ブログやSNS投稿などを見ると…たまに
「微妙」
な勘違いをしているような人を見かけます。
それは,「ステータス」や「権威性」を演出しようとして,失敗している例です。
例えば,
あるコンサルタントがいます。
かなり極端な例ですが,
「◯◯するなんて馬鹿じゃないの」
といった感じの投稿です。
私も口は悪いので,あまり人のことは言えません。
けれど,私が口が悪くなる相手は,「顧客」ではありません。
なぜなら,「顧客」を英語にすると,「Client(クライアント)」です。です。
Clientの語源は…詳しいスペルまでは知りませんので,省略します。
意味は「守るべき人」です。
顧客は守るべき存在であって,罵倒したり見下したりする相手ではないのです。
炎上商法を狙っているのか,それともステータスの意味を履き違えているのか。
そこまではわかりません。
読んでいて,あまりいい気分はしません。
そんな人に限って,SNSなどでは取り巻きが,
「さすが☓☓さんですね」
「いつも☓☓さんの言葉は胸に刺さります」
という,ヨイショしたコメントがぱらぱらと投稿されています。
そんな様子を見ると,
「裸の王様だなぁ」
という印象は拭えません。
実は,この問題は非常に難しいようです。
ある「コンサルタントを育成する」講師の方が,この「ステータス」について解説。
大きな勘違いを引き起こして,やたら上から目線で,顧客を見下す人を輩出してしまったことがあるようです。
ここではコンサルタントの例ですが,別にコンサルタントに限ったことではありません。
士業などもわかりやすいでしょう。
治療家の先生も大切です。ステータスを感じさせず,顧客にナメられていたら,治療効果も半減します。
セールスマンも同じでしょう。ステータスを感じさせなければ,「粗探し」されるだけです。
多かれ少なかれ,顧客に対して「アドバイス」をする全ての人が,この点を考えなければなりません。
ということで,いつもの通り定義です。
定義【status】
(社会的・職業的)地位,身分(position)
語源は「立っている状態」だそうです。
そこで,別の意味としては,状態や状況という定義もあります。
多くの場合,この地位は「相対的」である必要があります。
例えば,医師。
あなたが体調を崩して病院へ行ったら…医師が,顔色が悪く,目に隈ができていて,マスクをしてゲホゲホ咳をしていたら,どう感じるでしょうか。
この医師は,「病気」や「症状」に対して,患者よりも上にいるから,そのアドバイスが適切だ,と感じるのです。
医師が不健康そうだったら,ステータスは感じないでしょう。
では,ステータスを上げることの「目的」は何でしょうか。
すでに述べた通りです。
顧客へアドバイスをする立場の人であれば,顧客がその方にステータスを感じなければ,アドバイスの有用性を感じなかったり,実行してもらえなかったりします。
例えば,ある栄養士が,アドバイスを求められて食事指導をします。
ですが,その栄養士にはステータスを感じることがありませんでした。
アドバイスを求めた人は,アドバイス通りに実行せず…より不健康になりました。
これは誰の責任でしょうか。
もちろん,アドバイスを受け入れて実行しなかった人の責任…のはずです。
けれど,その人は,
「あの栄養士の言うことなどあてにならない」
から実行しないのです。
そして,不健康になったら,
「あの栄養士のせいだ」
となるのです。
なかなか恐ろしい話です。
この状況を回避する一つの方法が,ステータスだということです。
…これを勘違いした人が,顧客を見下し始めてしまいます。
ステータスは,信用であり信頼です。
顧客が,少なくともその専門分野においては
「あなたのアドバイスを受け入れたほうが良い」
と感じてもらえることです。
だからこそステータスを上げたいならば,
「顧客を見下してはいけない」
のです。
上から目線ではダメなのです。
その専門分野においては,知識や経験,スキルは上でしょう。
けれど,人としての価値が上なのでしょうか。
私のクライアントは素晴らしい方たちばかりです。
それぞれの専門分野において,真剣に,高いクオリティのサービスを提供し,顧客に貢献しています。
ただ,「マーケティング」や「コピーライティング」というテーマでは,たまたま私のアドバイスが必要なだけです。
だからこそ,基本的に私はクライアントに対しては,丁寧語を崩すことはありません。
タメ口など,もってのほかです。
顧客に敬意を持つことと,ステータスを維持するのは両立するのです。
両立しない人は…他の人に敬意をもつことで,自分自身のステータスが下がる,と思い込んでいる,自尊心の低い人だけでしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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