現場の新人たちにスキルを早く習得させる指導法

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

そろそろ4月も終わろうという時期ですが。
今日はその4月の風物詩とでも言えばいいのでしょうか。

 

新入社員,新人について
考えていきます。

 

新人への指導。
自信や自負がある会社もあれば
そうでない会社もあるでしょう。

 

今日は,私からひとつだけ,
指導法についてお伝えしていきます。
以下,お付き合いください。

 

 

 

新人たちの話

 

 

確か,今月はじめの頃でしょうか。
役所に行かなければならず,
のんびり自転車を漕いでいたところ…

 

左手の敷地から,何かが
飛び出してきました。

 

警官です。

 

そして,
警官はそのまま道路まで出ていき…

 

その道路は三車線ある,
大きな幹線道路です。

 

その真ん中の車線を走っていたトラックの前に
もの凄い形相で立ち塞がり…
無理やり止めました。

 

そのまま,
いかつい表情で,
トラックを,左手側に誘導していきます。

 

歩道を走っていた私は
途方にくれ,どうしたものか
困惑していたところ,
きつい眼差しで
早く行け…とばかりに
手に持った旗で案内されたので…

 

 

コレ幸いと,
さっさとその場から離れました。

 

 

左手側にあったのは,
警察署です。

 

その駐車場には,かなりの人数の
警官がそこに詰めていました。

 

そこに警察署があるのは
わかっていましたが,
ここで,これだけ物々しい
取り締まりをやっているのを見るのは
初めてです。

 

しばらく考えて…

 

「あ,4月だからか…」

 

と,勝手に納得しました。

 

本当のところはわかりませんが…

 

先輩の警官が,
後輩に対して
取り締まりの現場の
「手本を見せる」
場面だったのではないか。

 

そして…
その先輩たちの働きぶりを
更に上席たちが,
厳重にチェックして…

 

 

これまでにきちんと
修練を積んできたかどうかを判断する。

そんな
「見せ場」
に遭遇してしまった…

 

…のかもしれません。

 

まあ,
本当のところはわからず,
あくまでも私の空想です。

 

まあ,
4月ですから,
新人たちが入ってきた事自体は
間違いないでしょう。

 

別に,
それは警察だけの話ではないでしょう。

 

 

その足で,
区役所での用事を済ませ…
スーパーで買い物をしたのですが。

 

レジには,
若葉マークをつけた店員が。

 

今も昔も,
どうにも私は
「レジ打ちが遅い人」
の列に並んでしまうようです。

 

 

もたもたと商品を手にとって
スキャンして…
不必要な度合いで
丁寧にカゴの中にゆっくりと入れ…

 

気がつけば,
私の後ろには大行列。

 

 

慌てて,
店内を歩いていた,
腕章をつけた
上役らしき中年女性の
店員がよってきて,
レジ打ちを交代しました。

 

まあ,
これも4月の風物詩でしょうか。

 

もっとも,
腕章をつけた,
ベテラン…っぽい店員に
交代しても,
スピードのアップ具合は
たかが知れていましたが。

 

 

また別の話です。

 

つい先日。
自宅で作業をしていたら
インターホンが鳴りました。
注文していた,
ある商品を,
宅配業者が持ってきてくれたのです。

 

 

扉を開けると…
おなじみの制服を来た
配達員が,商品を持っており,
伝票にサインするように求めてきました。

 

ごく,
ありきたりのシーンであり
何も珍しいものはありません。

 

が。
玄関の扉を開けた私には,
今まで見たことがないものが
見えました。

 

「もうひとりの配達員」

 

です。

 

そう,二人で配達に
来ていたのです。

 

 

以前,
この配達会社は,
大チョンボをやらかし…

 

隣の家のインターホンを押し,
隣人に指示されたとおりに
置き配をした結果…

 

濡れてはいけないものが
雨ざらしになった…
という出来事がありました。

 

<参照>

 

少々分かりづらい
建物の構造もあるので…
前回の反省を踏まえ,
もう一人,
監督役をつけたのか…

 

…と思いながら
商品を受け取り…

 

よく考えたら,

 

まあ,それはないな,
と思った次第です。

 

理由は…
おそらく,4月だからでしょう。

 

新人が,
きちんと配達できているか,
先輩が
指導・監督しているのでしょう。

 

なぜなら,

「サインしてください」

と言われたので,
私は…

「ボールペンないですか?」

と尋ねたら,
大慌てであちこちのポケットを探して,
ボールペンを差し出してきたからです。

 

 

このぎこちなくて
慣れていない感じが,
いかにも新人さんという感じですね。

 

 

では,
この新人たちに対して
どんな指導をしたら,
より早く,技術やスキルを習得して
現場の「戦力」になっていくのでしょうか。

 

 

 

答えはひとつ

 

実は…
すでに,この答えの実例は
この記事の中で述べています。

 

そう,ひとつです。

 

冒頭で,

「ひとつだけお伝えします」

と述べました。
これがコツです。

 

例えば,
5つの工程のある作業を
習得してもらうにあたって…

 

その5つを座学で全部叩き込んでから
「やってみろ」
とやらせてみて…

 

うまくできない時に,

「そのうち慣れる」

と言うのは…
まあ,現場ではありがちですが。

 

でも,これをやると,
段階を飛び越してしまったりして,
混乱させるだけ。
習得が遅れたり,
いつまでも習得できなかったり…

 

 

現場次第では,
それが安全への欠如にすら
繋がりかねない事態になります。

 

 

本来,
座学で
1から5すべてを最初に叩き込むのも,
ご法度と言えば,ご法度。

 

 

もっとも,
全体像が見えないと
習得しづらい人もいるので,
直ちにNGとは言いづらいものです。

 

だからといって,

 

 

5つの工程を
座学で叩き込んだら,
その5つをいっぺんにやってみろ…

 

出来なかったら
そのうち慣れる…

 

 

というのは,
紛れもなく,ご法度です。

 

 

普通自動車免許で,
座学を一通り学んだ生徒に,
「さあ,運転してみろ」
と言っているのと同じようなものですね。

 

 

5つのうち,
最初の1つを徹底的に習得させ,
その1つ目に2つ目を追加して
修練させるのが,
一番早い,
現場スキルの習得法です。

 

もちろん,
すべての業種,
すべての現場に
適用できるかどうかは
また別ですが…

 

基本的にこの
「ひとつ」
がおすすめです。

 

 

なお…
この記事のように,
不特定多数の
業種業態の方が
読むことを想定して書く場合…

 

やはり,ひとつに絞ります。

 

 

ひとつを習得して積み重ねていく。
これこそが,習得や上達の早道なのでしょう。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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