DM vs Eメール …という罠

DM vs Eメール …という罠

DM vs Eメール …という罠
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郵便受けを見ると,大きな封筒で,DMが届いていました。
どんなセールスレターなのか,チェックする。
これもある意味セールスコピーライターとしての仕事なので,開封してチェックします。

提案内容について,小冊子まで同封してあり…
「金掛けてるなぁ…」
という印象です。

それはさておき。
紙媒体のDMについては,コストが掛かります。
その分,競合が少ないと言えます。
なぜなら,郵便受けに入っているDMの量など,ごくわずかだから,目に止まって,手にとってもらえる確率が高いからです。

Eメール(以下「メール」)によるDMだと,どうなるでしょうか。
メリットとしては,紙媒体と比べるならば,圧倒的な低コストで済む,ということです。

一方,競合が激しいというデメリットもあります。
今日,メールボックスに何件のメールが届いたでしょうか。
そもそも,開封いてもらえる難易度が非常に高くなります。これがメールの弱点です。
紙媒体のDMであれば,いくらでも工夫ができますが,メールだと,工夫しようがないからです。
せいぜい,メールの件名くらいでしょう。

では,このDMとメール,どちらの方を出すべきでしょうか。
考えてみて下さい。

これまでのブログをご覧いただいたり,私からセミナー等で直接,話を聴いたことがある方なら,すぐに分かる答えでしょう。
そうでないならば,一度,真剣に考えてから続きをご覧ください。

7〜8年くらい前のことだったかと思います。
ある方と話をしていた時のことです。
話題は,催眠術。
五円玉を糸でぶら下げて…などとやらなくとも,簡単に催眠術に掛けることができる,という話です。
催眠術…と書くと,少々胡散臭いので,「心理操作」と,言葉を置き換えます。

その時,私が話した内容です。

ちょっと想像してみてください。
日中,砂漠を歩いていたとします。
汗だくで,水分補給もできず,熱中症に掛かりかけています。

そんな時に,ある人と出会い,飲み物を売ってもらえることになりました。そこで提示された,
「ヌルいお茶」
「よく冷えた水」
どちらを選ぶべきでしょうか。

…という話です。

この二択,割りと多くの人に話します。
何も考えない人は,冷たい水を選びます。

一方。
「心理操作」云々という前提条件を考えて,「よく冷えた水」という選択肢を警戒。
ヌルいお茶を…という人もいます。
単純に,体に水分が足りていない時に,冷たい水は体に良くないからヌルいお茶,という人もいます。

さて,この場合,何を選ぶべきでしょうか。
繰り返します。熱中症に掛かりかけている状態です。
足りないのは水分だけではありません。塩分なども足りてないのです。

ならば,
「経口補水液ってないですか」
「スポーツドリンクとかはないですか」
と訊くべきではないでしょうか。

…という話です。
選択肢を示されると,人は無意識にその選択肢の中から答えを選ぼうとしてしまいます,という話です。
これが「心理操作」だ,という話でした。

先程の,
「このDMとメール,どちらの方を出すべきでしょうか」
という問いの答えです。

もちろん,この話の流れで言えばすぐに分かるでしょう。
「どちらも出す」
べきでしょう。
なぜ,「どちらか片方しか出してはいけないのか」という話です。
両方出したほうがいいに決まっています。
「どちらかを選択できる」という状況であれば,紙媒体のDMを出す,という選択肢がある,ということです。
通常,この手のマーケティング施策を打つ場合,予算の問題が生じます。
ですが,コストの掛かる紙媒体のDMを出せる以上,コストの掛からないメールも,合わせて出すべきでしょう。

もちろん,予算や時間が許すなら…これにテレアポも合わせた方が,さらに効果的です。
すなわち,DMを送った人に対して電話を掛けるのです。

マーケティングにおいて,なぜ「一つに絞る」ことをしなければならないのでしょうか。
…というのが,今日お伝えしたいことです。

無意識に,「手段を制限・限定」してしまっていないでしょうか。
集客,という目的で考えるなら…無意識に,自分が知っている集客手段,やったことがある打ち手だけに制限してしまっていないでしょうか。

この心理操作にはまらないでください。

わからなければ調べたり,人に訊いたりできるはずです。

時間とコストと手間が許す限り,一つでも多くの打ち手を講じてもいいのではないでしょうか。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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