こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
今日は…
非常にキモいものを
うっかり
目にしてしまいました。
お金も時間も自由になる,とか。
それが幸せに生きるとか。
好きなことを仕事にして幸せになろう,とか。
一番キモいのは,
好きなときに好きな人と好きな場所で好きなことを…
って感じでしょうか。
本当に,気持ち悪い。
これはなぜなのか。
今までわからなかった
「この気持ち悪さの正体」
が…
ふと
「あ,なるほど…」
と思ったので,
今日はこの点を紹介します。
今の仕事がきつくて辛くて
大変な思いを抱いていて…
そんな時に,
こんな「甘い誘惑」に
捕らわれないよう,
しっかり最後までご覧下さい。
好きなことを仕事にして幸せ…?
今は亡き…
「億万長者メーカー」と賞賛された,
全米屈伸のマーケティングコンサルタント,
ダン・ケネディ。
彼は…
好きなことを仕事にする…
ということについて,
ユーモアたっぷりに
語っていました。
「好きなことをして
お金になる…と言うのであれば,
私はゴロゴロしながら
ポテチを食べてテレビ見てますよ。
そんな私を見て
お金を払いたい…と思う人,
いるんでしょうかね」
たしか,
このような言い回しでした。
(出典は憶えていないので,
正確な引用ではないことを
ご容赦下さい)
まあ,当たり前ですね。
私もそれが許されるなら…
朝から晩まで
カピバラを見て過ごしますよ。
10年以上前,
私が北海道に移住した後…
本州から友達が
遊びに来た時のこと。
北海道内観光の
リクエストを受けるのは,
ことごとく,
「旭山動物園」です。
ワンシーズンに3回目訪れたときは,
さすがに飽きました。
「自由行動」の名の下に…
私は友人達が入園してから満足して
帰るまで「かぴばら館」の前に
張り付いていましたからね。
毎日8時間,カピバラを
眺めているだけで
お金になったら…いいですよね。
そんな私を見て,
お金を払いたいと
思える人がいればいいのですが。
まあ,いるはずがありませんね。
つまり…
お金も時間も自由になる,とか。
それが幸せに生きるとか。
好きなことを仕事にして幸せになろう,とか。
好きなときに好きな人と好きな場所で好きなことを…
これはファンタジーだ,
ということですね。
言葉を選ばずに表現するならば…
毎日同じ時間に起きて
同じ時間に同じ場所から電車に乗って
同じ時間に出勤して
同じ書類を処理して
同じ時間にランチをして
同じ時間にExcelを処理して
同じ時間に退勤して帰る。
こんなライフスタイルを送っていて,
退屈に退屈を重ねた「社畜」に
してみたら…
さぞかし魅力的に見えるのでしょう。
まるで…
食虫植物のように
燦然とした輝きでも
放っているのでしょうね。
このようなファンタジーを売り物にする「教祖様」
主張を端的に言うならば,
このような人たちは,
私の価値観とは相容れません。
なぜか。
結局…
食虫植物のように
寄ってきた「虫」を
食い物にしているからです。
要するに…
朝起きてメールチェックしたら
売上が○○万円入っていて…
今日は何しようかなぁ…
お金も時間も自由だしなぁ…
というライフスタイルを
送りたいのは,その
「教祖様」
本人であり…
その教祖様のそばに
侍る「信者様」のお布施で
そのライフスタイルが
成り立っている,ということですね。
その人たちに侍っていれば,
同じようなライフスタイルが
送れる…
なんてことはあるはずもなく。
食い物にされるだけされて…
ふと我に返ったら,
目の前にあるのは,
残高が空になった預金口座と
山積みの借金。
そして…側に侍っている間に
教えられた…
「現実世界では通用しない」
テクニックと,
甘いだけの思想。
まあ…
我に返ることが
できればいいんですけどね。
その
「教祖様」
のセミナーアンケートは,
さぞかし
「褒め讃える」
ものばかりでしょう。
甘いことばかり言っていれば,
「そういう層」
には受けるでしょうからね。
でも…
結局,儲かるのは
その教祖様だけ。
このやり方も,
一つの
「ビジネスモデル」
ではあります。
が。
私はこういうものは,
本当に大っ嫌いです。
心の底から気持ち悪く思い,
軽蔑しますね。
甘いだけで
顧客を
「本当の幸せ」
にもたどり着かせず
ひたすら堕落させつづけ,
甘い汁だけを吸うのですから。
叶いもしない
甘い言葉を妄想するだけの日々に
何の価値があるのでしょうか。
そんな「与えられた幸せ」に
満足する人生に
どんな意義があるのでしょうか。
成長も何もさせずに,
甘い夢を見させて,
人を堕落させる存在。
それを「悪魔」と呼ぶのだそうですよ。
幸せの定義
その
「教祖様」
と,私とでは
「幸せ」の定義が違います。
その
教祖様の幸せは,
「お金も時間も自由になる」
ということなのでしょう。
実質的には,
「お金も時間も自由になる…という
妄想をすること」
なのでしょうね。
私は…ある偉大な思想家の
著書…だったでしょうか。
そこに書いてあったこの考え方が好きです。
幸せとは
可知の目標に向かって
不可知ではない障害を
くぐり抜けて向かっていく過程
否定語が重なっているので
意訳するなら…
幸せとは
分かっている目標に対して
分かっている障害を克服する過程
となります。
最大のポイントは
「過程」
なのです。
自分は何のために生まれてきたのか。
生涯を掛けて達成したいと思う
目標に向かって…邁進する「過程」が
幸せなのです。
一言で言えば
「挑戦」
でしょう。
自分自身の最大の可能性に向かって挑戦する。
これ以上に幸せな生き方はありません。
多くの場合,
周りからの期待値は
自分の本当の可能性より
下回ります。
場合によっては…
自分の自分に対する
期待値が一番低かったりします。
例えば…
本当の可能性が100だったときに,
周りからの期待は
「あいつは70くらいならできるだろう」
と期待され…
「いやいや,私なんて50ですよ」
と,更に下回ってしまうのです。
ですが…
そんなことはおくびにも出さず…
120の挑戦をして,
100の結果が出たら,
もう最高ですね。
これ以上に幸せな生き方はないでしょう。
だからこそ…
信者からのお布施で
甘い汁だけを吸い,
ファンタジーを売って
好き放題している「教祖様」は
本当に滅びて欲しい。
そして…
「日頃の無味乾燥な人生に飽ききって
夢を見ようと教祖様の周りに集まった
取り巻きの人たち」
は目を醒まして欲しい。
もちろん,
自分の生涯を懸けてでも
達成したい本当の目標なんて
簡単には見つかりません。
簡単に見つからないから,
教祖様の
「絵に描いた餅」
を眺めて満足してしまうのでしょうか。
それとも…
見つからないなら…
その「生涯を懸けて達成したい本当の目標」を
探し求めるのでしょうか。
ここまで来ると,
「好みの問題」
になります。
私は後者のタイプです。
そして
「どうぞ教祖様,
お滅びになってください」
ただそれだけ。
辛いとき,しんどいとき。
孤独を感じるとき。
何をやっても上手くいかないとき。
かつての成功から見て今の自分のみすぼらしさに
屈しそうになったとき。
教祖様にすがって甘い汁を吸われるのを
選ばないで下さい。
そんな状況でも歯を食いしばって
立ち上がって欲しいのです。
そして…
いつの日か,
まだ出会えていない方は,
「本当の目標」
に出会えることを。
そして出会えた方は…
その目標を完遂できることを
願っています。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
お金も時間も自由になる…という
考え方の元になる
「経済的自由」という概念が
日本に入ってきたのは…
ロバート・キヨサキの
「金持ち父さん貧乏父さん」
でしょうか。
教祖様は,
あの本のおいしいところだけを
つまみ食いさせているのでしょうね。
あの本を真剣に読めば…
「むちゃくちゃストイック」
ですよ…。
経済的自由を実現するために
相当なストイックさで自律して
努力に努力を重ねなければならないのに…
その厳しいところを一切言わず
甘いことしか言わない「教祖様」
ホント,滅んで欲しいです…
人生,一発逆転などありません。
すぐに成功などしません。
すぐにスキルが身に付いて大ヒット…なんて
ありません。
日頃の地道な努力の積み重ねが
できるかどうかです。
今日のテーマに関連する記事はこちら。
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