それでもあなたは「その人」に売ろうとがんばりますか?

それでもあなたは「その人」に売ろうとがんばりますか?

それでもあなたは「その人」に売ろうとがんばりますか?
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ちょっと想像してみて下さい。

ある人がいます。
その人は,砂漠を歩いていて,手持ちの水を切らしてしまいました。
1日水分を摂取しておらず,ノドはからから。

そんな人があなたの目の前にいます。
そして…あなたは,ペットボトルの水を,自分の分以外にも10本,持っています。

その人に,仮に
「1本1000円でどうですか?」
と提案してみた。

そんなシーンを想像してみて下さい。
元が,100円〜150円程度の水だとしても,状況が状況ですので,1000円でも安い,と感じる人はいるでしょう。

では,あなたの前に,そんなノドがカラカラで今にも倒れそうな人が11人いるとします。
あなたは,ペットボトルの水を10本,持っています。

最初の人に,

「1本1000円でどうですか?」
と提案してみました。
すると,その人が,
「ふざけんな,高すぎだろ!」
と言いました。

あなたはどうしますか?
考えてみて下さい。

あくまでも私見です。
中小零細企業のビジネスがうまくいかない原因は,ここにあるのではないか。
そう思っています。

具体的には,この状況下で
「1本1000円でどうですか?」
という提案に対して,
「高いだろ」
という意見を聞き,
「じゃあ,値下げします」
とやってしまうことです。

あるいは,一生懸命説明,説得して,その人に1本1000円で買ってもらおうと努力している,ということです。

もう一度,状況を思い出して下さい。
目の前に,ノドがカラカラで倒れそうな人が11人いるのです
そのうち,最初の一人が
「高いだろ!」
と怒っているわけです。

だったら,残りの10人に,1本1000円ずつで売ればいいのではないでしょうか。
その結果,
「ありがとうございます」
と言ってくれる10人全員にペットボトルの水が手に入り,命の危機を脱します。

そして,最初の,
「高いだろ」
と不平を言った人は,そのまま干からびて死にます。
その人に向かって「ざまあみろ」…とまでは言わなくとも,「まあ,自業自得」と言えばいいだけの話です。
なぜなら,あなたはまずその人に対して,きちんと提案したにも関わらず,拒絶したのは,そこで干からびて死んでいる人です。

そして,あなたの周りには,あなたに対して深い感謝をしてくれる顧客が10人いるのです。
これの…何が問題なのでしょうか。

もし,ここで,水が10人分しかないのに,11人全員が欲しがって…その結果,価格がオークションになり,1本30万円とか50万円になれば,話は別です。

ですが,1本1000円という,持ち合わせているであろう金額の範囲内での提案です。
不当にぼったくっているわけでもありません。

それでも,
「高いだろ」
と不平を言う人に対して,なぜそんな人に向かって頑張って買ってもらおうとしなければならないのでしょうか。
なぜ,その人に買ってもらえなくて,心を痛める必要があるのでしょうか。
なぜ,10人の人に買ってもらえて,命を救うことができたことのほうに意識を向けないのでしょうか。

あなたの商品,サービスは,本当に素晴らしいものです。
あなたの周りには,単に「行列」になっていないだけ。
本当はもっとあなたの商品を必要としている人はたくさんいるはずです。

きちんと提案さえできれば,
「ください!!」
と言ってくれる人は,必ずいます。

なのに…
「興味ない…」
という人を一生懸命説得するのでしょうか。
あるいは,
「高い!」
という人に対して,値下げしても売ろうと頑張るのでしょうか。

探せば,他に
「ください!」
と言ってくれる人はいるのに,です。

最後に。
もっとも罪深い話をします。
先程の,砂漠で水を10人に売る,という話です。

目の前の,
「高いだろ」
と不平不満を言っている人がいます。
その人になんとか買ってもらおうと,2時間,3時間掛けて説得します。

その間に…後ろで並んでいる10人が,力尽きて,死んでいきます。
その責任は誰にあるのでしょうか。

先程は,
「高いだろ」
という人を相手にせず10人に水を販売。
その結果,最初の「高いだろ」と言った人は,死んでいきました。それは自業自得です。

ですが…その「高いだろ」と言っている人を相手にして時間を浪費した結果,10人は死んでいきました。
その場合だったら…その責任は,「高いだろ」と不平不満を言っている人を相手にし続けたことにあります。
10人,見殺しにしたのです。

今日は,「わかりやすさ」に重点を置いたので,少々過激な内容になりました。

あなたは,目の前の
「高いだろ」
と不平不満を言っている人を相手にしていないでしょうか。

その後ろに,あなたから声を掛けてもらうのを心待ちにしている人がいる。
それを忘れないでください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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