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アップスタッツ合同会社のコロナことチャイナウィルス騒動に対する見解はこちら。
参加者が10名を超えるイベントなどは
当面見合わせます。
つまり…平常通りに経済活動を
行っていきます。
また,チャイナウィルスで売上ダウンしている方で,
サポートが必要な方は,個別にお問い合わせください。
通常にの料金体系とは別の価格帯でご提案いたします。
※当面の間,この表示をいたします。
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は,
2人のラーメン屋の話です。
片方が倒産して
片方が繁盛店になった…
…という話ではありませんが。
「選ばれる」
ということに関して,
ひとつの事例として
お伝えできたら幸いです。
失望したラーメン屋
もう10年以上前になるでしょうか。
週に一度,
夜にある用事で出かける
ことがありました。
夜,
用事ででかけて…
帰り際に,
「いつもの」
ラーメン屋で食べて帰る。
これが,
週1の楽しみでした。
大型ショッピングモールの
真正面という立地で,
複数の店舗と
駐車場を共有していることもあり,
駐めやすく行きやすく,
立地の良さは抜群です。
当時私は,
その地域で,
ちょっとした有名人。
理由は…
まあ,顔写真付きで,
広告宣伝していたから
ではあるのですが。
単純に
同じ媒体に,
そのラーメン屋も
広告宣伝していたので,
店主も私のことを知ったのでしょう。
店主も,
顔をを合わせることがあれば
ちょっとしたあいさつをする
くらいの感じでした。
そのラーメン屋は…
どんどん繁盛していき,
斬新な新メニューも発表。
マスコミの取材も
入るようになりました。
そして…
味が落ちました。
ある時から,
なんか妙に量が減り…
汁が水っぽくなり…
店頭から
店主の姿が見かけなく
なりました。
まわりでも,
「あそこ,
味が落ちたよね…」
と言われるようになり…
そして。
「もう行かない」
という決断をしました。
現状,
お店は維持しているのですが,
どうなったのでしょうね。
10年近く
行っていないから
わかりません。
また行きたくなる店
一方,
別のラーメン店の話です。
こちらは,市街地から外れた
エリアにあるラーメン屋。
国道沿いではあるものの,
道内の大規模都市から,
隣町に行く…
大型幹線道路沿いに
あるものの…
場所的には,
寂れつつある
ところにあります。
なので,
立地としては
「人が集まる」
とは言えません。
駐車場も,
入りにくく駐めにくい。
なにせ…
すぐに,いっぱいになりますからね。
そのラーメン店は,
店内のあちこち,
店主や店員のTシャツやら
メニューやら,
どんぶりやらに…
「極めるとは一生の修行」
という,
そのラーメン店の理念が
書かれています。
面白いのが,
メニューに,
「(メニュー名)は
もうありません。
今は進化して
(別のメニュー名)になりました」
みたいな表現が書いてあった
ことがあります。
店主はひときわ大柄の
いかつい表情。
スキンヘッドにタオルを巻いて,
厨房の最前列で作業をしています。
入ると…
腹にずしりとくる
野太い声で
「らっしゃいませー」
という感じです。
いかにも,
「そう,ラーメン屋の接客って
こうだよね」
という感じです。
さて,
このラーメン屋。
あちこちで
取材されるようになり…
テレビからも取材され…
そして,
札幌の一等地に2号店も
オープンしました。
はい。
前者の例もあるので,
「ああ,
この店舗もまた,
味が落ちて
がっかりすることに
なるんだろうなぁ」
…と勝手に思い,
ちょっと足が遠のきました。
そして,
久々に行くと。
なんと,
その店主が,
やっぱり厨房の最前列で
作業をしていて,
「らっしゃいませー」
と野太い声で
掛け声をして…
…なんで?
札幌の一等地に
二号店を
オープンしたのに?
なんで,
大将が
「まだ」
こんな,市街地から
外れた立地の店にいるの?
…と,
非常に驚いたのは
覚えています。
別に,
前者のラーメン店みたいに,
店主と顔を合わせて
あいさつするほどでは
ありません。
割と営業時間が短めなので,
思いの外,行きたくても行けず…
ということが多く。
それほど数多くリピート
したわけではありません。
けれど…
行くたびに,
なにひとつ変わらない,
「極めるとは一生の修行」
と書かれた文字と,
店主の野太い声に出迎えられ…
そして,
進化するメニューの
ラーメンを食べる。
あれから数年後…
私も,
拠点が札幌になったので,
なかなか行くことが
なくなってしまいました。
たまに,
以前に住んでいた町に
行くことがあり…
店の前を通ります。
残念ながら,
営業時間内に
前を通過するわけでないので
食べていくことはできません。
けれど,
店構えは変わらず
そこにあるのを見て
安堵していました。
…とはいえ,
あれから何年も経ったし…
店主も,
いい年だろうし,
後進に店を任せているかも。
なんて思うこともありました。
そして今日。
珍しく午後早い時間に
店の前を通りました。
なので寄ってみたところ…
まあ,このコロナの影響と,
市街地からはずれた立地。
土曜日の昼下がりで
ピークはとうに過ぎた時間帯。
店内は食べ終わった客が2人
いるだけ。
店員もいません。
私が入ると,
奥から出てきましたが。
出てきたのは,
若いにーちゃんです。
やっぱり,
あの大将はいないか…
そうだよな…
と思いながら注文。
さて。
私は空いている飲食店の
店舗に入ると…
なぜか「後から」
客がなだれ込んでくる,
という現象がしょっちゅうおきます。
以前も,
都内の某牛丼チェーン店に,
深夜過ぎに入ったところ…
ワンオペで店員が
頑張っていました。
客は私一人でしたが。
私が食べ終わって帰るまでに,
「12人」
来店していました。
ワンオペで
12人は大変だなー
と思ったのは覚えています。
話を戻します。
今回も,
食べ終わった顧客2人が
帰って…
私が一人…
と思っていたら,
2人組の客が,
立て続けに3組,
1人の客が2名,
続々と店内に
入ってきました。
すると…
奥から,
のっそりと大柄の姿が
出てきて,
ずしりと来る低い声で
「らっしゃいませー」
大将は,
ちょっとシワがふえたくらいで,
それ以外は何一つ変わらない。
大将,
あんた,ホント何も
変わらないな…
と思いながら,
温かい気分で
ラーメンを食べて帰りました。
変わらない安心感
何が変わらない安心感を
作り出すのか。
それは,
一貫性です。
特に…
この店は,
「極めるとは一生の修行」
なんて,
堂々と宣言しているわけです。
理念といえば,
聞こえがいいですが…
一歩間違えると,
「ブレることの正当化」
につながります。
特に,
札幌の一等地に
出店…
なんて華々しいことがあれば,
「札幌でより多くの人に
食べてもらえるようになるのが
修行になる」
みたいな感じならまだしも,
それを皮切りに,
「その店のコンセプト」
から外れた内容まで
「迎合」
して変化してしまう。
これが,
一貫性から外れてしまう
原因となります。
きっと…
前者の店は,
はじめは真摯にラーメンを作って
いたのですが…
マスコミに注目され,
多くの人が来るようになり…
きっと,
どこかでちょっとした
無理がある設備投資をしてしまったか
何かで…
素材をケチる…
みたいな,
「本末転倒」
が起きたのかもしれません。
あるいは,
単に,人気店になり,
当時,流行っていたFXにでも
手を出してしまっただけかも
しれませんけどね。
けれど…
後者の店は
「極めるとは一生の修行」
というコンセプトを設定。
そこに関しては,
巌のごとく,変わらない。
変わらないまま,
ただ進化・成長していく。
これが,一貫性です。
「あそこに行くと,
いつも一緒だよね」
この圧倒的な安心感。
一定層にしてみたら,
決定的な
「差別化要因」
になります。
すぐにブレる店では
絶対にできないことですからね。
店主に
顔を覚えられているとは
思っていませんが。
店主の変わらない姿を見て,
安心して…
「いつものように」
ごちそうさまでした~
と声をかけて,退店。
次,
いつになったら
行けるかわかりませんが。
次に行っても,
やっぱり変わっていないでしょうね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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