こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は…
どうにも気分が盛り上がらないので
ドロっとした話を書くことにします。
あなたが今,
元気いっぱいで
毎日が楽しくて
明日朝目醒めるの楽しみで…
寝るのも惜しい…
くらいに思っているのであれば,
この画面は閉じて,
他のことをなさって下さい。
そうでないなら…
なんらかの気鬱な状況なら…
明日からまた1週間が…と
ため息をつくのであれば…
暇つぶしと,
気を紛らわすような話には
なるでしょう。
そういう方は
最後までお付き合いください。
ただし,
見えない世界の話が含まれます。
それが大丈夫な方だけ,
続きをご覧ください。
自分の最期
先日,
鑑定士(占術師)を生業とする友人と
まったりお茶をしていた時の話です。
よく,
自分が死ぬ時の夢を見る,
なんて話をしたら…
それは悪いことでは
ないようですね。
まあ,
自分が死ぬ夢なんて
北海道の山道を運転していたら
シカに出くわすくらいの感覚でしょうか。
ありふれているというほどでは
ないけれど…
新鮮さも目新しさもなにもない感じです。
まあ,
自分が誰かを死に至らしめた夢は
何回見ても,飛び起きるし
汗ダラダラになりますが。
さて。
現実問題として,
自分が死んだ時を体験することは
できません。
体験はできるのでしょうけど,
それを認識して
後から振り返ることはできません。
ですが…
ある人は,
たまたま
自分が死んだ「後」どうなるのか
を体験することがあったそうです。
この人は何をした人か
さて。
ちょっとした問題にお付き合いください。
アルフレッド・ノーベル。
彼は何をした人でしょうか。
まあ,
知っている人は知っていますね。
そう,
ダイナマイトの発明者です。
ダイナマイトという,
もちろん掘削,発破にも
使えますが…
人を殺す兵器にもできるような
ものを開発した人です。
そのことに是非も善悪も
ありませんが。
ある日,彼は
自分が死んだあとのことを
体験しました。
具体的には,
彼の兄が亡くなったときに。
新聞社が間違えて,
彼の訃報を報道したのです。
そこで,
彼は
「ダイナマイトの発明者」
として報道されているのを見て…
「自分はダイナマイトの発明者として
後世に名を残すことになる」
と実感。
そこで,
ノーベル財団を設立し,
ノーベル賞を始めたそうです。
まあ…
あんな,口だけで何もせずに
世界に不穏と混沌と不幸をばらまいた人が,
ノーベル賞受賞ですから…
彼も,草葉の陰で嘆いていることでしょう。
まあそれはさておき。
この話でよくあるのが,
「自分が死んだ後,
周りの人たちから
どう思われたいのか」
という考え方です。
有名なものでは,
書籍「7つの習慣」の
ミッションステートメント,
なんて話で出てきますね。
あるいは,
海外発祥の自己啓発セミナーでは,
「墓碑銘を書く」
なんてワークもあります
「 な者,ここに眠る」
みたいな感じでしょうか。
私はこういった話。
大っ嫌い
です。
自分の人生は誰のもの?
なぜなら…
私の人生は私のものですよね。
なんで,死んだ後まで,
他人の目を意識して
今を生きなければならないのでしょうか。
だから,
私はこういう話,
大嫌いです。
私は,
自分が死んだ後,
私のことを誰かに
覚えておいてほしいとは
思っていません。
たまたま,
私には子どもはいないので,
いずれどこかで一人で
野垂れ死んでいったときに,
そのまま無縁仏で
忘れられるくらいで丁度いい。
なぜなら…
理想の生き様と死に様
生き様と死に様として
憧れるのが,
モーツァルト。
彼は
天才として名を馳せ…
膨大な曲を残しましたが…
死んでいくときには,
本当に限られた人だけに
見送られ,
ひっそりと旅立っていったそうです。
彼が脚光を浴びたのは,
その後。
私は,
別にモーツァルトみたいな
偉業を成し遂げたわけではないから,
後世に覚えられることもないでしょう。
ただとても憧れますね。
最後の最後まで,
自分のやることに向き合い続けて,
生ききっていった。
彼は若くして亡くなったのですが。
ある研究によれば,
「寿命」
だなんて話もあります。
残念ながら,
レクイエムは完成させずに
旅立っていきましたが。
彼の生き様と死に様は
まさに「完全燃焼」と言えるのでは
ないでしょうか。
私はこのよような生き方と
死に方に憧れます。
さて。
これから先,
私が誰かに貢献する何かをした時。
その貢献自体は無駄になってほしくはない。
ただ,私のことは覚えていてほしいとは
思わない。
なぜでしょうか。
自分が死んだあとのことなんて,
自分は認識できないわけですね。
もちろん,
死生観の話もありますので,
前世とか今生とか来世とか…
という話もありますが。
前世のことをリアルに覚えていて,
それを
「自分の人生」
として捉えられる人って
どれだけいるのでしょうか。
仮に,
前世だと思ったとしても,
自分のこの今生と同一性を
感じる人って
いるのでしょうか。
前世を覚えている,
という人はいるし,
そのことに肯定も否定もしませんが。
「去年の今頃は暑かった」
みたいな感覚で,
「350年前の冬は寒かった」
みたいな捉え方をする人って,
いるのでしょうか。
ということは…
来世があるとしても,
今生と来世の繋がりは
切れてしまうわけですね。
ということは,
自分が死んだあとのことは,
認識することは
現実的ではない。
…にもかかわらず,
「自分が死んだ後」
「他人の目を意識して」
生きるって…
何のために今生を
生きているのでしょうか。
自分のために人に貢献する
だったら,
他人のことなんて考えずに,
わがまま放題,
やりたい放題,
好き放題で生きればいいのか。
そうしたい方はどうぞ。
きっと渇望感だけを抱いて
何一つ満たされることなく
死んでいくだけしょう。
結局…
この私のような
性格であったとしても,
人は人であり…
そして,
人は他の人に貢献することが
ひとつの生きがいとなります。
ということは,
自分の人生のために,
誰かに貢献する。
ただ,
それは自分のためだから,
自分が死んだ後,
誰かに覚えてほしい,
なんて考えは雅ではないのです。
人生,何があるかわかりません。
それこそ,
死ぬその瞬間まで,
何かが起きるかもしれません。
もちろん,
アリとキリギリスの
「キリギリス」
みたいな怠惰な生活をしていた人が
一発逆転,アメリカンドリーム…
みたいなことは起こりません。
原因と結果の法則から外れます。
そういうことは起こりません。
ということは…
結局。
明日死ぬかもしれないし,
10年後かも20年後かもしれないし…
今は苦しくても,
来年は穏やかかもしれない。
その逆も然り。
結局は,
今,自分は生きていて,
今できることは限られている。
ならば,それを全力でやるほかない。
…という話でした。
先のことを見て憂鬱になったり,
希望を持てなくなったり…
なんてことよりも…
自分が納得の行く死に様を迎えるために。
今日を生きて,
あがいて
あがいて
もがいて…
無様だと笑われようと,
自分の人生をまっとうすればいいのです。
ということで,
今日は好き放題,
生々しいことを書きました。
ポイントは,
私がどうかとか,
この内容がどうか…ではなく。
これを読んだ,
あなたが何を感じたか。
それが大事なのです。
あなたがあなたの人生を
全力で生ききれることを願っています。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
追伸
なんでこんなことを書いたのか。
…察して下さい。
私,あの映画,好きだったんですよね…
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