起業家として、正しいブームとのつきあい方

起業家として、正しいブームとのつきあい方

起業家として、正しいブームとのつきあい方
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連日、ニュースを賑わしているポケモンGO。
私たちは、このポケモンGOと、どう付き合っていけば良いのでしょうか。

まず、考えなければならないのは、それが「ブーム」なのか「トレンド」なのか、ということです。

定義【ブーム】
ある物が一時的に盛んになること。急に熱狂的な人気の対象となること。

定義【トレンド】
傾向。趨勢 (すうせい) 。ファッションの流行や経済変動の動向など。

例えば、テレビにて、とあるカリスマが「この食材は健康にいい」と紹介したところ、スーパーの店頭から、その食材が消える現象がブームでしょう。
一時的に大ヒットしますが、すぐに醒めます。

ですが、毎週「この食材は…」と繰り返して、その週だけ店頭から消える、これが続くのは、「健康」というカテゴリにおけるトレンドだと言えます。

トレンドは、投資の世界だと、わかりやすくなります。
例えば、円高のトレンド、株安のトレンド、といった表現をします。

では、ブームとトレンドの違いは、どうやって区別すれば良いのでしょうか。
私が意識しているのは、「過熱具合」です。
どれだけ、それに対して過熱しているかどうか。

単純ですが、熱しやすく冷めやすいのが大衆というもの。

これだけ騒がれて社会現象になっていれば…冷めるのも早いのではないかと思われます。

現状では、このまま行けばポケモンGOはトレンドではなくブームで終わるでしょう。
しかも、熱狂具合が凄ければ凄いほど、早く冷めます。

では、ブームからトレンドに以降するかどうかはどう判断すればいいのか。
今は上り調子…あるいは、すでに頂点かもしれません。
単純に上がれば下がってきます。

下がり傾向のある時に、次の一手を打ち、さらに上がり調子になれるかどうか。
これが、ブームで終わるかトレンドで終わるかの違いです。

似たような例では、ライザップなどもあります。
一気に広がったので…このまま行けば、単にブームで終わることになるでしょう。
かつて大ブレイクしたビリーズブートキャンプのように。

一方。
割と息が長いのが、iPhone。
いつの間にかトレンドに以降していました。
4とか5とか、同じ延長上で続いていたら、息の長いトレンドで終わっていたでしょう。
ですが、6プラスで、これまでとちょっと違う路線を打ち出してきたので、このままトレンドが盛り返していくのかもしれません。

さて、トレンドであれば特に問題ないのですが、ブームであれば、私達起業家は、そのブームとのつきあい方を考えなければなりません。

正しいアプローチの例は、充電器の販売でしょう。私はスマホを持っていないのでよくわかりませんが、ポケモンGOは電池の消耗が早いらしいです。
今なら、砂漠で水を売るような感じでしょう。

また、ニュースで見たのですが、韓国の、とある海岸沿いの小さな町で何故かポケモンGOがプレイできるのだとか。
理由は不明です。韓国は、ポケモンGOは正式リリースされていないので、その町だけでプレイできます。
そこで、観光業者がその町までの高速バスツアーを企画。
連日満席なのだそうです。
これも、正しいアプローチだと言えます。

では、何が拙いのでしょうか。

その小さな町の町長がポケモンGOを起爆剤に町おこしをする、などと息巻いていました。
これはダメです。

なぜか。
ブームは去るものです。
必要なのは、低コストとスピード。
特に、それを始めるにあたってまとまった資本がいるようなことはしてはいけません。

町おこしをするならば、予算を割いて議会に承認を受けて…なんてやっているうちに、ブームは過ぎ去っていくでしょう。

では、さらに、もう一段上のアプローチをするにはどうしたら良いのか。
そもそもが、ブームを後から追いかけて小銭を稼いで終わる、というのは、それは「ビジネス」とは言えません。
単なる一発屋です。

ではどうすれば良いのか。
一つは、そこで稼いだ「棚ぼた的利益」を再投資すること。
例えば、これまでは資金的な都合で挑戦できなかった、新たな広告媒体に広告を載せて、反応をためしてみること。
このような棚ぼた的利益がなければ挑戦できないことです。
単に儲けてウハウハで終わったら一発屋ですので、再投資することが大切です。

もう一つは、もう一手先を読むこと。
ポケモンGOの過熱が冷めたら…次は何が流行るのか、あるいは、どうなるのか。
そこを予測して予め先手を打つ用意をしておくのもいいかもしれません。

一番シンプルな、ブームとのつきあい方。
それは、スルーすることです。
個人的には、これが一番健全なつきあい方なのかな、と思っています。
流行り廃りを追いかけるビジネスは、精神的に摩耗して大変です。
周りがどうなっていようと、どこまでも我道を行きつづけて、堅実にビジネスを展開する。

そして、最高の理想は…ブームに乗るのではなく、乗せられるのでもなく、自らブームを巻き起こすこと。

ちなみに。
私だったら…せいぜいブログのネタにするくらいでしょうか。

最後に。
歩きスマホ、運転中のスマホ操作は危険です。
このブログをご覧の方で、そんなマネをする人はいないと思いますが、くれぐれもご注意ください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

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