インスタントラーメンに学ぶ客単価アップの基本

インスタントラーメンに学ぶ客単価アップの基本

インスタントラーメンに学ぶ客単価アップの基本
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ちょっと想像してみてください。
何かを安く買いたいと思ったとします。
どうすれば安く買えるでしょうか。

まずは安売りしている店を探すのも手でしょう。

他には、単純に「量を買う」というのもひとつの手です。
例えば、単価1個あたりの商品を5個買うのと、はじめから5個セットのパッケージになっている商品では、後者の方が安いのではないでしょうか。

具体的には、スーパーでインスタントラーメンを買うとします。
※写真はイメージです。
1個ずつバラ売りしている価格と、はじめから5個パックとでは、5個パックのほうがずっと安いのは言うまでもありません。

もちろん、5個パックのほうが、「総額」は高くなります。
しかし、5個パックのほうが「単価」は安いはずです。

これが、客単価を上げるための基本的な考え方になります。

全部が全部、とは言いません。
とはいえ、特に商品ではなくサービスに見受けられるのですが、
「実施的な価値」
を大きく下回る値段しかつけてない場合が多いのが現実です。

その背景には、自分の販売しているサービスの価値を客観的に判断できなかったり、あるいは高い値段をつけたら買ってもらえないのでは…というおそれから、ある意味不当に安売りしてしまっているのです。

では、どうすればいいのでしょうか。

先ほどのインスタントラーメンの考え方を逆算することで解決します。

不当に安くしてしまっている状態、というのをインスタントラーメンに置き換えるなら、次のとおりです。
例えば、インスタントラーメン1個100円だとします。
5個パックだと、398円だとします。

この場合、5個パックの1個あたりの単価が79.6円です。

そして、不当に安くしてしまっている…というのが、
スタートの時点で100円ではなく79.6円だということです。

79.6円を5個パックにして、398円のところを298円で売るようなもの。

これが不当に安くしてしまっているということです。

では、客単価を上げるには、この発想を反対にします。

はじめから298円で売っているパッケージがあります。
そのパッケージを内訳を明確にします。
すると、5個セットということになります。

この5個セットを1つあたり適正な金額で再評価します。
この場合、100円でしょう。

そして5個セットに戻します。
すると500円になります。
それを割引するならば、例えば398円、という考え方です。

298円で不当に安売りしてしまっている状態を398円にすることができました。

これが、客単価の基本的な考え方です。

具体的に解説するならば、今売っているサービスを全て、解体してみてください。
全て行っているサービスを解体して、細分化します。

すると…本来はそれ単品でも十分に価値があるサービスが、無料で附帯しているかもしれません。

そういった、無料にしてしまっている…あるいは安売りしてしまっている品目に、適正価格をつけます。

その上で、もう一度全部金額を合算します。

すると、総額が上がることでしょう。

上がった金額から、パッケージ料金として値下げしたところで、以前の金額よりも高くなっているはずです。

最後に。
顧客に金額を案内するときは、顧客に内訳を提示して下さい。
それぞれの内訳と金額、その妥当性を提示して、合算することで安くなっている、ということを提示することで、本来は高い金額でも、それでも安くなっていると感じることができます。

これを一言でまとめると「値上げ」ということになります。
ここで忘れないで欲しい大切な考え方があります。

顧客は安いものを買いたいのではありません。
顧客は高いものを割安で買いたいのです。

インスタントラーメンでも1個10円のものを5個買って30円…なんてものだったら不安で買えないでしょう。
本来の価格1個100円だからこそ、それを398円で買うことで割安感を享受したいと思うものです。

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