「嫌い」の中に存在する,学ぶ価値

「嫌い」の中に存在する,学ぶ価値

「嫌い」の中に存在する,学ぶ価値
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朝から夜まで,ずっとセミナーを受講していました。

世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント,ジェイ・エイブラハム氏のQ&Aセッションから始まり…
デール・カーネギーのトレーニングディレクター,石原由一朗氏。
ドラッカー専門のトップマネジメントコンサルタント,山下淳一郎氏。
世界最先端のデジタルマーケッターのジャーマイア・デマレ氏。
最後に,インターナショナルモチベーターの池松耕次氏。
非常に多岐にわたる内容で,ボリュームたっぷりです。

内容はこってり気味です。

では…満足度としてはどうなのか。
正直,かなり低いです。

最初のジェイのセッションですが…Q&Aセッションなので,質問に答える形式です。
これは明らかにジェイの問題ではなく,質問者側にあります。
なぜなら…彼のセミナーDVD教材にある内容と全く同じ事例の質問をしていたからです。
もちろん…答えもDVDと全く同じ。その事例を何度も何度も聴いている身としてはがっかりです。
では,他の人の為になるのか。
質問の内容自体は,ジェイのマーケティング哲学,「卓越の戦略」を土台にした回答なので,この「卓越の戦略」を学んでいない人には「なんのこっちゃ?」という感じでしょう。
非常に愚問です。
(他の質問や回答は非常にすばらしいものでした。念のため…)

デール・カーネギー。
彼のことを好きだ,と言う人は多いのですが,私は大嫌いです。
彼の「人を動かす」という著書は非常に有名ですが,あれを読んで,何か役に立つでしょうか。
非常に崇高で気高い人格を磨く必要性はありますが…あれは私には無理です。できません。
実行に関する具体的な内容もありません。絵に描いた餅です。

ドラッカー。
全く興味ありません。
マネジメント?ナニソレおいしいの?という感じです。
単純に私自身のセルフイメージが,どこまでも「個人事業主」という一人であること。
チームビルディングはまったく考慮にないこと。
…あとは,
「ドラッカーを学んで売上が上がった人はいない」
という意見があるからです。
個人的に統計を確認したわけでもないので,本当に売上がらないかどうか実証したわけではありません。
単に,この意見に共感しているだけです。

ジャーマイア氏。
彼のデジタルマッケッターとしての知見,そして非常に紳士的な振る舞いや態度は素晴らしいものです。
…時間が許すなら,もっと話を聞きたかった。
それこそ,デール・カーネギーとか,ドラッカーなどを削ってでも,です。

そして最後。
アンソニー・ロビンズの薫陶を受けた方の講演です。
私…本物に会ったことはないのでフェアではないのかもしれませんが…
完全に「教祖モデル」といわれるビジネス形態だと考えています。
詐欺師だ,とは言いませんが,私は心の中では思っていますが。
彼の指導を受けた人が成功した場合,その彼の教えと成功が原因と結果に基づいているのでしょうか。
本当に証明できるのでしょうか。
自己啓発の分野で,証明はできなでしょう。

だから,私は自己啓発の分野から離れて,原因と結果が明らかな…言い換えると「科学」と言える,マーケティングの分野に力を入れているのです。

…ということで,今日は半分以上,興味がない,もしくは大嫌いなコンテンツを学びました。
非常に不満足です。

…だからいいのです。
嫌いだからこそ…日頃なら避けてしまうからこそ,これを機会に学ぶきっかけがあってよかったのです。

今回は3日間セミナーの2日目です。
明日は,「営業の神様」と言われる世界的権威,ブライアン・トレーシーが登壇します。
もし…この3日目だけをバラ売りしていたら,間違いなく今日の人たち(ただし海外のマーケッター2人は除く)の話を聞くことはなかったでしょう。
それは確実です。

だから…ある意味,半強制的とはいえ,学ぶきっかけがあったのが良かったのです。
非常につまらないし,眠かったし,大嫌いな内容でした。大した価値も感じませんでした。
でもいいのです。「大した価値も感じない」ということは,多少なりとも価値を感じたということでもあるのです。

私のように,コンサルティングを業務を行っている者としては…その人がどれだけの知識を蓄積してきたかが,決め手となります。
全く同じ内容のアドバイスをしても,その背後にある知識量が,そのままアドバイスに「迫力」が加わるのです。

全くマーケティングを知らない人が,ジェイの本の第1章だけを読んでアドバイスするのと,膨大な知識経験を蓄積した中からアドバイスするのと,結果的に内容が違ったとしても,迫力は別次元です。

そう考えると…もちろん,専門に特化することは必要です。
だからといって…本当に専門に特化しただけでは,深みは出るでしょうか。

嫌いでも,興味なくても,価値を対して感じなくても,それでも触りだけでも学んでおくことは大きな意義があるのです。

正直,何度離席しようか,帰ろうかと思ったでしょうか。
何度パソコンを取り出して作業したくなったでしょうか。
それくらい嫌いでも,興味なくても,価値を対して感じなかったとしても,意義はありました。

食わず嫌い…とはよく言ったものの,食ってみたところで,吐きそうなくらいには嫌だった。
でも体には良かった。
そんな話でした。

明日は楽しんで学べる1日になりますように。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
2〜3通りしか集客法を知らない。
どうしていいかわからない。そんなあなたは,一度こちらをご覧ください。

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