期間限定イベントにおける集客効果を高める考え方

期間限定イベントにおける集客効果を高める考え方

期間限定イベントにおける集客効果を高める考え方
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今日の新聞に、こんな紙面広告が出ていました。
それを見たある人は、
「へ〜行ってみたいな…って期間は先の話だね」
となり…
「これって、コピーライター的に意味のある広告なの?」
と訊かれました。

その時答えたことを、そのまま今日のブログのネタとして紹介します。

結論としては、意味はありません。
前提が違うからです。ただ、学べることもあります。
それが今日のタイトル
「期間限定イベントにおける集客効果を高める考え方」
ということです。

一つずつ解説してきます。

1.前提
質問が
「コピーライター的に意味のある広告かどうか」
ということでした。

コピーライターといっても、様々なコピーライターがいます。
私の場合は、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)に基づき、顧客に直接反応してもらうための広告コピーを書くのが仕事となります。

つまり、その広告を見た人が何らかの行動を取り、その広告効果を具体的に測定できて、初めてダイレクトレスポンスマーケティング型のコピーとなります。

この写真自体は、下の部分は固有名詞だったり場所や電話番号などの情報のみなので載せてはいません。
このカットした部分に、コピーは書いてありません。
つまり、直接反応型の広告ではないのです。

年商20億円を超える企業でないと、このようなイメージコピーは役に立ちません。
年商20億円未満の企業であれば、広告効果を具体的に測定できる直接反応型のコピーでないと意味がないのです。

ということで、質問の答え自体は、「意味が無い」で終わります。

その上で、以下本題です。

2.この広告の意図
直接反応型広告でない以上、広告効果を測定することはできません。
その結果、広告に意味があったかどうかの判断すらできないことになります。
とはいえ、何らかの意図があればこそ、この広告が出ていることになります。
その最終的な意図はもちろん、「期間になったら公園に来てほしい」ということです。

3.選択肢を増やす
この広告を見て、
「行ってみたいな」
と思っても、今は開催期間前。
なぜそんな前から広告を出すのでしょうか。
それは、顧客の頭の中に「選択肢」を増やすことを意味しています。

例えば、今からこの広告を見た人は、
「連休中に行く先候補」
が増えます。
具体的には、連休に本州から北海道に遊びに来る予定の友達がいて、その人から
「この時期、どこに遊びに行ったらいいかな」
と訊かれた時に、
「◯◯公園ってところがあって、お花が綺麗だよ」
という選択肢を増やすことが目的になるのです。

この広告から学べること、それは時間軸の使い方。
いざ連休中にこの広告を出しても…すでに行き先が決まっている可能性があります。
ならば、事前に何回も広告を出すことで、顧客の脳内に情報を入れておくことが必要となります。

4.応用例
私が知る事例として、ある歯科医が新規オープンするにあたって、オープン前何ヶ月前からも広告宣伝を繰り返した結果、オープン前から2ヶ月先まで予約がいっぱいになった、という話を聞いたことがあります。

他に応用例で有名なものは、映画。
映画は期間限定公開ですので、その映画が公開されてから広告宣伝しても、遅いのです。

ものによっては1年以上前から少しずつ情報を小出しにしておき…封切り後に顧客が殺到するように仕掛けます。

これを、オンラインで動画を使ったプロモーションとして有名な手法になったもの。
それがプロダクトローンチです。
ネットで興味ある情報を取得するためにメールアドレスを登録すると、メールに動画のURLが書かれたものが何回も送られてきて…その動画を観て行くうちに、いずれ販売したい商品の告知に進み…発売日にドカンと売り上げる。
これも、時間軸を前倒しにして情報を少しずつ小出しにしていくやり方の応用例です。

5.まとめ
細かいことはさておき、今日のテーマは「期間限定イベントにおける集客効果を高める考え方」です。
期間限定イベント…例えばセミナーや講演会なども該当するでしょう。

この場合、シンプルに効果を出すコツとしては、
「早めにプロモーションを始める」
ということにあります。

特にセミナーなどでは、
「行きたいけどその日は都合が悪い」
ということが多々あります。

もちろん、事前の予定をキャンセルしてでも来たくなるようなセミナーであればいいのですが、なかなかそこまで魅力的にセミナーを演出することは難しいでしょう。

ならば、単純に、セミナー集客期間を長めにしておけばいいのです。
すでに、セミナー集客をしたことがあって、なかなか大変…という人は、今までよりも早めに集客を始めてみてください。

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