あなたとの商談を妨害する様々な敵

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あなたとの商談を妨害する様々な敵
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昨日は「あなたとの商談の最大の敵」という話をしました。「嫁ブロック」を例に,配偶者が最大の敵と成りうる,という話でした。

今日は,配偶者以外にも存在する,あなたの商談,取引を妨害する様々な敵について解説してきます。

前提として,次の2パターンがあります。

ひとつは,妨害の意思を持って妨害する場合。
もうひとつは,妨害の意思を持たずに妨害する場合。

まずは,前者からです。

1.妨害の意思を持って妨害する場合
一部が,妨害の意思を持たない場合と重複します。
では,どんな人が妨害の意思を持って妨害してくるのでしょうか。

(1)競合他社
これは一番わかりやすい例です。
ある意味,もっとも対処が簡単でもあります。
なぜなら,変な感情のこじれがないからです。

例えば,引っ越し。
5社,見積もりを取ります。
そのうち1社に決めたとします。
ということはのこり4社に断りの連絡を入れることになります。
あるいは,4社から
「どうしますか?」
という連絡を受けることもあるかもしれません。

その際に,B社に対して
「A社さんに決めることにしました」
と断ったとします。

その時にB社の担当者は,
「結局見積もりはいくらになったのですか?」
と聞き,
「じゃあ,そこから更に1万円引きますから,ウチにしませんか?」
といった駆け引きです。

この場合,A社にしてみれば,B社は
「妨害の意思を持って妨害する場合」
です。その動機は,B社が自分で契約を取りたいから,となります。

上述の通り,変な感情の絡みがないので,ある意味気が楽です。
通常のセールスやマーケティングにおいて,他社よりも自社を選んでもらうことで,顧客が受けるメリットがあるはずです。それをきちんと伝える,というのが対策となります。

もしそういったものがなければ…まずそれを見つけるところからはじめればいいのです。

(2)同僚や友人の皮をかぶった悪魔
世の中,人口の一定数,謎の存在がいます。
ちょっと考えてみてください。
あなたは,人とギスギスしているのと,仲良くしているのとでは,どちらがいいでしょうか。
きっと,仲良くしているほうが心地良いのではないでしょうか。

ですが,世の中,人とギスギスしているほうが楽な人はいるものです。
人は傷つけ,貶め,蹴落とすべき存在だ…と思う人がいるようなのです。
人…として扱っていいかどうかわかりませんので,わかりやすくここでは仮に「悪魔」と称することにします。

もしそんな人があなたの顧客の周りにいたら…顧客が何か新しいものを買ったとします。
その新しいものを買って,よろこんでいる姿は,悪魔に取ってみれば,不快以外のなにものでもありません。
そこで悪魔は,顧客が買ったその商品をボロクソに貶し,酷評し…さらに悪質なことに,
「そんな同しようもないものを買ってしまったあなたに対して同情しています」
「買ったものを,悪いものだといち早く知らせてあげた」
という善人面すらします。

対処法としては…そんな人と関係を断ち切ってもらうのが一番です。
しかし,中々そうもいかないでしょう。

2.妨害の意思を持たずに妨害する場合。
(1)悪魔を超える存在
上述の悪魔は,人を傷つけ,貶め,欺くことを「意図して」行っています。
そういう意味では,まだ生ぬるいと言えます。
真に邪悪な存在は,この上を行きます。

これが,確信犯です。
ネット等で見る「確信犯」という言葉のほとんどが「故意犯」の誤用です。
念のため,定義を上げておきます。

定義【故意犯】
自らの行為の犯罪性を自覚した上で行う犯罪。またそれを犯す人。

定義【確信犯】
自らの信念に基づいて、それが社会の規範、道徳に反していると判っていても、正しいと思う行為を行うこと。

前者は,「悪いとわかっていて行うこと」です。後者は「自分が正しいと思って行うこと」です。

例えば,人を殺した時に,「人を殺すことは悪いと思っていながらやる」と故意犯です。
確信犯になると,「この人が存在しないほうが,世のため人のため」と心から確信して殺すことです。
さらに行き過ぎると「人を殺してはいけない…という規定のほうが間違っている」とすら思うこともあるでしょう。

ということで話を戻します。
人を傷つけることに対して,何も悪いことはしていない,などと意識すらしないでしょう。
息を吸って吐くがごとく,あなたを傷つけます。

そんな人が顧客の周りにいたら…もうお手上げでしょう。
有効な対策はほとんどありません。
ただ,さすがにレアモンスターだと信じたいところです。

出来る対策は次の場合と同じです。

(2)無意識に人を傷つけるKY
上記の確信犯は,真に邪悪な人ですが…無意識に人を傷つける言動を繰り返す人はいます。
これは,そこまでレアではいので,わりとその辺に出没します。

よくあるのが後出しジャンケン。
顧客がそれ買ったのを知った後に,わざわざ
「それ,あまり評判良くないんだよね」
「それ,もっと安く売ってたのに…」
と,買ったことを後悔させ,不快に思わせる言動を素で吐く人です。

ここで理解してほしいのは,顧客が購入に際して負うリスクとは,金銭的に見合ったものを買えずに損すること,だけではありません。
このような心無い発言で,「買ったことを後悔させられる」ことも大きなリスクなのです。

だからこそ,対策も必要です。

買ってくれた顧客に,二度,三度とセールスするのです。
これは,同じものを売りつける,という意味ではありません。
買ってくれたその商品やサービスがいかに優れていて,いかに役に立って,いかに良い(購入の)決断をしたかを,繰り返し伝えることです。

更に,流れの中で,アップセルできれば言うことはありません。

あなたが,顧客を今よりもより幸せになってもらうためにビジネスをしている…ということであれば,こういった人たちから,顧客を守るのも一つの仕事です。

とはいえ,悪魔や確信犯の退治までは大変でしょう。
また,そこまで出現率は高くありません。
ならば,この心ないKY対策…あるいは,嫁ブロック対策として,何度も何度も,セールスしてあげてください。
決して,あなたから買ったことを後悔させてはいけないのです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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