「あけましておめでとう」が好きになれない理由

「あけましておめでとう」が好きになれない理由

「あけましておめでとう」が好きになれない理由
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ここ数年のことです。
年賀状は一切出さなくなりました。
それにあわせて,年末年始のあいさつも変わりました。

「あけましておめでとうございます」
というあいさつが,何となく心理的抵抗を感じるようになってきたからです。

なぜかはわかりませんでした。
わからないまま,その心理的抵抗感そのままに,年賀状は出さず,
「おめでとうございます」
を言わないように心がけてきました。

もちろん,相手から
「おめでとうございます」
と言われるのは,全く気にしません。
他の方が,別の方に言っているのも気にはなりません。

ただ,私が他の誰かに言うことが,どうにも嫌でした。

ここ数日の間で,ようやく
「なぜ」
なのかがわかってきました。

理由は,非常に身も蓋もありません。
「セールスコピーライター」
だからです。

では,なぜ
「セールスコピーライター」
だから,なのでしょうか。

私自身は,2017年は,不本意な年でした。
もっともっと成果を出せると思いながら…それでも,公私共にいろいろあって,自分の掲げる高い理想と現状とのギャップの大きさを実感する年でした。

だからこそ,年が明けて,
「祝っている場合ではない」
というのが正直なところです。
ただ,それは私の感想であり,個人的なことです。

私に,
「あけましておめでとうございます」
と言ってくださる方にとってみれば,関係のないことです。

私は単に,
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします」
とごあいさつを申し上げる次第です。

では,逆の立場だったらどうでしょうか。

一番シンプルな例として,相手が「喪中」だったら,どうでしょうか。

喪中ではないにしても,ご本人が家族が病気や怪我,事故で苦しんでいるとしたらどうでしょうか。
あるいは,深刻で辛い悩みを抱えているとしたら,どうでしょうか。

暗闇のどん底で苦しみながら,それでもその苦しみを誰にも相談できずに,なんとか笑顔だけは取り繕っている,そんな方かもしれません。

私には,そんな事情はわかりません。
確実に言えることは,
「もしかしたら目の前の方が,苦しんでいるかもしれない」
という可能性が存在する,ということです。

もし,そういった悩みを私に打ち明けてくださるならば,力になれることはあるかもしれません。
ビジネス面であれば,売上アップや集客などの分野で力になれるでしょう。

ですが,それらの悩みではないならば…健康問題や心理的な問題,人間関係…あるいは,法的な問題かもしれません。
それ以前に,そもそも売上の問題にしても,打ち明けてもらわなければ,私はどうすることもできません。

私にできることは,
「私に手を差し伸べてもらえば,売上に関する悩みを解決するお手伝いをします」
とお伝えしつづけることでしょう。

話を戻します。
相手が,悩み,苦しんでいる時に,脳天気に
「あけましておめでとうございます」
と言われたら,どんな気持ちを抱くでしょうか。

私がそこまで苦しんでいるのであれば,
「何もめでたくない!」
と思うかもしれません。

そのような思いを抱かせてしまう可能性があるから,私は,
「あけましておめでとうございます」
というのが嫌だ,ということに気づいたのです。

セールスコピーライターは,セールスコピーを書くのが基本的な仕事です。

そして,セールスコピーは,「お客様に買ってもらえる」ことが目的です。
買ってもらうためには,常に軸は「顧客」であり,「相手」に軸をおいて,コピーを書かなけれなりません。
主語は常に「あなた」であって,「私」は断じてNGです。

この発想が常につきまとった結果…
自分にとって「あけましておめでとう」だから,相手にとっても「あけましておめでとう」とは限らない。
そのように考えてしまいます。

どうすればいいのか。
結果として,行き着いたのが,
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします」
というあいさつです。

考え過ぎ,といえば考え過ぎかもしれません。
日本古来の伝統行事ですから,気にしすぎかもしれません。

「あけましておめでとうございます」
と言って,相手から
「喪中です」
と言われた時に,
「失礼しました」
でいいのかもしれません。

ただ,まだしっくりこないので,
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします」
とごあいさつさせていただくことになります。

つまらない,小さなこだわりかもしれませんが,小さな「言葉遣い」を大切にするのが,セールスコピーライターとしての職業病なのかもしれません。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平


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