買わなかったことを後悔させられる話

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先日,なかなかエグいアンケートに遭遇しました。
興味本位で答えてみたところ…
「なるほど!」
と思い知らされました。

アンケート依頼のメール自体からして,上手いものです。
まず,件名が
「なぜ、ご参加されなかったのですか?」
という非常にストレートに呼びかけるものです。

いかにも
「メルマガ」
っぽい件名のメールの中で,ひときわ目を引きます。

開いてみると,あるセミナーについてのアンケートでした。
そのセミナーは,以前に開催されていたものを,バージョンアップしたものです。

その内容について,確信を持っており,信念を持って広げていきたい…という思いをしっかりと伝えた上で…
そのためにも,「なぜセミナーに申し込まなかったのか」というリサーチです。

さらに,回答者には抽選で書籍が当たる,というオファー付きです。

本来は「抽選」というものはさほど心惹かれるものはありません。
ですが,この時はなんとなく答えてみたくなりました。
もちろん,本が欲しかった,というのもありますが。

ただし,ここでさらにポイント。
「抽選の対象は、1行、2行のご回答ではなく、”具体的にご回答いただけた方”のみに限らせて頂きます」
という内容です。

…ということは,割と本腰をいれて答えなければなりません。

最初の質問が,
「どんなビジネスをしているのか」
というものです。
これはすぐに答えられます。

次に,
「なぜ申し込まなかったのか」
というもの。これも明確な理由があるので,スラスラ書けました。

ところが。
次の質問が「ビジネスで得たい結果、理想の状態・ゴール」についての質問です。
これは…もちろん抱いているイメージはあるのですが,「言語化」はあまりしていなかったなぁ,と反省しつつ,これも,下記終わりました。

すると。
最後の質問が,
「それを達成する上で、一番の障害になっているもの」
それはなにか,というものです。

しばらく考えて,考えて,考えて…
「何が障害になっているのだろうか…」
と考え続けた結果。

ふと気づきました。
その障害を乗り越えるための方法の全てを,その「セミナー」で教えているのです。

結局,自分の理想の状態に気づき…その理想の状態に届かない現状分析をして…
そのギャップは何か。
そのギャップを解決するための解決策は何なのか。

その解決策が,その買わなかったセミナーにあった。
そこに思い知らされたのです。

最後まで質問に答えて…
「後悔」
した気分になりながら,アンケートの送信ボタンをクリックしました。

「後悔させてやる…」
という意図が適切かどうかは脇におきます。
ただ,このアンケートは,まさに一石二鳥です。

この質問に答えることで,私自身は
「自分で気づいていない問題に気づかせるきっかけ」
になったのです。
つまり,需要が発生していないところに,需要を作り出したのです。

コピーライティングを学んだことがある人は,これが
「ウルトラC」
だということに気付くかもしれません。

なぜなら,
「コピーライティングで需要を作り出すことはできない」
というのが定説だからです。

つまり,見込み客の中のニーズやウォンツと商品を結びつけるのがコピーの役割であって,存在しないニーズやウォンツを作り出すことはできない…と言われ続けてきました。

ですが,私はアンケートに答える前は,興味のなかったこのセミナーについて,アンケートに答えたことで「申込みしなかったことを後悔」したのです。
これは需要を作り出した,と言えるのです。

ここまでできれば…あとは,次回以降,同じサービスを売り出したときに,申込みに至る確率が高くなるのはいうまでもありません。

そして,一石二鳥の2つ目。
それが,本来の目的であるアンケートリサーチです。
その答え次第では,次回のセールスコピーに反映させることもできるでしょう。

最後に。
「あなたにはコレが必要なんですよ」
と説得するよりも,私自身が,
「あ…私にはこれが必要なんだ…」
と思う方が協力です。

今回は,アンケートという名のセールス行為でした。
見事というほかありません。
私も,機会があれば活かしたいところです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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