売上アップという地味で退屈で目立たない作業

売上アップという地味で退屈で目立たない作業

売上アップという地味で退屈で目立たない作業
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は,
売上を上げる…
とはどういうものなのか。

 

非常に単純明快にお伝えします。

 

はっきり言って,
「地味で目立たなくて退屈」
だということです。

 

 

例えば…
ある起業家,経営者が
SNSなどで,

 

「シンガポールに出張です」

 

「戻ってきてからすぐに名古屋で商談です」

「ギリギリ新幹線に乗れました。
車内でしっかり商談の準備をして,
九州の商談に備えます」

 

「今度はひとっ走り
タイまで行ってきます」

 

みたいな投稿をバンバン
発信している人がいて…

 

「なんか,かっこいいなぁ…」

と思う人もいるかも知れません。

 

ですが…
経営は…そして売上を上げるとは,
もっと地味で単調な作業の繰り返し
なのです。

 

この点について解説します。

 

最近,売上がイマイチ…
という方は,
あらためて振り返るきっかけとして
最後までお付き合いください。

 

 

ルピシアの大規模イベント
「グランマルシェ札幌2019」

 

世界のお茶を販売する
ルピシア。

 

このルピシアが開催する
大規模イベント
「グランマルシェ札幌2019」
に行ってきました。

 

10時入場の予約をして…
少し遅れて20分頃に
会場入り。

 

 

受付を済ませると,
予約特典と,
大きなショッピングバッグが
渡されます。

 

早速,
パンフレットを見ながら…
各ブースを回ります。

 

事前案内によれば…
120種類以上のお茶を
試飲できるようです。

 

1つあたり,
小さな紙コップで
30ccくらいなら…

 

120種類飲んでも
3.6リットル。

 

楽勝ですね。
2周くらいなら
余裕で行けそうです。

 

…ということで,
片っ端から
試飲コーナーで
飲みまくっていました。

 

まあ,
他の参加者の頭の悪さに
イライラでしたが。

 

後ろに行列ができているのに,
熱いお茶を飲み終わるまで
平気でその場に居座る
その空気の読めなさと言うか,
鈍感さは…ある意味すごいですね。

 

思わず,

「その場で飲んでたら
邪魔で迷惑でしょう!」

と,何度言ったことか。

ルピシアは,
こういった頭の足りない人向けに,
しっかりと発信して欲しいところです。

 

結局,
1周回って…
もう1〜2周くらいでできるな,
と思ったのですが,
このような空気の読めない残念な人を
また大量に相手にするのは
さすがに嫌だったので…

 

お茶は何一つ買うこと無く,
スコーンとナッツを大量に買って
帰りました。

 

 

一石五鳥の売上アップシステム

 

 

さて,
この大規模イベント。
マーケティング的にどんな意味が
あるのでしょうか。

 

 

まず,
休眠客の掘り起こし。
最近来ていない方も,
「無料で120種類のお茶を
試飲できる」
というイベントであれば,
参加するかもしれません。

 

参加して…
そこで1つでもお茶を買っていただければ,
休眠顧客から,もとのリピート客に
復帰してもらえます。

 

次に,
新商品のプロモーション。

 

一緒に行った家族は,
「この会場限定販売の
新商品」
をいくつも購入していました。

 

「限定性」
とセットにすることで,
新商品のプロモーションとしては
とても素晴らしい場になるでしょう。

 

3つ目は…
リピートシステム。

 

 

ルピシアでは,
一定金額を購入すれば,
「お茶のサンプル入り」
会報誌が送付されます。

 

 

この会報誌を送付することで,
一定期間,継続的に
プロモーションを展開することが
できるようになります。

 

他にも,
会場にあふれんばかりの人を前に,
「ルピシアの顧客ってこんなにいるんだな」
ということを見せつける…
もとい,デモンストレーションすることで,
競合他社への浮気を防げたり…

 

あるいは,
無料招待なので,
「お友達」
と一緒に来てもらうことで,
紹介による新規顧客を獲得できたり…
などの効果があります。

 

 

これが,大規模イベント販売です。
もちろん,かなりの人手とコストが
掛かるでしょうから,
そうそうは実施できないでしょうけど。

 

 

地味で目立たない売上アップ

 

長蛇の行列をひたすら待ち,
耐えて,レジで会計を済ますと…
出口付近に,

 

 

「プレゼント引き換えコーナー」

なるものが。

 

何のプレゼントだろう…
と思って,近寄ってみたら,
小さく,
「10,800円以上購入の方限定」
だったようです。

 

私と家族,二人で9000円ほど
購入しました。

 

これが
「あらかじめわかっていたら」
もっと買っていたであろうことは
確かです。

 

追加購入するにしても,
凄まじい長蛇の列を
もう1回並ぶ気力はないので,
諦めましたが。

 

 

この点を踏まえて…
売上アップするとはどういうことか。

 

それは,
来場者に,
「10,800円以上購入した方限定で
プレゼントがあります」
と周知徹底することです。

 

入口の受付の方が
そのようにおっしゃるなり,
予約受け付けの時点で
案内するなり…

 

 

会場内のあちこちに
貼り紙をするなり…

 

 

他にもあるでしょう。

 

このような,
一つ一つの
地味で退屈な作業を
繰り返していけば…

 

もしかしたら,
あと2000円くらいは
買っていたかもしれません。

 

私と同じように,
「知らなかった人」
が他にもいたでしょう。

 

そういった人たちが,
限定プレゼント目当てに,
10,800円以上買っていたとしたら…?

 

どれだけこのイベント期間の
売上を伸ばせたでしょうか。

 

決して難しくはないでしょう。
会場には,パンパンに膨れていた
買い物用バッグを小脇に抱えて
ウロウロしている人,
いっぱいいましたから。

 

そのような
「場の空気感」
が出来上がっているのです。

 

だったら…
あとは,
「貼り紙1枚」
だったり,
「スタッフの一言」
で売上がもっと伸びたかも
知れなかったのです。

 

これが
「売上アップする」
ということです。

 

より良い商材,
チャンスを求めて
世界中を徘徊するのが
経営者の仕事では
ありません。

 

経営者が
売上を上げることとは,
目の前の状況を改善して
「最適化」
することです。

 

その最適化の一貫として,
今回は,
「貼り紙」
だったり,
「声がけ」
をする…ということになります。

 

 

売上を上げるために,
新商品開発とか,
新規ビジネスとか…

 

そんなものは
「まだ」
必要ではない人がほとんど。

 

私のクライアントは,
この
「最適化」
による微調整だけで,
どんどん収益が改善していくのです。

 

まあ,
新幹線とか飛行機で
あちこちを飛び回るのが
好きな人には地味な話かも知れませんが。

 

 

でも,それって
経営者の仕事ではなく,
営業部長の仕事でしょうね。

 

 

私達経営者は,
目の前の小さな改善を繰り返して,
しっかりやるべきことをやって,
売上を伸ばしていきたいものです。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

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