「売上上げて、どーすんの?」

「売上上げて、どーすんの?」

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セールスコピーライターとして、そしてマーケティングに関してのコンサルティングを行う身としては、
「売上上げて、どーすんの?」
などということになれば…一歩間違えると自己否定的な展開になりかねません。

ですが、たまに、こんなことを考えたり…あるいは言われたりすることがあります。

そこで、改めてもう一度考えてみましょう。
あるいは、考えたことがない方は、ぜひこれを機会に考えてみましょう。

定義【売上】
商品などを売って得た代金の総額。売上高。売上金。

定義【売る】
代金と引き換えに品物や権利などを相手に渡す。

要するに…代金、お金を手に入れる、ということになります。

売上を上げることとは、言い方を変えると「お金を手に入れるための活動」なのかもしれません。

定義【お金】
貨幣。金銭。また、財産。

ここまで来ると,他の言葉に置き換えているだけで,もはや「定義」にはなっていません。
そうなると,「お金」という言葉は,自分自身で定義した方がいいのでしょう。

そもそも,前提からして…人によってはイラっとしているかもしれません。
なぜなら,上記で
「売上を上げることとは、言い方を変えると「お金を手に入れるための活動」なのかもしれません。」
と書いたからです。

もしかしたら,
「私はカネが欲しくて売上を上げているわけじゃない!」
というお怒りの声が聞こえてくる…ワケはないですが,おそらく何人かはそう思っていることでしょう。

私自身は,お金の定義を
「自分で定義づけるべきもの」
という考え方です。

もちろん,お金には様々な要素や機能,あるいは要件などがあります。
それを…このブログで議論しても意味がないので,その点には触れません。

ただ,これだけは確かなことです。

何かを売ると,お金が入ります。
何かを売らないと,お金が入ってきません。
今の日本社会において,お金がなければ(ごく一部例外はありますが…)ビジネスも生活も成り立たちません。

気持ちがどうであろうと,結局はビジネスをするのであれば,売上を上げる=お金を稼がなければいけないのです。

私は仕事柄から,当然ですが,「売上を上げる」こと,「お金を稼ぐ」に罪悪感はありません。
ただ,セールスや売上を上げることに対して,罪悪感を抱く人がいることは確かです。

先日も,そんな方に会って話をする機会がありました。
その方の話を聞いていると専門サービスを扱っている方で,キャリアが長く,そのサービスに強い思い入れがあるようです。
ですが,セールスすることへの罪悪感があって,なかなか売上が伸び悩んでいるようでした。

そこで,私は次の通り言いました。
「売上を上げることに罪悪感を抱くのではなく,売上を上げないことに罪悪感を抱いて下さい」

意外だったようで,驚いていました。

売上を上げることやセールスを上げることに対して罪悪感を抱く…とまでは言わなくとも,
「ウチの商品やサービスは素晴らしいので,売り込む必要はない」
と思っている人はいます。

そんな人こそ,きちんとマーケティングやセールスをしないことに対して,もっと罪悪感を抱いて欲しいものです。

なぜなら,それだけ素晴らしいものであれば,顧客がそれを知らずに買わなかったら…顧客を不幸にしているからです。
人を不幸にしているのですから,多かれ少なかれ罪悪感は抱くべきでしょう。

その方には,
「他所から買うのと,あなたから買うのとでは,顧客はどちらが幸せになれると思いますか?」
と質問したら,
「もちろん私から,です」
とのこと。

「だったら,あなたがきちんとセールスしないと,顧客を不幸にしているということになりませんか?」
と言ったら,納得いただいたようです。

罪悪感を抱いているのであれば,
「そんな問題ではない」
で終わります。

罪悪感とは別に,世の中時々見かけるのですが,
「お金に対してちっとも興味を持たない」
人もいます。

そんな人であれば,正に
「売上上げて、どーすんの?」
となります。

そんな方は…そもそもなぜビジネスをしているのか,そこから考えなければいけないでしょう。

そして,このパターンもたまにいるのですが,
「売上を上げることは大事だと分かる。でも上げたところでそうしたらいいのかが分からない」
から
「売上上げて、どーすんの?」
と思う人がいるようです。

もし,そんな方が目の前にいたら,私はきっとこんな事を言うでしょう。
「売上を上げて,稼いでから考えたらどうかな?」

具体的には,税引き後の手取りで年2000万円分くらい稼いでみてから考えてみて下さい。
何億も稼がなくとも,手取りで年2000万円分くらいあれば,たいていの人は欲しいものは一通り手が出せるようになるのだとか。
そこまで稼いでから,
「どーすんのか」
考えてみた方が早いかもしれません。

お金を稼ぐことは悪いことではありません。
売上を上げることは悪いことではありません。
特に今の時代は「社会起業」とか「貢献」とか「ミッション」とか,そういった綺麗な言葉が一人歩きしています。

そんな人の…全員が全員とは言いませんが,お金がない辛さを知らないから,
「売上上げて、どーすんの?」
と言えるのです。

私自身も,お金で苦労したことは何度もあります。
そして,私以上に,お金で苦労した人をたくさん見てきました。
具体的には,多重債務者1000人以上です。

そんな人を見てきたならば,
「稼げるときに稼いで何が悪い」
となります。

ただ…自分が稼ごうとするだけでもダメなようです。

世界ナンバーワンマーケティングコンサルタントのジェイ・エイブラハムは,卓越の戦略上級編で,
「あなたの目的は、金持ちになること、であっては ならない。目的が金持ちになること、という人は、絶対に金持ちにはなれないから、である。ここで言う 目的とは、あなたに何ができて、他人に対して何をしてあげてきたか、に深く関わっている。」
と言っています。

もちろん,ジェイ・エイブラハム本人は,大富豪です。
大富豪だからこそ言えるのでは…と思う人もいるかもしれません。
ですが,ジェイ・エイブラハム本人も,若い頃にはお金に本当に苦労したようです。
著書に,若い頃のどん底状態が,「そこまで書かなくても…」と思えるくらい赤裸々に書いてあります。

だからこそ…この,「金持ちになること、であっては ならない。」という言葉に価値があるのです。

最後に。
お金の定義は,人それぞれがすべき,ということを最初に述べました。
私が考えるお金の定義とは「価値の象徴」だと考えます。

今の資本主義社会で,格差が増大している状況においては,あまり正確な定義とはいえないかもしれません。

なので,基本的な考え方として,ご理解下さい。
誰かに何かを売る,と言うことは,誰かに価値を提供し,その対価としてお金を受け取ることを意味します。

つまり,お金をたくさん得られる人は,それだけ価値を生み出している人だ,と言えます。

私個人的には,
「お金がない」
こと自体は,我慢出来なくもないでしょう。

ですが…
「あなたは価値がない人間だ」
と評価されることには我慢なりません。

だからこそ,人に価値を与えて,お金を受け取るのです。

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