讐心の向かう先を失敗すると,自分に降り掛かってくることになりかねないからです。

ではどうすればいいのか。
非常に漠然とした話になります。

セールスコピーで,復讐心を刺激するようなことを書くならば…
最後までそのセールスコピーを読んだ時に,納得して溜飲が下がる状態にしなければいけません。

具体的には,最後まで読んで,溜飲が下がり,その販売する商品やサービスを購入すること。
それを購入することで得られる素晴らしい未来まできちんと具体的に描いてあげること。

そこまでしなければ,復讐心を活用するコピーは自粛した方がいいでしょう。

最後に。
このゲームで,この登場キャラクターに対し,相応の報いのある状態にしないと…
22年前はまだSNSなどありませんでした。
ネットもまだまだ未発達。
ですが,今の時代はSNS全盛です。

22年間の恨み,復讐心が,爆発。
今度こそ,大炎上することになるでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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