年賀はがきDMの活用ポイント

年賀はがきDMの活用ポイント

年賀はがきDMの活用ポイント
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私自身は,昨日書いたとおり,年賀状そのものは廃止しています。
ですが,一部の方が,送ってくださいます。
元旦の午前中。届いた年賀はがきを眺めていたところ…
なかなか興味深いものがありました。

某クリニックが,「配達地域指定郵便」で年賀はがきを使ったDMを送ってきていたのです。

【配達地域指定郵便】
ご指定いただいた地域の全戸に郵便物をお届けするサービスです。
新規顧客獲得やエリアを絞ったアプローチに最適です。DMやチラシとは違うユニークな媒体として来店促進や販売促進にお役立てください。(郵便局WEBサイトより)

見た瞬間,
「あ,賢いコレ」
と思いました。

なぜなら,年賀状は,1月7日までに限り,52円だからです。

今は,郵便はがきは通常料金として1通62円。

私は小さな田舎町に住んでいます。
それでも,町内の世帯数は,約9500。

10円の差でも,9500件に送れば,9万5000円の節約になります。

余談ですが,年賀はがきは,金券ショップへ行けば安く手に入ります。
郵便局員が,販売ノルマを課せられているらしく,ノルマを達成できない人が,赤字覚悟で金券ショップに流すことが多いそうです。

年賀はがきの割安感が金券店で強まっている。激戦区の東京・新橋で普通紙の無地は1枚46円と定価(52円)より6円(12%)安い。
“年賀はがき 52→46円”
日本経済新聞 電子版. 2017年12月2日

年賀はがきをつかった,配達地域指定郵便。
なるほどなぁ,と思った次第です。

さて,ここから本題です。

この元旦に届いた,配達地域指定郵便の年賀はがきDM。
マーケティング効果を高めるために,どのように改善すべきでしょうか。

単純に,年賀はがきを使うことで,経費削減。
これはこれで素晴らしいアイディアです。
ただ,それはマーケティングとはまた違う考え方です。
もし,マーケティング的に改善するならば,どうすればいいでしょうか。

ぜひ考えてみてください。

私なら…
元旦に届くようには出しません。
なぜなら,元旦に届いても,クリニックは休業しているからです。
はがきを見た人が,すぐにその場で電話できる状態になっていない…そんなDMを出しても,無駄です。

特に,クリニックですから,DMのゴールは「電話による予約」でしょう。

ということは,電話受付ができない日にDMを出しても,意味はありません。
それ以上に,元旦は,年賀はがきが一番多く届く日です。

DMの大きなメリットは,競合の少なさです。
Eメールと比較した場合,メールボックスに,1日何十通届くでしょうか。
一方,郵便受けに届くDMは…多くても数通ではないでしょうか。

競合の少なさから目に止まりやすくなる。そんなDMを,わざわざ一年で最も多い日に送るのは馬鹿げています。
もちろん,「年賀はがき」ですから,ほぼ確実に目に留まるでしょう。
ですが…それだけです。数秒もせずに,次の親しい友人からのDMに気を取られるのではないでしょうか。

これが,マーケティング「的」な考え方の一例です。
もしさらにマーケティング的な発想を加えていくならば,オファーをきちんと用意する。

例えば,このクリニックが歯科医の場合,
「お電話で『年賀はがきを見ました』と言ってもらえれば,院長オススメの歯ブラシ1本プレゼント+通常◯◯円の歯磨き指導を無料」
という感じでしょうか。
※保険診療の「点数」的な観点から,歯磨き指導を無料,ということができるかどうかはわかりません。あくまでも一つの例です。

このようなオファーを入れておくことで,効果測定できます。

効果測定ができれば,改善することができいます。
…もっとも,同じ52円で配達地域指定郵便を使うなら,翌年になりそうですが…

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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