コピーライティングでは超えられない壁

コピーライティングでは超えられない壁

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今日は、コピーライターとしては少々忸怩たる思いを抱く内容です。
…とはいえ、クライアントにはぜひとも知っておいて欲しい内容でもあります。

先日、某楽◯ショップにて、とある高級食材のセールがありました。
価格は税込1000円、送料込み。
しかも、2セット買うと、1セットオマケ。3セット買うと2セットオマケ、というもの。

これだけ安く出せる理由は、単純に規格外で出荷できないものだから、というものです。

なかなか魅力的に感じて、買い物かごに入れました。

実はこの食材、久々に食べたい…と思いつつ、スーパーなどで見かけても高いのだか安いのだかわからず、購入は控えていました。
少なくとも、このスーパーの価格よりは1000円であっても高いのは確かです。
実際に量がどれくらい違うのかがわからないので、本当に安いかどうかはわかりません。
それでも、買い物かごにいれました。

残念な話としてはここからです。
このショップのページ。非常に残念な作りです。
とにかく派手…を通り越して、けばけばしいという他ありません。
情報も詰め込みすぎて、ごちゃごちゃしていてよくわかりません。
いくらスクロールしても、ほしい情報が見つかりません。
そしてなによりも…画面の右端が切れていて、実に見づらい。

コピーは、といえば、金額を全面に打ち出す他は、よくわからない擬音語の連続。
派手さを演出する修飾語や形容詞が飛び交います。
ある意味一番ダメなコピーといっても過言ではありません。
さらに…メインのキャッチコピーはありません。

それでも、欲しいと思ってクリックしたのです。

成約率を上げるために、改善すべき4つのポイントがあります。
(1)リスト
(2)オファー(特別の提案)
(3)ヘッドライン(キャッチコピー)
(4)コピー

この4つの順番。それはそのまま成約率に直結します。
すなわち、コピーやヘッドラインは、成約率に大きく影響はしないのです。
もちろん、改善することは大切です。
ですが、コピーやヘッドラインを改善するよりも、オファーを考えなおしたほうがずっといい、ということになります。

リストについては、今日のテーマから外れるので省略します。

今回のこの高級食材。
コピーでもデザインでもなく…ひたすらオファーだけで売っているようなものです。
オファーの内容は、この高級食材を
(1)1000円、税込み送料込みという特別価格
(2)2つ買えば1つオマケ
(3)3つ買えば2つオマケ

というもの。
結局は、コピーライティングはオファーを超えられないのです。
強いオファーは弱いコピーを補うことはできます。
ですが、弱いオファーを強いコピーで補うことはできないのです。

コピーライターとしては、素晴らしいコピーを書いて、どんな商品でも売りさばいてみたい…とは思うものの、それは私だけではなく、どんな凄腕コピーライターでも無理なのです。

実際、ある依頼を受けてコピーを書いたもの、オファーがしょぼい。
もちろん、リリースする前にクライアントに
「これではオファーが弱くて反応が見込めません」
と進言するものの受け入れられず、そのままリリース。
反応率は大惨事となりました。

そのパターンを3回ほど繰り返して、ようやく
「じゃあ、もっとオファーを強くしようか」
という話になったのです。

どんなコピーを書くか。
これは二の次三の次です。
どんなオファーを提示するか。こちらのほうが、反応率に直結するのです。

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