選挙公報からわかるコピーライティングの覚悟

選挙公報からわかるコピーライティングの覚悟

選挙公報からわかるコピーライティングの覚悟
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今度の日曜日は、地元の町議会議員選挙。
とはいえ、都内にいるので不在者投票に行ってきました。

選挙といえば…選挙公報。
どんな立候補者がいるのか、またその候補者の主張がまとめられています。
毎回、これを手に入れては、誰に投票すべきか検討しています。

さて、昨日、役場へ選挙公報を入手しに出向いたら…まだできていないとのこと。
今日ようやく入手です。
すでに不在者投票が始まっているのに、のんきな話です。

さて。
今日はこの選挙公報の話です。
議席定数に対して、立候補者はプラス1人。
つまり、一人しか落ちない話です。
だから、あまり真剣ではないのかもしれません。あるいは、選挙公報の効果など期待していないのかもしれません。

この選挙公報に書いてある内容が、あまりに曖昧模糊としています。
どれも抽象的、漠然としています。
何が言いたいのか、ちっともイメージとして伝わってきません。

なぜでしょうか。
「選挙公報だから」
と言ってしまえばそれまでです。

私は、よくセミナーや、人まで話す機会で「コピーライティング」について説明することがあります。
その時に、よくこんな問いをします。
「漠然としていてつまらない話の代表例といえば、誰だと思いますか?」

その回答例が、「政治家」なのです。
あるいは、「学校の校長」でもいいかもしれません。

政治家や校長の話はなぜつまらないのか。

それは、
「聞き手である自分にとって関係のない話」
だからです。
自分からみて具体性のない、漠然とした話ばかりで、リアリティを感じることがありません。

なぜリアリティを感じないのか。
それは、ターゲットを絞っていないからです。
政治家は「有権者」全員に話しかけています。
校長は「生徒」全員に話しかけています。

「有権者」という人はいないのに、です。
あるいは、「生徒」という人はにないのに、です。

人ではなく「塊」に話しかけているのです。
これでは、聞き手は「自分事」として捉えることはできません。
人事の話ばかり聞いているので…つまらないし、曖昧でよくわからないのです。

この曖昧でよくわからないものの結晶…それが選挙公報です。

「経済の活性化」
ってなんでしょうか。

「福祉の充実」
ってなんでしょうか。

まったく具体性のカケラもありません。
でも、これが仕様なのです。

さらに一歩踏み込んだ話をします。
なぜ具体的な話をしないのか。
例えば、
「町内GDPをあと●%アップする」
「企業誘致目標として、あと●件」
「町の税収をあと●%アップする」
「町内の失業率を●%以下にする」
などと、具体的な数字を出せば、非常にわかりやすくなります。
有権者も、数字を出す候補者に対しては、一定の信頼を寄せるでしょう。
特に、全有権者が曖昧模糊に終始しているのですから、一人だけでも具体的な数値目標を掲げたら…大きな差別化になります。

それでもやりません。
やったら…達成できなかった時に、
「できなかったじゃないか」
と誹られたり、次の選挙で困るからです。

(1)具体的な数字目標を掲げる。
(2)当選したら、その目標に向かって邁進する。
(3)達成できればその成果を掲げる、達成できなければ「●☓のことを実施しましたが達成に至りませんでした。こんどこそ頑張ります」という方針で次回選挙に臨む
という戦略のほうが、支持は集まるでしょう。

それでもやらないのです。

ここに、コピーライティングの一つの学びがあります。
「具体的なベネフィット、そしてその先の素晴らしい未来を提示しない」
というのは…この選挙公報と同じです。

具体的な目標を立てて、達成しようと必死になる気がなく…ただ支持を集めることに終始しているだけです。

覚悟を決めて…返金保証をつけたり、フューチャーペーシングで、望ましい未来をはっきりと宣言する。
これが「コピーライティングの覚悟」です。

そこまでやった時、他と差別化できるのです。

今回は…誰もが差別化しない以上、どんな決め手で当落が決まるのか。
なかなか興味深い話です。

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