シリーズものの威力

シリーズものの威力

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北海道では,だいぶ気温も下がり,肌寒くなってきました。
それでも,たまにはアイスを食べたくなるときがあります。

例えば,マルセイバターサンドアイス。
北海道の誇るスイーツブランド,六花亭。
その主力商品のひとつ,マルセイバターサンドというものがあります。
私が関東在住の時は,北海道へ行くたびにお土産にリクエストされました。また,北海道移住後,関東へ行く度に,やはりお土産として大歓迎されました。

それだけ定番の人気商品,バターサンド。
このアイスが,本店限定でアイスになって販売しているのだそうです。
ぜひ一度は食べてみたいモノです。

※イラストはイメージです

※イラストはイメージです

さて。
このシリーズの類似商品というのは,収益アップとしては定番中の定番です。
このシリーズものの威力を,ひとつ紹介します。

誰もが一度は耳にしたことがある,小説「ハリーポッター」シリーズ。
この小説は何部売れたかご存じでしょうか。

ネットで調べた記事なので,本当かどうかは分かりませんが,数字としては次の通りです。

1999年 『ハリー・ポッターと賢者の石』 発行部数508万部 (初版2.7万部)

508万部です。
では,もしこの作品がシリーズ化されておらず,この1巻だけだったとしたら,どうなるでしょうか。
具体的には,どれだけ売上を逃したか,ということです。

2000年 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 発行部数433万部 (初版 16万部)
2001年 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 発行部数382万部 (初版 80万部)
2002年 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上・下)』 発行部数350万部 (初版230万部)
2004年 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上・下)』 発行部数290万部 (初版290万部)
2006年 『ハリー・ポッターと謎のプリンス(上・下)』 発行部数212万部 (初版200万部)
2008年 『ハリー・ポッターと死の秘宝(上・下)』 発行部数185万部 (初版180万部)

433万部+382万部+350万部+290万部+212万部+185万部=1852万部

1冊約2000円とした場合。
売上としては,2899万冊※×2000円=5798億円
※上下巻を2冊でカウント

シリーズにしなかったとしたら,売上は5798億円損した,ということになります。

本当は,ここから更に映画化…そのDVD・Blu-ray化などを考えると,実際のところはさらに天文学的な数字に膨れあがっていきます。

たいへん分かりやすい例として,ハリーポッターシリーズを例に紹介しました。
もう一つ,この例から学べることは,第1作が一番売れているということです。
徐々に,シリーズが進んでいく中で,販売部数が下がっています。

とはいえ,一番販売部数が少ない最終巻でも,185万部売れているのです。
しかも,初版が180万部です。

出版業界で,初版180万部という作品はどれだけあるのでしょうか。

第1作ほど売れなかったからといって,これだけ売れていれば,十分と言えます。

結論としては,人気作品はシリーズ化しないと,損をする,ということです。
更に,シリーズ化の恩恵として,第1作でファンが付けば,一定程度の売上は見込めます。
まったくゼロから売るよりも,よほど安心です。

今回は,ハリーポッターという小説を例に紹介しました。
ただ,ビジネスでも全く同じです。
最初にバターサンドを例に紹介しました。商品のシリーズ化,できれは一気に売上は伸ばせます。
検討してみて下さい。

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