見苦しいお家騒動もようやく終幕です。
大塚家具の株主は、聡明ない人が多かったというのが今回の結果につながったのでしょう。
…あるいは、母親による
「ナイスアシスト」
が原因かもしれません。
ニュース報道などで見る限りは、この人が加担する会長派が勝利したら、冗談抜きで株が紙切れに変わるかもしれない。
そう思わせる何かがあったのでしょう。
さて本題。
ある意味素晴らしいと絶賛すべきかどうか悩ましいところではありますが。
私個人による超予測なので、適当に読み流してみてください。
…実は、このお家騒動。
はじめから父娘が共謀していたとしたら?!
という話です。
結果として、娘が勝ちました。
その娘である現社長は、
「お詫びセールをしたい」
とのこと。
これだけ取ってみれば、マーケティング的に考えて、本当に素晴らしい話です。
前にも書いたことがありますが、ありきたりなシーズンのセールよりも、二度とないこの機会のセールを逃さない、というのはマーケティング的に大いに理にかなったもの。
ただ、今回は素晴らしい…を通り越して狡猾さを感じたのは、この一連の騒動の終結時にこのセールを告知したこと。
確かに社長留任が確定しないと、こんなことは打ち出しようはありません。
ただ。
マスコミを始め、様々なところから非常に注目が集まっているなかで発表したら…一気に宣伝効果として高まります。
今回、感じたのは父親の血迷いぶり。
あまりにも酷い老害ぶりを見せることで、世間からのヘイトを一心に集めたのではないでしょうか。
そして、娘に対する応援や支持も、ここで一気にかき集めたのかもしれません。
言い方はゲームぽいですが、父親が過去の妄執に囚われた魔物を演じます。
そして、勇者がそんな魔物を退治してめでたしめでたし、という感じでしょうか。
まあ、あくまでも私の想像です。
ただ、この行動言動が企業ブランドにどのようなダメージになるかを想定した上で…株を空売りしていたら?
などと思わず想像してしまいます。
まあ、まとめると、今回は娘である社長の
「お詫びセール」
は、時期にかなった非常に素晴らしいキャンペーンだということです。
そのタイミングを逃さず、かつ顧客に予想されることなく、このようなキャンペーンを打ち出せるかどうか。
このあたりが、マーケティング的に見て、学びにできそうな点です。
仮に父娘が結託していたかどうか、という話はさておいても、この点だけは注目して学びにしたいところです。