ブラックフライデーの謎

ブラックフライデーの謎

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経済ニュースを毎日のように見ていると…アメリカの情報も耳にします。
…と言っても、日本国内で聞けるような内容なので、大した話ではないでしょうが。

今日は、そんなアメリカのセールの話です。
それは、ブラックフライデー。
11月第4週の金曜を指し、この日から一斉にクリスマス商戦が始まるのだそうです。

…というニュースを見るたびに、不思議に思います。
なんで、11月第4週金曜に一斉に始まるのだろうか。

その前にセールするのはいけないことなのだろうか。

ニュースでも、今年は景気的に、想定以上に値下げしないと売れない…という報道がなされていました。
右に倣え、でみんながセールスするから、価格競争に陥るのでしょう。

マーケティングにおいて、セールに「口実」は大切です。
例えば、誰かの誕生日だったり、創業◯周年だったり…。
そのセールと、その出来事の関連性について、因果関係を追求すると、理解不能になります。
「会社が創業して◯周年だから、セールする」
というのは、冷静に考えて何の理由にもなっていません。
でも、それでいいのです。

だからといって、業界全体が一斉にセールするから、
「乗り遅れたらまずい」
とばかりに、一緒にセールするのは愚の骨頂。
これは、大企業の戦略であって、私達の取る戦略ではありません。

なぜなら、そもそもがセール…すなわち安売りによる価格競争は、資本力がなければできないことだからです。

そのような消耗戦に中小企業を巻き込んで、力技で勝ち抜いていくのが大企業なのです。
そこに便乗させるのが思惑と言えます。

そこで考えておきたいのが、
「それは本当に当たり前なのか」
ということ。

クリスマスが近づくから、セールする。
これは当たり前なのでしょうか。

セール、すなわち安売りをする。
これも当たり前なのでしょうか。

理屈が理由になっていないのですから、なんだってアリでもいいのではないでしょうか。

例えば。
オーストラリアは、日本と季節が真逆です。
クリスマスと言えば、ビーチで水着姿で、サンタクロースを扮するのが基本です。

季節が真逆なら…時期が真逆というのもあっていいのではないでしょうか。
例えば、6月24日に、6ヶ月前フライングクリスマスセール…とか。

これはさすがに行き過ぎでしょうが、発想の枠をひろげる、という例として紹介しました。

では、現実的なところで考えるならどうすれば良いのでしょうか。

はじめからその顧客はその店から買う、という前提を作っておき…その時期がクリスマス、ということであれば消耗戦を避けることが出来ます。

一つの例ですが、継続課金型で、毎月何かが送られてくる、というビジネスがあります。
具体例としては、例えば北海道の美味しい旬の食材が毎月送られてくる、というコースがあったとします。
これであれば、12月に入ったその時点で、決まった価格で販売できますので、消耗戦を避けることができるのです。

個人的には、消費者としてではなくマーケッターとして考えた場合、
「クリスマス商戦=セール(安売り)」
という発想を何とか打破したいものです。

毎年クリスマスの時期にしか売らない、特別なアイテムを定価販売する、というのも一つでしょう。

雑多に書きましたので、まとめます。
いかにして発想を広げて、思い込みを打破するかどうか。
これにつきます。

ビジネスは、守らなければいけないルールもありますが、まもらなければならないように見せかけているルールもあります。
それが思い込みです。

誰もやらないでしょうが、
「クリスマスセールにつき、今ならなんと定価の50%増し!」
とかあってもいいのではないでしょうか。

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