コンテンツマーケティングの究極の理想

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今日は,本州から来た知人の皆様と,ニッカウヰスキー余市蒸留所へ行ってきました。
…これで何度目でしょうか。覚えていません。

相変わらず人気で,ひどい雨にも関わらず,駐車場はいっぱいでした。

売店へ行って,品揃えをチェック。
残念ながら,お目当てのブツはありません。

スタッフの方に質問。
「以前来た時は,【原酒】を売っていたのですが,もうないんですか?」

するとスタッフは,
「原酒は,2年半前に,終売になったんですよ」

定義【終売】
ある商品の販売を終了すること。

前回に来た時に同じ質問をしたところ,
「在庫不足で欠品しているんです」
という答えだったような気がします。

今回は,欠品ではなく,終売です。
熟成25年の原酒も,25年後には手に入る…かも,とは思ったのですが,25年後も手に入らない,ということになりました。
実に残念です。

…といっても,私はもうお酒を引退したので,誰かに進呈するだけなのですが。

さて,なんでここまでの在庫不足から終売にまで追い込まれたのでしょうか。
言い換えると,なぜここまで供給がいいつかないほど,爆発的に販売量が伸びたのでしょうか。

ニッカウヰスキー余市蒸留所を背景に,その創設者夫婦のストーリーがドラマ化されたからです。
NHK連続テレビ小説「マッサン」という番組で,取り上げられました。
…もちろん,NHKですので,民間企業の社名は出せません。
ですので,創設者夫婦の名前も,実名とは違います。

ですが…背景に,このニッカウヰスキー余市蒸留所だったり,創設者夫婦の話をバックボーンにつくられたストーリーであることは確か。

私は一度たりとも見たことはないのですが,それなりに好評のドラマだったようです。

そのおかげで,余市蒸留所の工場見学も,観光地として人気急上昇。

ウィキペディアによれば,
「ドラマ開始前の2014年1月 – 8月にかけて、北海道の余市蒸溜所における見学者が前年比36%増」
「ドラマ開始前の2014年1月 – 8月にかけて、ニッカの主力商品「竹鶴」の販売量が39%UP」
とのこと。

人から話なので,裏付けは取っていませんが,三連休の間に,売店での売上は6000万円を越えたのだとか。

ウィスキー業界自体が,特需に湧いた…そんな話まで出ています。

これが,究極の理想としての「コンテンツマーケティング」です。

賛否両論ありますが…それでも…仮にも日本の国営放送であるテレビ局が力を尽くして作成した,連続テレビ小説。

NHKだから…ということも,もちろん関係はあります。
そのメディアとしての影響は大きいでしょう。

それでも,ストーリーが面白くなければ,ここまでヒットすることはありませんでした。

NHKという要素に注目すると,本質を見失うことになりかねません。

もともと,ニッカウヰスキーの創設者夫婦のストーリーは,前からずっと存在していました。
実際,上述の通り,私はこれまで何度も何度もニッカウヰスキー余市蒸留所に見学に行っています。
それこそ,このドラマがブレイクする前からです。

その時から,創設者夫婦のストーリーや歴史的背景について解説した展示ルームは存在していました。
前から,このストーリーは存在していたのです。

ただ…それをNHKという影響力ある媒体が広めたから,ブレイクしたのです。

さすがに,私達のビジネスにおいて,NHKがドラマ化してくれる…という可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
ですから,これをコンテンツマーケティングとしての考え方に当てはめて,活用できるところを活用すればいいのです。

ここで,活用できるものは何でしょうか。

上述の通り,創設者夫婦の,創業や人生,生き方に関する苦難からハッピーエンドに繋がるストーリーは存在しているのです。

これを模倣して,起業時の苦労,苦難等についてをストーリーとして構築し,それを発信していけばいいのです。
もちろん,NHKのような媒体に取り上げられて,大ブレイク…などという可能性は低いでしょう。

ですが,ニッカウヰスキーは,この創設者夫婦のストーリーを展示物として展開していたから,それをNHKが活用したのです。

マスコミ云々はさておき,少なくとも,コンテンツマーケティングとしては,埋もれているストーリーを発掘して構築,発信。
これが魅力ある内容になっていれば,さらに良し,という感じでしょうか。

創業秘話など,発掘すれば,転がっているはずです。
ぜひ宝探しに励んでみて下さい。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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