売上アップに直結する、忘れがちなステップ

売上アップに直結する、忘れがちなステップ

売上アップに直結する、忘れがちなステップ
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これは、ある人から聞いた話です。

とある飲食店が、売上アップをするために、いろいろプランを練った時のこと。
その飲食店が選んだ解決策が、実に興味深い選択をしたので、今もよく覚えています。

それは、
「ランチ営業をやめた」
ことです。

売上アップを目指していながら、わざわざ営業機会を減らしたのです。

その飲食店は、イタリアンかフレンチかは忘れましたが、高級店。

全然売れず、仕方ないのでランチ営業をはじめて単価を下げ、糊口を凌いでいたのです。

ですが、マーケティングを真剣に学んで実践するようになったところ、売上が上がってきました。

売上が上がってきた結果、オーナーが忙しくなって、マーケティング戦略について検討する時間がなくなってたのだとか。

そこで、思い切ってランチ営業を辞めたのだそうです。

ランチ営業をやめて、その空いた時間を使って、マーケティングを実践。
客単価の高い夜の顧客が増え、ランチの時間帯を運営するための人件費がかからなくなったので、利益率が大きく向上したのだとか。

当たり前なのですが、策というものは増やすか減らすしかありません。
マーケティングで言うならば、ステップを増やすか減らすかしかないのです。
もちろん、変えるというものもありますが、それはあるステップを減らして増やしたこととも言えるので、結局はこの2つしかないのです。

多くの場合、売上を「増やす」為に、どうしたらいいのか。
そのような問いで考えると、
「何かを増やす」
という前提を無意識に設定してしまいがちです。

ですが、
「何かを減らす」
ことで、売上を増やすこともできるのです。

今回の例であれば、売上を上げるために、何を増やして、何を減らしたのでしょうか。

増やしたもの。それは「経営者がマーケティングを実践するための時間」です。
その時間を確保するために、「ランチ営業」を辞めたのです。

客単価の低いサービスを減らしたから結果的に客単価が上がったのでもなければ、利益率があがったのでもありません。
経営者がマーケティングを実践する時間を増やした。
これが一番の売上アップ要因なのです。

この原因と結果。誤解しがちですので、もう一つ別の例を紹介します。
例えば、私が売上アップするために、DMを書くとします。

この場合、売上アップに大きく貢献する行為は何でしょうか。

それは、DMを書くことではありません。
「売上アップのために何をしたらいいのかを真剣に検討する時間を確保すること」
が大きな要因になるのです。
もちろん、確保だけではダメです。
確保した上で、真剣に考えた結果、DMを出す、という結論に至ったとします。
もちろん、DMが売上アップの直接的な要因となります。

ですが、その背景にある
「売上アップのためにどうするべきか…と真剣に検討する」
というステップのほうが更に重要なのです。

あなたは、今週一週間、どれだけ売上アップのために何をすべきか真剣に検討したでしょうか。

あなたが売上アップを実現する、たった1つの大きな要因。
それは、売上アップを検討する時間を確保して真剣に考えることなのです。

「何をするか」
はとても大事です。
それと同じように、
「何をしないか」
というステップを検討して実践することも、同じように大事なのです。

今やっていることは、本当にすべて必要なのでしょうか。
やらなくてもいいステップはないでしょうか。
むしろ、やらないほうがいいステップはあるかもしれない、と疑ってみることも必要ではないでしょうか。
一番貴重なリソースは、時間です。

時間を確保するために、ステップを減らす。
空いた時間で、マーケティング戦略を練る。
これが、あまりにもシンプル過ぎて忘れがちな、売上アップに直結する方法です。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

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