こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
今日は,ビラ配りのコツを例に,
小手先のテクニックと,
そのテクニックを超える
「抽象化」の考え方,
応用について紹介します。
先日,
あるターミナル駅で
待ち合わせをしていたときのことです。
人通りが多いので,
その人達をターゲットに
ビラ配りをしている人がいました。
待ち合わせの相手が来ないので,
ぼーっと,
その人を眺めていたのですが…
ことごとくビラを受け取ってもらえていないのが
よくわかりました。
では,
どうしたらビラを
受け取ってもらいやすくなるでしょうか。
ひとつのちょっとしたテクニックを
紹介します。
カバンとは反対側から
ビラを渡せば
受け取ってもらいやすくなります。
例えば,
左肩にカバンを掛けている方は…
右側から近づいてビラを
差し出せばいいのです。
別の例として,この写真。
この写真では,カバン本体が
向かって左側にあるので,
右側から近づいてビラを差し出せば
受け取ってもらえる可能性が
高まります。
考え方として,
人は右側か左側か,
どちらか片方が無意識に
弱く感じています。
弱い側を「カバンでガードしている」
と考えればいいのです。
その上で…
ビラ配りのポジションを考えて
動けばいいのです。
具体的には,
自分の立っている位置から見て,
こちらに向かって歩いている人が,
右手にカバンを持っているならば…
左側から回り込んで,
ビラを差し出すようにすればいいのです。
あるいは…
両手に荷物を持っている人…
あるいは,二人連れで,
手が空いている側に
別の人がいる場合などは
スルーするのも手です。
以上,
本当に些細な話ですが,
ちょっとしたテクニックでした。
実はこのテクニック,
様々な場面で活かせます。
例えば,飲み会のような懇親会。
テーブルに座って
飲み会をするような場面で,
「この人と話したい」
と思う人がいたならば,
「どちらをガードしているのか」
を移動中にでもチェックしておけばいいのです。
そして,座席に着く時に,
そのターゲットとなる人の,
ガードしていない側に座ればいいのです。
逆に,
ガードしている側に座ってしまうと,
話すことすら困難になります。
別の例では,セミナー。
特に,立って話す講師の場合,
その人の癖を予め見抜いておけば,
その講師が演壇の左右どちら側に
偏って話すのかもわかります。
…このように,
別の場面で応用することも
可能です。
さて,
冒頭で触れた,
「抽象化する」
とはどういうことでしょうか。
定義【抽象】
事物や表象を、
ある性質・共通性・本質に着目し、
それを抽ひき出して把握すること。
抽象の反対が「具体」です。
ビラ配りで,
右から近づくか,
左から近づくか。
これはとても具体的な反面,
本当にただの小手先のテクニックです。
抽象度を上げて…
もう少しこのテクニックを
「俯瞰」してみたら,
どうなるでしょうか。
定義【俯瞰(ふかん)】
高い所から見下ろし眺めること。
人は無意識に
「弱い側をブロックする」
という性質がある…
ということは,
この右側から,とか左側から…
というのは
「人間の性質」
である…
と捉えることができます。
これが,抽象化です。
抽象化できれば,
また別の例で
具体化することもできます。
例えば,上述の通り,
飲み会やセミナーなどに
活用できます。
これが,
文字通り
「応用」
です。
たかが,ビラ配り。
されど,ビラ配り。
対面で,目の前の人に対して
アプローチするテクニックです。
…そのように「抽象化」して
考えることができれば,
集客や売上アップなど,
様々な場面で応用できるでしょう。
この抽象化と具体化を
使いこなすことができれば,
業界でも顕著な成果を上げることができます。
<参照>
【集客】競合他社を出し抜いて収益を上げる発想と方法論
要するに,
「他業種でうまく言っていることを
うまくパクって自業種に取り入れる」
ことができれば,
業界内で差をつけることができます。
例えば…
よく出す例ですが,
「ドライブスルー」
というサービスがあります。
飲食店などで
よく見かけます。
ドライブスルーは,
もともとどの業種の
サービスだったでしょうか。
私もよくわかりませんが,
アメリカ国内において,
もともと「銀行」の
サービスだったようです。
それを,
飲食店がパクって
大ヒットという話です。
つまり,
ドライブスルーという
具体的なものについて,
抽象化をします。
「車を降りなくても
サービスを受けられる仕組み」
です。
その仕組みを
また具体化した結果,
飲食店における
ドライブスルー…ということになります。
別の例を紹介します。
座席の,
プラチナ席,
S席,
A席…
…といった,
舞台に近い側から
チケット料金に差をつけるシステム。
これはもともと,
アーティストのライブなどで
よくある仕組みでした。
これを抽象化します。
「より舞台に近いほうが
価値があるので料金も高くなる」
というシステムです。
このシステムを
もう一度具体化します。
その結果…
有名講師による
高額セミナーなどで,
講壇に近い席がプラチナ席…
といった仕組みができたのです。
自業種内で,
競合他社と同じことをやっていたら,
同じような結果にしかなりません。
他業種でやっていて,
自業種でやっていないことを,
いかに見つけてそれを取り入れるか。
そのやり方として,
抽象化と具体化の話をしました。
日頃から,
他業種のサービスに
目を光らせておきたいものです。
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
合わせてご覧ください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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