【事例】マーケティングの理想である「顧客の創造」

【事例】マーケティングの理想である「顧客の創造」

【事例】マーケティングの理想である「顧客の創造」
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

あまり好きなネタではないのですが…
「当日」
を外しているので,まあいいでしょう。

 

今日のお題は,
「マーケティングの本質的な仕事について」
です。

 

 

会社の売上を支える本質的な仕事の話です。
ちょっと抽象度が高めかもしれませんが,
しっかりご覧ください

 

 

 

顧客を創造する

 

…とは,
かのピーター・ドラッカーの言葉,
らしいです。

 

書籍を会社に置いてきてしまったので,
正確な引用はできません。

 

 

なので,
ドラッカーがどのような意図,
趣旨でこのように述べたのかは
ともかく。

 

以下,私の見解です。

 

 

集客と創造の違い。

 

集客とは,
「創造済みの顧客」
を自社に呼び込むこと。

 

とでも言うのかもしれません。

 

では創造とは何か。

 

「需要を作り出すこと」
に他ならないのでは
ないでしょうか。

 

 

2月14日。
バレンタイン。

 

私は妻と一緒に,
コメダ珈琲の
「ショコラノワール」
を食べに行ってきました。

 

 

 

数年前。
コメダ珈琲発祥の地,
名古屋にて
「ミニシロノワール」
を妻と二人で食べたことは
あるのですが。

 

 

正規サイズの
ボリューム感は
凄まじいですね。

 

 

見た目に圧倒されました。

 

 

そして…

 

隣の席に座った,
若い女性(一人)が,
これを注文して,
眉一つ動かさずに
黙々と完食して,
立ち去っていく様子を見て…
やはり圧倒されました。

 

言葉が貧弱ですが。
すごいという他ありません。

 

 

女性の,スイーツに対する
「強さ」
を思い知りました。

 

ちなみに,
私が食べたのはこの
正規サイズの半分だった…
にもかかわらず。

 

 

食べた後,家で
横たわる羽目になりました。

 

 

甘味は,
睡魔の発生条件ですからね。
猛烈な睡魔に屈しました。

 

 

それはともかく。

 

バレンタインデーに
女性がチョコを贈る。
なんででしょうね。

 

 

そして…
3月14日。
ホワイトデー。
誰が決めたのでしょうね。

 

これが…
「マーケティング」
です。

 

言い換えると,
顧客を創造したのでしょう。

 

 

2月14日に
チョコレートを贈る顧客を
創造した,
ということですね。

 

 

3月14日に,
マシュマロやキャンディやら…
といったものを贈る顧客を
創造した,ということですね。

 

 

顧客を創造した他の例

 

 

例は他にも,いくらでもあります。

 

スイートテンダイヤモンドとか。
なぜ,結婚10年目で
ダイヤモンドなんでしょうね。

 

そもそも,
なぜ,結婚・婚約には
ダイヤモンドの指輪なんでしょうね。

ダイヤモンドって
所詮,炭素の塊。
なんであんなものが…

 

 

 

まあ,広告代理店が
仕組んだから,
なんですけどね。

 

 

しかも,
ダイヤモンドの価値を
高騰化させるために…

 

 

 

ダイヤモンドを大量に積んだ
運搬船が…
定期的に積荷が
船の上から「失踪する」
なんて都市伝説もあります。

 

 

そのまま市場に出たら,
価値が下がるから…
そのまま,どこかの海に
廃棄しているとか何とか…

 

別の例です。
日本人におなじみな
「風習」
としては…
土用の丑の日でしょう。

江戸時代の凄腕コピーライター,
平賀源内。

 

 

彼が,
「夏場に売上が下がって困る」
といううなぎ屋をコンサルティングした結果,
キャンペーンとして
「土用の丑の日にうなぎを食べる」
という風習が出来上がったそうです。
(異説はあります)

 

 

そもそも,
7月の土用の丑の日の頃は,
うなぎは旬ではありません。

 

 

水産物に詳しい方に聞きましたが…
1年で一番,うなぎが美味しくない時期…
らしいですよ。

 

にも関わらず,
なぜうなぎを食べるのでしょうね。

 

 

あとは…
個人的には割と好きですが。

 

大晦日の年越しそば。
これも,マーケティングの成果だ,
という説があるそうです。

 

近頃は…
すっかり廃れましたが,
「引越し蕎麦」
なんてものも,
マーケティングの成果だった…
のかもしれませんね。

 

 

あとは…
ここ10年,15年頃の間に…
恵方巻なんてものも
出てきたのではないでしょうか。

 

私。
小さい頃に恵方巻なんて
食べた記憶ありませんから。

 

北海道の風習なのかも
しれない,なんて考えてしまいました。

 

ちょうど,
北海道に移住した頃と
流行り始めが
重なったせいでしょうね。

 

 

 

あとは…
これもやはりここ10年,15年の
間にできたものでしょうけど。

 

ハロウィン。
あれって何なのでしょうね。

未だによくわかりません。

 

 

願わくば…
百歩譲って,クリスマスは有りですが。
イースターだけは絶対に
「マーケティングのちから」
で流行らせてはいけないでしょう。

 

<参照>

 

 

 

顧客の創造とマーケティング

 

 

このように,
そもそも需要をつくりだすこと。
これが顧客の創造です。

 

 

そうでなければ…
例えば大晦日にそばを食べる人なんて,
ほとんどいなかったでしょうからね。

 

 

顧客の創造の結果として…
例えば今回私が体験したように,
コメダ珈琲で
ショコラノワールなるものを
食べることができました。

 

 

マーケティングで
「バレンタインデー」
というものがなければ
食べられることはなかった
逸品でしょう。

 

 

コメダ珈琲だけではなく,
ありとあらゆる…
小さな洋菓子店とかのレベルでも,
バレンタインデーだから,
ということでチョコレートの
「売上」
を伸ばすことができている。

 

 

これが,
マーケティングの成果だとしたら。

 

それが顧客のより良い
人生につながる限りにおいては
とても素晴らしいものですね。

 

 

まあ,
マーケティングによって,
ありとあらゆる様々な
業種が…
「競合」
に発展するのですから,
かえって苦しくなる
小売店とかは
あるかもしれませんが。

 

 

 

小さな会社の戦い方

 

とはいえ,
社会に新しい習慣を
定着させるのは,
ものすごく手間暇…何よりも
お金がかかるものです。

 

 

結婚の際にダイヤモンドを贈る。
これを広告代理店が「仕掛ける」のに
いくら使ったのでしょうか。

 

…ということを考えると,
小さな会社ではなかなか
できないことでしょう。

 

なので,
他社が創造した顧客を…
言葉を選ばずに言うなら
「かすめ取る」
のが一つのやり方です。

 

例えば…
私がかつて士業として法律事務を
行っていた頃。

 

 

いわゆる過払い金請求について,
他の大手法律事務所が
テレビCMなどで一生懸命
「過払い金とは何か」
を説明してくれました。

 

おかげで,
そのCMを見た方が,
私に問い合わせする,
ということはいっぱいありましたからね。

 

他社が創造した顧客を
「自社でありがたくいただく」
なんてことはよくあるわけです。

 

もっと有名な例は…
AmazonのKindle。
電子書籍リーダーは,日本のSONYが先駆け。
それを見たAmazonが独自の製品を開発。
結果は,きっとあなたもご存知でしょう。

最後に。

 

 

自社で顧客を創造する

 

 

社会全体にムーブメントを
起こすほどのことは
考えなくてもいい。

 

自分の顧客が,
「言語化できていない悩み」
を形に変えた商品やサービスを
提供できれば…
これも顧客の創造です。

 

ぜひ挑戦してみてください。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平

 

追伸

 

ショコラノワール。
おいしかったけど。
次はないかな。

普通の
ミニシロノワールを
妻と半分ずつ…くらいで
ちょうど良さそうです。

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