民間ロケット打ち上げ実験から学ぶ「成果を出す土壌」

民間ロケット打ち上げ実験から学ぶ「成果を出す土壌」

民間ロケット打ち上げ実験から学ぶ「成果を出す土壌」
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

本日午前5時45分。
日本初の「民間」によるロケット発射実験として,
「MOMO3号」の
打ち上げが行われました。

 

この経緯において実感した,
「成果を出す考え方」

「成果を出す土壌」
についてお伝えしていきます。

 

 

夢を載せて

 

場所は,北海道の大樹町。
GoogleMAPによれは
このあたりです。

 

大樹町は,2016年時点で
5742人。

 

実験は
この小さな町で行われました。

 

もともとは,4月30日。
平成最後のロケット発射実験予定でした。

 

 

大手旅行代理店による
ロケット発射実験
観覧ツアーもあったようです。

 

 

…が。

 

天候不順により5月2日に延期。

 

 

5月2日は
予定が空いていたので…
札幌からひとっ走り,
大樹町まで行ってきました。

 

途中,3分ほどのトイレ休憩を入れて…
約4時間半。
だいがい260キロの距離です。

 

11時15分発射開始予定にあわせて…
午前3時半に出発。
なぜなら,駐車場が1000台限定なので
埋まる前に…と思った次第です。

 

 

無事,8時頃に到着し,
駐車場も…
まだ3分の1くらいしか
埋まっておらず,
駐められました。

 

たどり着いて思ったのが…

 

こんなにも
人が集まるものなんだなぁ
という実感です。

 

マスコミもどんどん集まってきて…
一定ラインでは
場所取り合戦になり…

そして
10時半頃,
発射45分前に
中止の放送が入り,
会場は悲鳴で埋め尽くされます。

 

 

そんな様子も目の当たりにして…

 

「なんか凄い」

 

という,
ろくな語彙ごいも出てこない,
感覚です。

 

ただただ,
圧倒されました。

 

なぜなら…
「民間だけで
ロケットを打ち上げたい…」
という,
一人の思いが,
こんなにも多くの人を
突き動かしているからです。

 

 

例えば…
その日集まったのは
自動車で600台ほどだそうです。

 

そして…
大樹町の役場職員なのか,
ボランティアスタッフなのかは
よくわかりませんが…

 

かなりの数,
駆り出されていました。

 

 

「何人くらいですか?」
と尋ねたのですが…
「前回(4月30日)よりは
少ないです,申しわけありません」
と謝られてしまったので
人数はわかりませんが。

 

結果的に,

4月30日に中止し,
5月2日も中止,
5月3日も天候不良で…
5月4日,本日に至りました。

 

 

この4日間,
多くの人が
動員されることになり…

 

 

そして…
その度に,
多くの人が
この人口5700人あまりの
小さな町を
訪れたのでしょう。

 

 

 

失敗を望む悪魔

 

5月4日,
午前5時に
発射予定…ということで,
さすがにもう
行っていられないので,
オンライン生中継を
見ることにしました。

 

 

4時40分くらいから
映像を見ていたのですが…

 

5分前の
カウントダウンを聞きながら
手に汗を握り,
「その瞬間」
を待ち,

 

 

カウントダウンは0になるものの,
発射はされず。

 

数分後には,
発射10秒前に
緊急停止ボタンが
押されたようです。

 

原因は不明。

 

オンライン中継には
チャット欄があったのですが…

 

その時に,

「どうせうまくいきっこない。
ほらみろ」

「ざまあみろ」

「うまくいくことなんかないから
やめればいいのに」

 

という言葉がいくつも
上がっていました。

 

これを見て…
「なるほどなぁ」
と思った次第です。

 

 

一人の人から始まった,
「民間だけで
ロケットを打ち上げたい」
という思いから始まった
プロジェクト。

 

結果的に,
仕切り直して5時45分に
発射成功しました。

 

多くの人の支えの影に…
こんな悪魔も大量に
湧いて出たんだな…

 

そして…
プロジェクトメンバーは,
こんな感じの悪魔と
戦い続けたんだなぁと

 

…と思った次第です。

 

2種類の悪魔

 

革新的なことを
やろうとすると…

一部の人は
悪魔に変わります。

 

「そんなもの,
やっても無駄だよ」

「うまくいきっこないよ」

「時間とお金と労力,
無駄にしないほうがいいよ」

 

特に悪質なのが,
「ありがたい忠告」
を装って,失敗に誘導しようとします。

 

何か新しいものが
為されると…

 

 

その人の価値観が
否定される…とでも
思っているのでしょうか。
安っぽい,薄っぺらい
セルフイメージを守ろうと
必死なのでしょう。

 

 

実にうざい存在です。

 

もう一種類が,
生粋の悪魔です。

 

誰であろうと何であろうと,
人の失敗を願い…
最終的にはこの人類,
すべての生命を無に帰そうと
志す破滅信仰者。

 

 

これも,たちは悪いのですが…
今日のところは脇に置きます。

 

 

そう…
今回のような
「夢をかたちに」
という場合は,
前者の人が足を引っ張るのです。

 

協力者になってくれるかも知れない
と心の何処かで思っていた相手が…

 

 

あるいは,
毒にも薬にもならないと思っていた相手が…

 

 

率先して,
失敗させようと
働きかけて
「敵」
になるのですからね。

 

 

こういった惨状を目の当たりにすることで,
やはり,
「夢を叶える」
言いかえると
成果を出すには2つが
必要だと感じます。

 

一つが,
「成果を出す考え方」
です。

 

これについては
いろいろありますが…
今日のテーマであれば
シンプルです。

 

「悪魔に屈しない」

 

ただそれだけのことです。

 

人々のためになる,
気高くて素晴らしくて
夢あふれる思い。

 

素晴らしければ素晴らしいもので
あればあるほど…

 

悪魔は強力になります。

 

敵の存在を認識し,
戦う覚悟を決めなければ,
成果は出せないでしょう。

 

 

成果を出す土壌を考える

 

そして…今回あらためて
実感したのが,

 

「成果至上主義」
への根強い風潮。

 

確かに5月2日。
目前まできて発射を見ることが
できなかったのは
残念でした。

 

ですが…
それでも観に行って
楽しかったです。

 

何年経っても,
あの青い空と,
草原を駆け抜ける風と…
広い広い空間と…
そこに集まる人々に
期待に満ちた空気感。
これは忘れないでしょう。

本当に行けてよかったです。

 

そしてなによりも…
今回はあくまでも,
「実験」
です。

 

実験ということは
うまくいくこともあれば
うまくいかないこともあります。

 

 

その結果すべてが
「実験」
です。

 

その「過程」を楽しめるかどうか。

 

 

100%成功しなければ駄目だ,
という風潮では何も生み出せません。

 

その風潮が,生み出すものは
「呪いを振りまく悪魔」
だけです。

 

ならば…
うまくいってもいかなくても
その過程すら楽しめるのが
理想でしょう。

 

 

成果至上主義を脱却して,
ひとつひとつの過程を楽しんで…
その先に,気がつけば
理想が顕現している。

 

そんな在り方を
志していきたいものです。

 

何よりも,
人が大きな夢を描いて
立ち上がろうとしている時に,

「やめておけよ」
ではなく,
「がんばれ!」
「わたしにできることがあったら
言ってね」
と言える人でありたいものです。

 

 

日本初の民間ロケット
MOMO3号の打ち上げ成功,
おめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。
感動をありがとうございました。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

2 thoughts on “民間ロケット打ち上げ実験から学ぶ「成果を出す土壌」

  1. しゅう

    異端児ホリエモンのやる事だから特に叩く人が多いように見えた。
    彼のような価値創造型のタイプは既得権で生きている人間には迷惑なんだろう。

    何をやるにも必ずいるね、悪魔。

    昔は身内や友達に多くて疑問だった。

    要はほとんどの人が近い人に変わって欲しくないんだよね。

    悪くはなって欲しくない
    良くなって欲しいけど

    凄く良くはなって欲しくない。

    イチローとか山中教授とか突き抜けた人は別人と思っているけど、つい最近まで一緒だった人が伸びるのは、自分が遅れたり失敗したりした感じになるんとうかがえる。

    日本人、アジア人に多いと思っている。

    要はまだまだ豊かじゃないんだよね、日本人は。
    ついこの前まで貧困で老人や赤ん坊や障害者を捨てていた貧しさで鈍している。

    ホリエモンは好きじゃないけど、彼の冒険や生き方には敬意を持っていて今回の成功は悪魔どもを吹き飛ばした爽快感もあって非常に嬉しかったです。

    1. up-stats Post author

      素晴らしいコメント,ありがとうございます。

      今回,直接的に関係ないので触れませんでしたが…
      やはり,ホリエモンには敵が多いですね。
      ホリエモン好き嫌いはともかく…
      個人的には,「悪魔との戦い方」を心得ている彼がいたのも,
      実験成功の大きな要因だったのではないか,と思っています。

      中流階級症候群…なんて話もあるようです。
      ほんと,昨日まで友達だった人が今日には敵に回すつらさは…何とも言い難いですね。

      多くの成功者は,人間関係のリセットを何回か経験するのも
      これが原因なのかもしれませんね。

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