パッケージ料金のススメ

パッケージ料金のススメ

パッケージ料金のススメ
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先日,東京まで行ってきた時のことです。
楽天トラベルの1泊付きフライトプランを利用しました。

普段は,LCCを利用しているので,行きと帰りの便,そしてホテルまで別々に取る必要があります。
特に,行きと帰りが,違う航空会社だったら大変です。ホテル代も考えると3回決済する必要があります。

一方。
今回は楽天トラベル。
行きに,フライトチケット代わりのQRコードを印刷すれば,それで終わりです。
そのまま飛行機に乗り…ホテルチェックインの時も決済は要りません。

ホテルチェックインの際は…たいてい大荷物を抱えて手が塞がっていることが多いもの。
そんな時に,カバンからサイフを出して,サイフから…といろいろやっていたら,面倒で大変です。

ですが,パッケージ料金で先に支払い済みなので,チェックインの際に会計しなくていいので,カバンからサイフを出して…という必要はありません。

これが,パッケージの強みです。

ですが,パッケージの真価は別にあります。

先日も書きましたとおり,支払いが一度で済む,ということは,支払いをする,というお金の喪失の痛みが一度で済むことです。
多少金額が高くても,まとめて一度のほうが,痛みが少なく感じることも起こり得るのです。
これを,別の角度から見ると,
「これ以上お金が掛からない」
ということです。

後から,細かく何度もお金が掛ったら,顧客をイライラさせるだけでしょう。

では,このパッケージ料金の考え方,どうすればいいのでしょうか。

例えば,セミナー。

セミナーなどの場合,パッケージ料金にすることができます。

例えば,6つのテーマのセミナーの場合。
それを初めから「6回コースのカリキュラム」として,1つにして,パッケージ料金にしてしまえばいいのです。

その都度,6回決済するよりも,全体の受講率が高まることでしょう。
つまり,1科目,2科目で終わってしまって,3科目以降を受講せずに終わってしまう,という状態を防ぐことができます。

さらにパッケージ料金にすることも可能です。

教材が別途掛かるのであれば,教材代。

あとは,受講した内容を復習できるように,セミナー内容を動画で提供。

さらに,受講しただけでは実践できなくても困る…ということが起こりうるのであれば,フォローアップ用の復習会みたいな場も販売できます。

さらに,講師による一対一の面談の場を別料金で設定することもできます。
いわゆる,講師からのコンサルティングやコーチングを受講する,という場です。

これをセットにすれば…高額料金を課金することができるでしょう。

このフルパッケージを売ってしまえば,それ以上,課金するものはない,ということでもあります。

別の例だと…先日紹介した,タクシー。目的地を指定することで,初めから定額料金を案内すれば,それ以上課金されることはない,ということにすれば,顧客も安心です。

このパッケージ化の考え方は,「いくら掛かるのかがわからない」ものを
「コレ以上掛かりません!」
と宣言する,という考え方に置き換えれば…他の,通常はパッケージ化されていないものにも適用できるかもしれません。

例えば…記帳代行などは,「作業量によって料金が変わるので,まずは見積もりさせて下さい」というパターンがある,という話を聴いたことがあります。

この場合,見積もりを出して,その内容で成約して請求書を発行。
実際に作業をしたところ,思ったよりも量が多かった…
そんな時に,「追加料金」を請求したら,痛みが伴います。

つまり…ある程度信頼が置けるのであれば,はじめから
「これ以上掛かったとしても,その分はウチが負担します」
という覚悟を示す,という事もできるでしょう。

わかりやすい例としては,飲食店の
「飲み放題プラン」
などが該当します。
先日は,
「飲み食べ放題」
というものも見かけました。

これは定額なので,気兼ねなく注文できる,というところでは素晴らしいパッケージプランの例です。

別の例では,コンサルティングサービスなども考えられます。
諸経費などが掛かる場合もあるでしょう。
その都度,その掛かった経費を請求したら…クライアントにしてみたら鬱陶しく感じるかもしれません。
ならば…はじめからパッケージで,
「これ以上掛かりません」
という料金で案内してしまうのも手でしょう。

さらに…これは少々現実的ではないかもしれません。

例えば,骨折の治療などで…はじめから
「全治2ヶ月ですね。治療費合計でいくらです。これ以上は掛かりません」
という,大胆な医療パッケージプランの提案などあったら…斬新かもしれません。

骨折はともかく,整体師などが,
「この腰痛は…この頻度でこの回数通ってもらえれば,一定の回復状態になる見込みです」
とはっきり言って,その料金をまとめて請求。
万一,それ以上の回数が掛かったとしても,それは整体師側が負担する。
これも大胆なパッケージプランになるでしょう。

私の場合は…司法書士として,相続手続きをする場合など,はじめから合計金額を伝えます。
もちろん,証明書料金や,手数料,印紙代など,初めの時点で見込額は全くわかりません。
ですが…だいたいこの地域では,この金額以上にはならない。
そう伝えて,
「これ以上は掛かりません。もし掛かったとしてもその際は当事務所で負担します」
と案内することで,
「それ以上は掛からないんですね,わかりました。ではお願いします」
と言ってもらえるようになりました。

ぜひ,あなたのビジネスでも,パッケージプランの導入を考えてみて下さい。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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