【実例】たくさんの中から「事実」を抜き出すことの難しさ

【実例】たくさんの中から「事実」を抜き出すことの難しさ

【実例】たくさんの中から「事実」を抜き出すことの難しさ
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は…
思い込みと「事実」とのズレについて
身にしみて実感することが
あったので,お伝えします。

 

ものの見方,価値観,偏見…
そういったものが,
事実を歪めてしまう…
という話です。

 

 

説得力のある文章を書くにも,
セールスコピーライティングにも…
あるいは,日々,生活する上でも,
事実と,事実以外を
区別することは
ものすごく大事なのですが。

 

 

 

…と言っている私自身も,
まだまだ出来ていないなぁと
思った次第です。

 

 

以下,具体的に
お伝えしていきます。

 

 

 

実際の腕はどうだったのか

 

 

先日,
散髪に言ったときのことです。

 

 

私は,
単にじっと座っている…
何もできない時間が
短いほうがいいので,
クイックカットを利用しています。

 

 

床屋に行ったことがありますが,
パーソナルスペースを
浸蝕されている状況の上に,
理髪師とのコミュニケーションなど,
ハードルが高すぎます。

 

黙って,10分ほど
硬直しているだけで済むなら
そのほうが楽ですから。

 

 

さて。
空いていると思われる,
平日の夜…
閉店間際を狙って行ったところ,
案の定,客は誰もいませんでした。

 

 

店内には,
店員の理髪師が二人。

 

雑談していたようです。

 

 

券売機で料金を支払い…
チケットを渡すと…
片方が対応します。

 

男性で,
髪が真っ白の人です。

 

真っ白

白髪

 

ですので…

 

白髪

経験豊富

 

…ということで,
腕に期待したいところです。

 

 

知人の理髪師にも
聞いたことがあるのですが。

 

クイックカット歴の長い人は,
「こなした数が多いので,腕がいい」

 

 

ということらしいですから。

 

 

 

さぞかし,
たくさんの経験を
積んでいることでしょう。

 

 

ですが,
実際には残念でした。

 

 

カットの腕の良し悪しは,
私はプロではないので
わかりません。

 

 

一人の顧客として,
体験した限りで言うなら…

 

ハサミの動かし方が,
なんとなくぎこちない。

 

櫛の取り回しが出来ておらず,
何度も耳をガリッと引っ掻いて
痛い。

 

 

ハサミの先が…
まぶたをかすった。

 

 

実際に髪を切る瞬間でなくとも,
ハサミをチョキチョキ動かすのは
よくあることだけど…

 

それを文字通り目玉の至近距離で
何度もやった。

 

 

最後のものは,
なかなかにスリリングですね。

 

 

こういった行動は,
誰かからのフィードバックがなければ
なかなか修正・改善できるものでは
ありません。

 

だからこそ,
「長くやっていれば」
そういった機会に触れることも
多いですから,
腕がいい…と思っていたのですが。

 

 

非常に残念でした。

 

 

ここでは,

 

白髪

年長者

経験豊富

腕がいい

 

という思考を経たのですが。

 

 

さて。
ここで,具体的客観的事実は
何なのでしょうか。

 

 

具体的客観的事実の考え方

 

 

 

個人的に,
使いやすいように考えているのが…

 

触れることが出来るもの。
第三者が見ても変わらないもの。

 

としています。

 

 

例えば,

 

「マーケティングを実行する」

…と言うと,
手で触れることが出来ません。

 

何をどうやったのか。
それも人によって
判断は変わってきます。

 

 

ですので…
そこを突き詰めていくと…

 

 

例えば,

「DMを100通出した」

となります。

 

 

マーケティングというものは
目で見て手で触ることは出来ませんが。

 

 

DMだったら,
触ることができます。

 

また,
DMを見て,
「それは猫だ」
という人はいないでしょう。

 

DMは…はがきか封筒かはさておき,
DM…手紙です。

 

見る人によって変わるものでも
ないでしょう。

 

まあ…受け取る人が見たら
「ゴミ」
と思うかもしれませんが。

 

 

さて。
先程の例に戻りましょう。

 

私が実際に目で見た
事実は何なのか。

 

 

店員の白い髪色です。

 

「豊富な経験」
というものは
目で見ることは出来ません。

 

 

あるいは…
「腕の良さ」
も目で見ることは出来ません。

 

当たり前ですね。

 

目玉の至近距離で
動くハサミを見ながら…

 

わかっちゃいたけど…

 

なかなか,そこに
自分の経験則,価値観などを
入れ込んで,
勝手に思い込んでしまうんだなぁと
思った次第です。

 

 

さて,
もう一つ。

誤解しやすい点を紹介します。

 

 

 

これは事実なのか

 

 

知人の理髪師にも
聞いたことがあるのですが。

 

クイックカット歴の長い人は,
「こなした数が多いので,腕がいい」

 

 

というコレ。
事実はどこにあるのでしょうか。

 

 

例えば,
クイックカットではない,
普通の理髪店に行って,
髪を切ったとします。

 

 

私の行った店は,
最初に洗髪します。

 

それから,
カットして…
ひげそりなどを行い…

 

もう一回洗髪して,
髪を乾かして…
軽く肩を叩いたりしながら…
髪に何かを付けて整えたりして終了。

 

 

約1時間ほどでしょうか。

 

 

クイックカットの場合,
10分でカットだけをします。

 

片付けと次の人の準備もありますから…

 

1人12分換算で…
1時間に5人カットできます。

 

 

片方は,1時間1人。
片方は,1時間5人。

 

この差がずっと積み重なっていくと
どちらが腕が良いのか…

 

…というその理屈に納得しました。

 

さて。
もう一度。

 

 

知人の理髪師にも
聞いたことがあるのですが。

 

クイックカット歴の長い人は,
「こなした数が多いので,腕がいい」

 

 

このどこに事実が
あったのでしょうか。

 

 

ここの事実は…

 

 

私の知人が
「そう言っていた」
という出来事

 

です。

 

これが事実です。

 

内容については,
それが事実かどうかはまた別です。

 

実際に,
数をこなしたら
うまくなるのか。

 

「そういう人は多い」

 

 

のでしょうけど…
実際に,どれだけ数をこなしても
下手な人は下手です。

 

改善を心がけようとせずに
同じことをロボットのように
繰り返すだけなら
腕はあがりませんからね。

 

 

繰り返すだけで上がるなら…
世の中の主婦は,毎日三食,
食事をつくっているのですから,
一等地のレストランでオーナーシェフ
ができるレベルに到達する…という
理屈になります。

 

毎日,
車で通勤して20年。

 

もう,プロのドライバーとして
転職できるかも…
ということになります。

 

…なりませんよね。

 

 

このように,
場数をこなすだけで
腕が上がる…というのが
その人の考え方であり。

 

それは
「事実」ではない意見,または主張です。

 

 

事実ではないのです。
理屈は,
納得できなくもないですが。

 

…でも,今日の理髪師。
顧客の目玉の至近距離で,
平然とチョキチョキを連発する
「センスの無さ」
を見るに…
これからも上達は見込めないでしょうね。

 

もちろん,
これは私の意見です。

 

そして…白髪だから
年長者であり,
たくさんの経験を蓄積している。

 

これも私の思い込みですね。

 

最近,
この業界に入ってきた可能性も
ありえますから。

 

 

たくさんの中から
「事実」
だけを取り出してみる。

 

これは…わかっちゃいるけど
難しいものですね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

追伸

取り出した事実を
どう扱うか。

この点については,
こちらの記事を参照してください。

 

 

 

 

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