「当たり前」じゃない時の「当たり前」

「当たり前」じゃない時の「当たり前」

「当たり前」じゃない時の「当たり前」
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事務所入口の鍵が掛からなくなりました。
1階が事務所(店舗)で,司法書士事務所として使っています。
2階が自宅。
玄関は…事務所の入口だけ。

この入口の鍵が,どうにも調子が悪く,なかなか鍵の開閉に苦労していました。
ですが…ついに全く掛からなくなりました。
仕方が無いので,家族が家にいるときは,引き戸なことをいいことに,つっかえ棒でごまかしていました。

…ですが,仮にも司法書士事務所。
人様の権利証的なナニかや,遺言書などもあります。

そこで,大家さんに連絡。
すると,すぐに来てくれて,早速鍵をいじるも,なかなか改善しません。

そこで,片っ端から携帯で電話して,修理してもらえる業者に当たり…最終的に,この自動ドアのメンテナンスを行っている会社に連絡。
30分後に到着し,30分掛けて修理。

開閉において,引っかかる感じがして,スムーズに開閉できないときはありますが,それでも開閉自体はできるようになりました。

ついでに,トイレも見てもらうことにしました。
ごく少量ですが,水が流れ続けて止まらないのです。
調べて頂いた結果,ウォシュレット自体を交換することになり,すぐに発注してくれたようです。

今回はすぐに対応してもらえました。

今回「は」とありますが,今回に限ったことではありません。
ほぼいつでもすぐに対応してもらえます。

なにせ,大家さんは,リフォーム業が主力のビジネスです。
しかも…事務所から歩いて1分も掛かりません。
文字通り駆けつけて対応してもらえます。

さて。
このように,賃貸物件の不具合があったときに,どう対応するのか。
そこに,不動産賃貸業の本質が現れます。

不動産賃貸業としての価値提供は何なのでしょうか。
私が思うに,それは「当たり前」の提供です。

当たり前のように,その物件に住み,生活をすること。
その一助が,不動産賃貸業の本質です。

当たり前ですので,その価値を感じることはあまりありません。
ですが,「当たり前でなくなった」時に,その価値を感じます。

すなわち,賃貸物件に対する,何らかの不具合です。

鍵の開閉ができるのは当たり前です。
トイレの水がきちんと止まるのも当たり前です。

それが当たり前でなくなったときに,不動産賃貸業としてはどうするべきか。
「当たり前」のように修繕するのです。

このように修繕が「当たり前」だと言えることが,不動産賃貸業の本質です。

なぜなら…残念ながら,「当たり前のように修復する」ことが当たり前ではないことが多々あるからです。
司法書士事務所として法律相談を行う立場にあります。
賃貸物件の不具合について,大家さんや管理会社が,不具合に対して何もしてくれないから困っている。
そんな相談が後を絶ちません。

それをどう法的に解決するかは,今日の主題ではないので省略します。

ただ,そこで思うのが,そのような「当たり前ではない」…すなわち賃貸物件の非常時に,対応しない不動産賃貸業の業者は,
「何のためにビジネスをしているのだろうか」
と思うことはあります。

ということで,今日のタイトルは
「当たり前」じゃない時の「当たり前」
です。

非常に紛らわしい表現です。
ただ,当たり前じゃない時,すなわち非常時に,本質というものは現れています。

例えば,人の性格。
日頃は冷静沈着でも,非常時になると,すぐにパニックになって感情的になって周りに当たり散らす人がいたとします。

日頃は冷静沈着です。
でも,たった1回の非常時で,周りから大きく信用を失うことになります。

1年365日のうち,たった1日そういうことがあった時に,
「あの人って感情的になって周りに当たり散らす人だよね」
という評価がされます。
365日中,364日間,ずっと冷静沈着に振る舞っていたとしても,です。

これはこれで不合理な感じがしますが,それが人間でもあります。
なぜなら,他の体すべての調子が絶好調でも,例えば歯が痛いだけで, 「歯が痛い」と思ってしまいます。
「今日は体の調子がいい!」
とは思えないでしょう。
これが人間の性質の一つです。

では,どうすればいいのでしょうか。
たった1つの非常時においての振る舞いが,自分の全体の行動に影響するとしたら…
できることは,あらかじめ「非常時」を想定しておくことです。

例えば,リスクリバーサル。
何か商品を販売したときに,返金保証を付けたとします。

まっとうな商品であれば,返金請求率は1%程度。

言い換えると,99%は返金請求は受けないのです。

にも関わらず,たった1%の返金請求が恐くて,リスクリバーサルを導入できない人がいます。
つまり…そのたった1%を許容できないくらい,自分の商品やサービスに自信がないことに他ならないのです。

リスクリバーサルの本質は,リスクを受けて立つ覚悟だと言えます。
返金請求を受けたときに,その本質が試されます。

難癖を付けて,返金に応じなかったり,いつまでも振り込まない…という業者もあると聞きます。
何のためのリスクリバーサルなのでしょうか。

あまりこの言葉は好きではないのですが,
「普通」
これが一番です。
当たり前ではない「非常時」に当たり前…すなわち普通の対応ができること。

これは,どれだけコピーライティングのテクニックを駆使したとしても,表現できない説得力となります。

普通の基準を設定して,心がけてみてください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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