こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
今日は…
非常にマニアック…かもしれない
「言葉の話」
をします。
思いつく限り,
「痛い」
言葉の誤用を紹介します。
願わくば…
あなたが最後まで
一度も
「うっ」
と思わずに最後まで
ご覧いただけることを願っています。
「コンサルタントする」という怪現象
どんな仕事であっても,
その仕事をする上で
「道具」
を大切に扱わなければならないことは
いうまでもありません。
私は,セールスコピーライターにして,
マーケティングコンサルタントです。
この仕事において
「道具」
とは何か。
そう,
「言葉」
です。
なので,
言葉を大切に…
言い換えると
「より適切に」
「より正確に」
使いこなすことが
職業上,そして成果として
捉えるにあたっても重要です。
先日,
ある方から,
「どれくらいコンサルタントしているのですか?」
と訊かれました。
コンサルタントとは,
【consult(専門家に意見を求める)】
という動詞に,
【-ant(〜する人)】
をくっつけた言葉です。
ですので,コンサルタントをする,
という言葉は
おかしいということになります。
職業を聞かれたら
「コンサルタントです」
と答えるにしても,
「仕事は何ですか?」
と聞かれたら,
「コンサルティングです」
と答えることになります。
これが,
言葉を正確に使う,
…というひとつの例です。
確信犯的な「確信犯」
さて,
「確信犯」
とはどんな意味でしょうか。
定義【確信犯】
政治的・思想的・宗教的な信念に基づいて
なされる犯罪。
また,その人。
自らの行為を正しいと確信してなされる
思想犯・政治犯・国事犯など。
(広辞苑)
俗に,
「夜食テロ」
などという行為があります。
夜遅くに,
美味しそうなグルメの写真を
SNSにアップすることです。
夜寝る前に食べると太ります。
ですので,お腹が空いていても
我慢,我慢…と耐えている人に,
美味しそうなグルメの写真を見せて,
誘惑するわけです。
さて,
これは
「確信犯」
でしょうか。
心の底から,
「我慢は良くない。
何時であろうと,食べたいものを
食べればいいんだ。
だから,我慢している人を
解放することが,正しい行為だ」
と思っているのであれば,
それは「確信犯」です。
…まあ,「犯罪」ではないですが。
ですが,
「誘惑」…すなわち,
「悪いと思いっていながらやらかす行為」
を「確信犯」だと思っている人が
いかに多いことか。
それは,
「確信犯」
ではありません。
「故意犯」
です。
ですので,上記の小見出し
確信犯的な「確信犯」
というのは,正確ではありません。
故意犯的な「確信犯」
とでも表記すれば正しくなるのでは
ないでしょうか。
…ということで,コイツらは「故意犯」
SNSやネットで
いろいろな記事を見ると…
たまに見かけます。
見ると,
イタタタ…
と感じます。
痛い…というか,
金曜日の夜遅くに,
東京の山手線に乗った時,
駅のホームで見かけることが
酔っぱらいの吐瀉物を
見たときのような,
穢らわしいものを見てしまった
気分になることがあります。
例えば,
「顔晴る」
とか。
「志事」
とか。
「成幸」
とか。
フォントが小さくて
ごめんなさい。
目に入れることすら
忌まわしいので,
小さくしました。
このような,
安っぽい,
冒涜としか思えない
造語を使うことが,
「カッコいい」
とでも思っているのでしょうか。
百歩譲ります。
初めてこの言葉を使った人はOKです。
その人のオリジナルですから。
ですが,
これを見て
「カッコいい」
と,パクって使う人を見ると…
その人の人格に対して,
2枚重ねのティッシュペーパーを
1枚はがしたかのような…
薄っぺらさを感じます。
見た人を,
「汚穢なものを見てしまった」
という気分にさせ,
使う自分自身すらも
貶める言葉。
これを
「故意犯」
と言わずに
なんと表現したらいいのでしょうか。
「こんにちは」
を
「こんにち【わ】」
と書く人は,確信犯ですので,
仕方がないかもしれません。
(要するに正しいと思って
誤用している)
これらの
「痛い誤用」
よりも,よほどタチが悪い
「故意犯」
だと言えます。
立場上許されない「ある言葉」の使い方
言葉の使い方…
そして,その言葉を使う
その人自身の「脳」の志向的に見て,
個性というものがあります。
あるいは脳の「適性」とでも
言うべきものがあります。
余談ですが,
たまに「適正」と「適性」の区別がつかない
残念な誤用を見かけます。
ここでは「適性」です。
定義【適性】
ある事に適している性質や能力。
また、そのような素質・性格。
(大辞林)
定義【適正】
適当で、正しい・こと(さま)。
(同上)
例えば,私みたいに
やたらと「言葉」に特化したタイプも
いるでしょう。
一方…
オノマトペ(擬態語・擬声語)で
何でもコミュニケーションを
しようとする人もいるでしょう。
個性は個性なので,
何でもありと言えばありです。
ただ,
言葉を使うことを
生業にする人が,
「何でもオノマトペで解決」
…というのは,
猫に魚屋の店番をさせるくらい,
間違った行為です。
コンサルティング報酬を払って,
いざコンサルティングを受けてみたら,
「バッとやって
グッとやれば,
ビンビンいけるから,
ポンポンやっちゃ言えばいいんだよ」
とか言われたら,
私は発狂するかもしれません。
…ですので,個人的には,
某巨●軍の終身名誉監督のことを,
蛇蝎のごとく嫌っています。
ちなみに,
信じるか信じないか,
いいか悪いかは脇において…
コンサルティング等の場において,
「潜在意識」とか「魂」とかの
言葉も禁句として指定されるべきでしょう。
コンサルタントから,
「潜在意識の声に耳を傾けなさい」
とか,
「魂が喜ぶことをしなさい」
とか言われて,
具体的に対処できるでしょうか。
以上,
今日は私自身のエゴ…
言葉に対する矜持を
書き連ねました。
ちなみに
「こだわり」
という言葉をよく使いますが,
元の意味は
「些細なことにとらわれる」
という意味です。
自分の誇りを
「こだわり」
と表現するのも
なかなか無様な話です。
私自身,
日頃から気をつけて,
電子辞書を携帯しています。
ちょっとでも不安だったら
すぐに辞書を引きますが…
それでもまだまだ
言葉を間違って使っている場合は
たくさんあります。
セールスコピーライターとして,
コンサルタントとして…
それ以上に,
一人の人間として,
より言葉を適切に扱えるように
なりたいものです。
今日のテーマに関する記事はこちらです。
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あなたはこの違いを説明できますか?
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正しい言葉を使うことで,より「意図」を正確に
伝えられるようになります。
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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